いつも尻切れトンボで終わってしまうので、今回こそは最後まで解説する。
1.黒が先手で黒白交互に打つ。
2.線と線の交点に打つ
3.石から出ている線をすべて塞ぐと取ることができる。取った石は終局後に返して相手の陣地を埋める。つまり相手の陣地が減る。
5.「コウ」というルールがある。(同形反復を避けるためのルール)
6.お互いに打っても得する場所がなくなったら終局。(便宜上、両者がパスしたら終局ということになってる。)
7.陣地の多い方が勝ち
一体みんなどこで躓くのだろうか。
わからない所があったら気軽に聞いてほしい。囲碁民はみんな教えたがっている。
どういう所を解説すればいいんだろうか。
では3の「石から出ている線をすべて塞ぐと取れる」というルールについて詳しく見ていくとしよう。
(図1)https://gyazo.com/b35e5140b63aebf23b3937dd22cf29f1
図1では黒石から4つの線が出ている。この4つの線を(△の位置)全て塞げば取ることができる。
(図2)https://gyazo.com/ea76032040dbee6edfa816bac0edc0dc
図2では6手も手数がかかってしまった。
つまり手数の多い石ほど取られにくい石=強い石となる。
将棋やチェスでは駒によって役割や強さが決まっているが、囲碁の場合はこういった石のつながりや周りの状況によって石の強さや価値が刻一刻と変化していく。
ちなみにこの石から出ている線の事を呼吸点や、ダメ(駄目)と言う。
呼吸してる場所を塞がれたら息が出来なくなって盤上に存在することが出来なくなる、と考えるとわかりやすいかもしれない。
辺や隅の方では手数が少なく取れる。
(図3)https://gyazo.com/950c51c25d544e9938e7cf19f65585b1
辺では3手、隅ではたった2手で取られてしまった。
つまり石の取り合いに置いてかなり不利な地点となることを覚えておこう。
練習問題⇛http://playgo.to/iwtg/jp/P50K-j.html
===
第2回へ続く。
最低限覚えるべき布石とか定石を羅列してくれ
布石 三連星 中国流 ミニ中国流 定石 ツケヒキ定石 ツケノビ定石 星への三々入り定石 この中でも特にマストなのが「星への三々入り定石」。これを知ってると知らないと...
着手禁止点が抜けてない?
ほんまや。サンキュー
その説明だとあたかもパスしてもいいように書かれてるよね。 「交互に打つ」とあるけど、一回の手番に何個石をおいていいかもその文章からは同定できないよね。
パスしちゃダメなの?
パスしていいとは元記事には書いてないよね(元のルールの内容を問題にしてるわけじゃなく、その説明文章の稚拙を問題にしている)。 ルールの文章ってのは難しいものなんだよ。じ...
陣地の定義がよくわからない 端に並べていって一周したら全部自陣になっちゃうってことでいいの?
自分も最初その辺がよくわかっていなくて混乱していたのでその疑問はよくわかります。 その疑問は「石の生き、死に」を覚えることで解けます。 陣地は生きている石に囲まれている...
続き。 着手禁止点 着手禁止点とはその名の通り打てない場所。 囲碁は基本的にどこへ打ってもいいんだけど、打てない場所がある。 打った瞬間に盤上での存在が否定されている地...
石と盤面の隅っこで囲いを作って空きスペースが多かった方が勝ちなのか 石を取った数が多ければ勝ちだと思ってたわ