さて、さっそくですが、このブログの目的の英語人格育成というのは、実はまったく高尚な話ではありません。
その証拠に、今回は他の英語学習サイトでは得られない情報として、
ゲームで本気の英語学習(多読・多聴)
を書いてみたいと思います。
一般的に言って、ゲームで英語学習というと、『英語漬け』などの初心者向けの話か『英語物語』などのゲームアプリの話になるかと思いますが、今回は、
本気の英語学習
ですので、英検準1級程度の実力をすでに持っていて、なおかつゲームが大好きなのでゲームで英語学習に興味がある人に向けた内容という、非常にニッチな話です。
〈自分語りの章(情報的には無意味なので読み飛ばし推奨)〉
ちなみに私のゲーマーレベルは、小学生になるかならないかくらいの時に親父がファミコンを買ってくれたことから始まり、中学時代はゲーセンに入り浸り、みんなで東京ディズニーランドへ行ってもアーケードゲームに時間を費やしているような人間で、無職時代は1日10時間は余裕でゲームをしていて、働き始めてからMMORPGであるドラクエ10をやってしまって体調を崩した程度の、
ゲーマーレベル60(out of 100)
くらいではないかと思います。ラスボスクリアに届くかな?レベルです。
歴代所持ハードは覚えている限りでは、ファミコン、スーファミ、ゲームギア、ゲームボーイ、PCエンジンLT、サターン、ドリキャス、DS、3DS、XBOX、XBOX360、XBOXone、wiiU、PS4、switchくらいかと。
今所持しているのは、ドリキャス、XBOXone、wiiU、ドラクエ11と同時に買ったドラクエ11限定PS4、マリオオデッセイと同時に買ったがまだ封を開けてないswitchです。
こんだけハードを持っていながら、今ゲームをするとしたらもっぱらPCです。きっかけは、DTM(DAW)用に買った高性能のデスクトップについでにグラフィックエンジンもつけといたので、興味本位でsteamデビューしてしまったことです。まだ初心者steamerですが、日本でおそらく唯一英語学習という点をメインに追及してゲームを探してるsteamerではないかと。
〈PCゲームsteamについての章〉
現在、PCゲームの世界最大プラットフォームとして、
steam
がかなり勢いがあり、家庭用のPS4、switch、XboxOneとシェア争いをしています。家にPCとモニターがある人はsteamでゲームをやってしまうと、家庭用ハードはあまり必要性を感じません。PCの性能にもよりますが、だいたい家庭用より快適に動きます。
PS4からの移植作品などのハイグラフィックなものはかなり高性能なPCの性能を要求しますが、今回扱う英語に関するゲームはノートパソコンでもだいたい問題なく動きます。結構多くのゲームが日本語化にローカライズされていますが、本家本元が英語だけあって、そこにあるゲームは基本英語です。
〈なぜゲームで英語?の章〉
英語の学習でかなり良いものの一つに
多読・多聴
があります。というかある程度実力がついてきたら、会話のアウトプット、ライティングのアウトプット以外はほぼ多読・多聴がすべてといっていいかもしれません。
私は現代の多読・多聴の方法には、大きく分けて3つあると考えます。
①アナログ型→紙の書籍、ラジオ、CDを使う、従来の方法
②デジタル型→電子書籍、スマホなど、デジタルを駆使した方法
③インタラクティブ型→ゲームやアプリを用いた、インタラクティブな方法
①は落ち着いて自分のペースでどこにいてもできますのでマテリアルの吸収においては基本中の基本でしょう。
②はkindleやiPhone、iPadを用いて効率よくマテリアルを吸収できる方法です。
③ゲームを用いることで、自分の意思を反映させ楽しみながら吸収する方法です。
②と③の大きな違いは、②はあくまでも効率的なインプットであるのに対し、③はインプット中にアウトプット要素を組み込んでいる点です。
ゲームの選択肢
などがその代表例です。
では具体的にどんなゲームがおススメなのか?
