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勝てる「開発プロセス」のつくり方

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2018/9/28 デブサミ関西 B-7 セッション資料です。

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勝てる「開発プロセス」のつくり方

  1. 1. 勝てる「開発プロセス」のつくり方 ~そのプロジェクト計画、 本当に成功を確信して書いていますか?~ 岡 大勝 株式会社ゼンアーキテクツ 2018.09.12#devsumi
  2. 2. 岡 大勝 @okahiromasa 株式会社ゼンアーキテクツ 代表取締役CEO アーキテクト DKIS ⇒ DEC ⇒ HP ⇒ Rational Software 金融SE ⇒ オブジェクト指向&RUP の導入支援 2003年にゼンアーキテクツを設立 先端技術による”企業のIT投資の最適化”がミッション 2013年 日経BP「日本のトップITアーキテクト」の 一人として選出 NoOps Japan 発起人
  3. 3. 「成功した姿」を 想像できないから、 怖い
  4. 4. 開発プロセス = プロジェクトの見通しをたてること
  5. 5. 1. 「プロジェクトの三態」を知る Know the “3 States of Project”
  6. 6. 物質の三態 States of Matter
  7. 7. プロジェクトは、ある時点は 必ず「3つの状態のどれか」である。 プロジェクトの三態 States of Project
  8. 8. 主なアウトプット
  9. 9. 一般的な工程とマッピング
  10. 10. 会計パッケージの導入 価値探索 Exploring
  11. 11. 新技術を使ったシステム再構築 価値探索 Exploring
  12. 12. 革新的プロダクトのリリース
  13. 13. 2. 実現性トライアングル Feasibility Triangle
  14. 14. 実現性トライアングル =「プロジェクトの成功」を測るための物差し チームと環境 スコープ テクノロジと アーキテクチャ コストと スケジュール 『ディシプリンド・アジャイル・デリバリー(翔泳社)』より
  15. 15. 想定の正しさを知るため、 活動がぶれていないことを知るため、 いつもトライアングルにあてはめてみる。
  16. 16. チームと環境 スコープ テクノロジと アーキテクチャ コストと スケジュール リスク最小化 リスク最小化 リスク最小化 プロジェクトの状態によって焦点が変わる
  17. 17. チームと環境 スコープ テクノロジと アーキテクチャ コストと スケジュール 会計パッケージの導入
  18. 18. チームと環境 スコープ テクノロジと アーキテクチャ コストと スケジュール 新技術を使ったシステム再構築
  19. 19. チームと環境 スコープ テクノロジと アーキテクチャ コストと スケジュール 革新的プロダクトのリリース
  20. 20. チームと環境 スコープ テクノロジと アーキテクチャ コストと スケジュール 革新的プロダクトのリリース
  21. 21. 革新的プロダクトのリリース スコープ 実現性トライアングルを いつも横目に検討を進める
  22. 22. 革新的プロダクトのリリース スコープ MVPを決める 「いけそうだね!」
  23. 23. 革新的プロダクトのリリース スコープ すばやく開発~リリース テクノロジと アーキテクチャ チームと環境 技術は適切か? 体制と進め方は?
  24. 24. 革新的プロダクトのリリース スコープ ユーザーの利用フィードバック テクノロジと アーキテクチャ チームと環境 ユーザーの反応は? 運用は? 次の打ち手は?
  25. 25. 状態によって、適切な進め方は異なる
  26. 26. 要求 分析 設計 実装 テスト 要求 分析 設計 実装 テスト 要求 分析 設計 実装 テスト 要求 分析 設計 実装 テスト 要求 分析 設計 実装 テスト プロジェクト開始 リリース
  27. 27. 要求 分析 設計 実装 テスト 要求 分析 設計 実装 テスト 要求 分析 設計 実装 テスト 要求 分析 設計 実装 テスト 要求 分析 設計 実装 テスト プロジェクト開始 リリース タイムボックス①②
  28. 28. 34 反復型 適応型要求管理 ジャストインタイム コードの共同所有 リソースと納期の 固定Agile
  29. 29. 反復 Iterative ジャストイン タイム Just-In-Time 適応型 Adaptive Lifecycle 価値駆動 バックログ管理 コードの 共同所有 リファクタリング 自動回帰テスト Living Document 安定した アーキテクチャ 継続的統合/ デリバリー アーキテクチャ スパイク ペアプログラミング BDD カンバン イテレーショ ン計画 マルチファンクショナル エンジニア(多能工) リスク駆動 タイムボックス ベロシティ ふりかえり Pull Request インセプション 日次ミーティング 100%専任バーンダウン チャート 自己組織的 チーム リスクリスト ビジョンドキュメント イテレーション デモ ※ゼンアーキテクツがお客さまの現場で実践している主要なプラクティスを表したものです
  30. 30. ウォーターフォール or アジャイル? 日本での実態は?
  31. 31. ウォーターフォール or アジャイル? 日本での実態は? ウォーターフォール アジャイル 91% 9% 474件 46件 日本情報システム・ユーザー協会(JUAS) ソフトウェアメトリックス調査2016 「開発方法論の使用割合調査(新規開発)」より引用
  32. 32. ウォーターフォール vs アジャイル? アジャイルの採用理由 日本情報システム・ユーザー協会(JUAS) ソフトウェアメトリックス調査2015より引用 1. 工期短縮:68% 2. コスト削減:46% 3. 要件抽出が困難:32%
  33. 33. ウォーターフォール vs アジャイル? アジャイルの採用理由 日本情報システム・ユーザー協会(JUAS) ソフトウェアメトリックス調査2015より引用 1. 工期短縮:68% 2. コスト削減:46% 3. 要件抽出が困難:32%
  34. 34. 大前提 どんな進め方をしようが、 作りたいモノが同じ※なら 複雑さの総量は 変わらない
  35. 35. アジャイルとは
  36. 36. アジャイルとは 「暗黙知」の再評価
  37. 37. 暗黙知を活かすために必要なたったひとつのこと
  38. 38. 暗黙知を活かすために必要なたったひとつのこと 「信頼」
  39. 39. 3. Work Together
  40. 40. 知識労働の生産性向上施策 P.F.ドラッカー The New Productivity Challenge / 1991 知識労働やサービス労働における最大の生産性向上施策は、 「賢く働く(working smarter)」こと。 「賢く働く」ための6原則
  41. 41. 知的創造活動 SECIモデル 表出化共同化 内面化 結合化 ExternalizationSocialization Internalization Combination 暗黙知 形式知 形式知 暗黙知 暗黙知 暗黙知 形式知形式知 個人の 共有された その一部が バラバラの 関連づけられた 個人の 組織の 共有された Work Together 腹おち 見える化 関連づける力 野中 郁次郎, 竹内 弘高 The Knowledge-Creating Company / 1995
  42. 42. Agile Manifesto アジャイルソフトウェア開発宣言 http://agilemanifesto.org/ 2001
  43. 43. 1. 「プロジェクトの三態」を知る 2. 実現性トライアングル 3. Work Together
  44. 44. 自分たちの環境で、 自分たちの目標を 実現するために、 どう進めるのがベストか。
  45. 45. 皆で一緒に考え、 動いてみる。
  46. 46. それが、 勝てるプロセスの第一歩。
  47. 47. きょうから 未来を、はじめてみよう。

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