韓国の国家プロジェクト 「従軍慰安婦マンガ」に 日本のマンガで倍返し!!

2013年8月、韓国がフランスで翌年1月に開催される国際マンガフェスティバルに、慰安婦問題を題材にしたマンガ50本を出品すると発表。それに対抗して、慰安婦問題の真実を伝えるマンガ100本を出品すると決意した藤井実彦氏に話を聞いた。

 

世界最大級の国際マンガ祭で韓国の従軍慰安婦マンガに倍返しで対抗すると決意!

アメリカ各地に「従軍慰安婦と称する少女」の像が建てられるなど、世間を騒がせ、日本人に暗い影を落とす従軍慰安婦問題。
2013年8月、韓国の政府機関である女性家族部が、「日本軍による慰安婦被害者の実情を世界に知らせるため」にマンガを50冊制作し、2014年1月にフランス・アングレーム市で開催される世界最大級の国際マンガフェスティバルに出品・展示すると発表。それを知った日本人の広告事業会社社長、藤井実彦氏は、ひとり立ち上がることを決意した。
「マンガを使って事実とは違う内容を世界に知らしめようとするなんて、一番やってはいけないことだと思いました。マンガで世界に広まれば、小さな子どもだって読む可能性があります。それに、マンガは手塚治虫先生ら先人が発明・発展させた日本の文化。日本が誇るべき技術で史実に反した内容を発信し、日本を貶めるなんて、許せなかったんです」

 

従軍慰安婦の嘘をくつがえす真実を伝えるマンガを

藤井氏は1年ほど前からマンガを使った広告事業などを展開している。元々はそこまで慰安婦問題に関心があったわけではないという。
「2013年3月、朝鮮半島情勢の悪化を受け、マンガで日本人を守ることはできないかと、『韓国脱出マニュアル』というマンガの電子書籍を計画しました。韓国についての書籍を50冊以上読んで勉強し、現地に取材にも行き、6月に出版したんです。それもあって、“従軍慰安婦”が捏造ということは知っていましたが、きちんとした知識はまだありませんでした。そんな中、インターネットのニュースで偶然、韓国の慰安婦マンガ作戦について知ったんです」
真実を伝えるマンガ100冊で“倍返し”しようと決めた藤井氏。マンガのストーリーのために、従軍慰安婦の資料や書籍を読み、勉強会に参加するなどして知識を深めた。
「調べれば調べるほど、“従軍慰安婦”問題は明確な証拠がない捏造とわかりました。従軍慰安婦問題は、吉田清治氏が戦中に韓国で行った犯行として、強制連行や従軍慰安婦について書いた83年発刊の『私の犯罪告白』という本がきっかけです。それを朝日新聞の地方版が記事にし、91年には全国版に掲載され、“従軍慰安婦”という言葉が広まりました。しかしこの本は表現があいまいで信憑性が乏しく、著者もその後“事実ではない”と供述。朝日新聞も触れなくなったのですが、河野談話などもあり、国際社会では今も日本の蛮行とされています。ひとりの老人が書いた嘘だらけの本のせいで、日本が苦境に立たされている。早く真実を世界に伝えたいという思いです」
実際に、従軍慰安婦像が建立されたアメリカの市では、日本人や日系人の子どもが学校でいじめられる事件も多く起きているという。
「それに、マンガフェスティバルが開催されるフランスは日本の文化に対して興味がある方が多く、毎年開催されているJapan Expoも、毎回数十%の勢いで参加者が増えているそうです。そんな親日国の言語で、日本を貶めるマンガを50冊も発表するなんて、本当に許せません」

 

国家 v.s. 個人の戦いに多くの賛同者が集う

韓国の国家プロジェクトに対して個人で戦いを挑むことを決めた藤井氏。賛同者を募ったところ、上智大学の渡部昇一名誉教授、外交評論家の加瀬英明氏、作曲家のすぎやまこういち氏、「沖縄・尖閣を守る実行委員会」代表の惠隆之介氏、月刊「WiLL」の花田紀凱編集長らが同意。賛同者兼マンガの選考委員長には、少年漫画誌などで活躍するマンガ家・さとうふみや氏が就任した。
「プロジェクトの趣旨を説明すると、皆さん“おもしろい”と、賛同してくださいました。別の方を紹介してくださったり、活動やマンガの内容についてアドバイスをいただくなど、慰安婦問題を憂える方々のお力添えには本当に感謝しています」
花田編集長に面会したことがきっかけで、藤井氏の活動は月刊「WiLL」の記事にもなった。同時に出品するマンガのストーリーも考え、ページは完成していった。
「『The J fact』という、全83ページの作品です。知り合いのマンガ家にお願いしたのですが……」

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記事DATA

藤井実彦 

論破プロジェクト実行委員長

1972年、福岡県生まれ。青山学院大学文学部卒業後、大手飲食店店長、営業職などを歴任。現在は㈱エックスブレーンズ代表、ネクストドアー出版/アイコミックス代表としてマンガ広告・出版業など複数の事業を手がける。

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