はてなインターン2018の成果エントリが出た.この記事はインターン生が書いた.
この記事はなんとブクマ数が300を突破した.
ただ,エントリの最初と最後で自分の名前が出ていることからも予想できる通り,この文章を校閲・編集をしたのは自分だった.
自分が良いと思った文章が外で評価されるのは,自分が書いた文章が評価されるのと同じように嬉しいものがあった.
公開される前にも他のエンジニアや広報の人に見てもらっていたのだが,ほとんど指摘点が無かったというのも嬉しいことだった.
ただこのままではダメだとも同時に感じた.
自分は普段は校閲や編集をするわけでは無かったし,それこそ初めての経験のようなものだった.
そんな中どうやったかというと,単に「良いと思えるか」で判断することで行うしかなかった.
完全に「こういう風にすると良いだろう」というのは自身の経験か何かから引き出されていて,それは非常に感覚的なものになってしまっている. そして感覚的であるとともにその感覚の原典が分からないので統一感が保証されない.
保証されないので文が長くなると書くのが本当に難しくなる.
ある程度しっかりした文章では,質を保証しようとするためとにかく時間がかかる.
あまり長い記事を書けていなかったのはそのためで,その記事を書くために取れる時間が十分になかったことが理由になる.
そのため感覚ではない文章にしたルールが欲しくなっている.ルールが有ることで,
- 項目ごとに文章をチェックすることで,チェックが終わった際には品質が保証されることになる
- ルールが明文化されたことで,試行錯誤の時間が減り早くに文章を完成させることができる
文章のルールとしてはlintなどのツールを試してみようとしている.どこまでlintでできるのかという調査をして,もし機械的なチェックが難しいものがあればチェックリストを作って運用する形になるだろう.日本語文章に関する本も必要になってくるのかもしれない.
そういえば昨年末にこんな事を自分で言っていた.
このツイートの「めるさん」というのはこの記事などを書いているWindymeltさんのことである.
この記事以外にも説得力のある文章が多く,自分の文章との違いを考えてみると肉付けが本当にうまいのだと思う.
さっきの話に戻ると,文章のルールを決めるということはゴールではなくて,その結果ストーリーや肉付けに集中できるようになるのが目的である.
文章を書く速度を上げて,文章量を増やし,ルールによって後から品質を保証していくスタイルでこれから少しずつ書くようにしていきたい.
そしてブログの頻度の向上や品質の高い技術記事を出していくことが今年の目標になるだろう.