〈ゲーム紹介の章〉
おススメするゲームには絶対条件と必要条件があります。
絶対条件:
英語テキストが豊富
英語のテキストが少ないゲームはどんなに面白くても学習の観点からすると時間の無駄です。
その関係で、アクション系や思考系のゲームはすべておススメから外れます。
必要条件:
①英語音声
②面白い
③安い
必要条件は、上記のうち2つを満たせばOKと考えます。
これらの条件を満たすものは、必然的にノベル中心となっていきます。
steamではvisual novelというジャンルです。
ではまいりましょう。
おススメNo.1
ダンガンロンパシリーズ
『かまいたちの夜』やギャルゲーに代表される「サウンドノベル」と、『逆転裁判』の裁判要素が合体して、世界観は『リンダキューブ』みたいぶ狂ってぶっ飛んでいるゲームです(ゲーマーならわかってくれるよね?)。サイコポップというジャンルで呼んでほしいそうです。
もともと日本のゲームが英語にローカライズされたものですが、最初から英語版を意識した作りのため、英語不自然なことはありません。
・1作目の1章の裁判パートです。全部見たらネタバレになるので、15分くらい観て雰囲気だけ
↑日本語音声
↓英語音声
流れは、「サウンドノベル」パートと「裁判」パートがあって、裁判パートは基本すべて英語音声付です。
裁判パートのアクションが少し難しいというかつまらないものがあるのですが、
「相手が言っていることの矛盾や嘘を打ち抜く」という点に、英語理解の素早さも必要とされ、なかなかスリリングです。
たまに聞きなれない単語がありますが、英語自体はそんなに難しくないです。どうしてもついていけなければ日本語で開始してあとから英語に変えることもできます。
テキストが豊富かつ面白く、推理ものとしても一定の面白さがあり、音声も充実し、かつゲームが言葉に関するバトルという点で、
世界一多読・多聴になるゲーム
と言えるでしょう。
steamのユーザー評価Overwhelmingly Positiveとなっており、非常に評価されているゲームであり、シリーズは3作もあり、おまけも豊富なので絶対おススメです。
難点としては、殺人が起きるためグロい描写があるので、そういうのが苦手な人はやめといた方がいいです。ちょいエロな描写もあります。キャラが可愛いです。
おススメNo.2
Doki Doki Literature Club
『アマガミ』などに代表されるのギャルゲー?と思わせといて、これは実はゲームとしてかなり練りこまれているため、ゲーマーほど面白いというか驚くかもしれない話で、ギャルゲーとか関係なしにおススメです。しかもなんせ、
無料
ですからね、freeですよフリー!
ただのギャルゲーと思ってプレイするほどDoki Dokiするかもしれません。
テキスト量は無料とは思えないほど豊富かつ、洗練されています。
詩を女の子たちと交換するのですが、その詩のハンドライティングだけ一部慣れないと読みにくいです。
・滅茶クソウルサイ実況者ですが、ゲームを丁寧に解説してくれてます。15分程度見て退散が良いかと。
コメントできないのがもどかしい作品です。英語のノベルゲーで一番おススメ。声もつけてくれたら最高なんですが、残念ながら音声はなし、日本語化はまったくなしです。
おススメNo.3 2064: Read Only Memories
まさかのファミコンっぽい探偵ゲーです。『オホーツクに消ゆ』?という自分もやったことないかなり古いゲームのオマージュ的作品だそうです。
いまやっている最中ですが、これはなかなか手触りがよく、英語の勉強という観点ではこれだけ触ったものにレスポンスがあると非常に良いといえるでしょう。
ごめんなさい始めたばっかりでストーリーはまだどんなのかわかっていませんので評価不能ですが、英語の多読・多聴という観点からは、かなりハイレベルであることは間違いないです。
・良い声の女性が音読しながら実況プレイしてくれてます。
ロボットなどゲーム内に英語を音声で話すキャラが出てくるところが良いですね。
〈多読・多聴におけるゲーム活用法の章〉
今回は多読・多聴の第三候補として、ゲームを取り上げてみましたが、より良い学習にするためのtipsをいくつか取り上げます。
1、プレイ中は、辞書を引かない代わりにスクリーンショット
プレイ中に辞書を引いていたらゲームのドライブ感が失われ興覚めです。絶対に辞書は引かないべきです。
その代わり、学習要素を高めるために、知らない単語で後でどうしても調べたいものは、PCのprtScrボタンを押して、スクリーンショットを残しておけばよいでしょう。
私はonedriveに自動的にスクショが保存される設定なので、あとでonedriveを共有しているipadなどで暇なときに調べます。
2、たまにシャドーイングしてみる
ダンガンロンパの裁判中など、たまに通してシャドーイングしてみたりして、少し学習の質を上げることでただのお遊びにならないで済みます。教材と違ってかなり過激な喋り方であり外国の声優さんも結構熱い演技なので、英語のイントネーションや感情表現を掴むのにとても良いと思います。我々日本人はどうしてもモノトーンが染みつきまくってますからね。
3、プレイ後に実況者やコメント欄を覗く
ゲームを終えたあとに、そのゲームの実況者やコメント欄みたいなのを見て英語でのやり取りを聞いたり読んだりすることで、英語の世界が広がります。高尚な文学作品などと違うので、簡潔で今使われているラフで生の英語でのやり取りに触れることができます。世界を広げることにこそ言語学習の醍醐味がありますからね。
〈ゲームを活用した学習のマイナス面の章〉
もちろんゲームですから全てプラスとはいきません!
マイナス面としては、ハマってしまうと時を忘れてしまう。かつてドラクエ10で死にかけた経験がありますので、ハマった時の危険性はよくわかります。まさに寝る間も惜しんで状態です。そうなっては学習としては効果が薄れるので気を付けましょう。
他にマイナス面があるとすれば、やはりゲームで使われている言葉ですので、あまり高尚な言葉は身に着きません。じっくりちゃんと文学作品や論文を読む方が、知的財産という点では得るものは遥かに大きいでしょう。
蛇足ですが、英語学習とは離れたものでは、project cars2とかのレースゲーを中心にやっています。もしsteamerの方がおりましたら、フレンドまったくいませんのでなってくださいね。
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