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1:名前消えた◇MkzgWbQUTI
09/16 22:01:53
………此処は屋上。
誰も居ないごく普通の学校の屋上。
僕は虐めを受けている。
虐めっ子から「屋上で待ち合わせだ。」
と言われていた。
多分、金取られるか殴られるんだろう。
僕は綺麗な雲1つ無い空を見上げ、呟いた。
「分からないだろうな。」
と。
僕は屋上にある椅子に座った。
自分に出来ることは無い。
待つだけ。
かれこれ30分は経っただろうか。
やっと虐めっ子メンバー来た。
リーダー的存在 そうた。
副リーダー的な弥太郎。
そしてメンバーのもう一人三朗。
いつもこの三人から虐められている。
僕、健は無言で椅子に座っていた。
すると虐めっ子達は椅子を蹴り倒した。
僕も転ぶ。
それをゲラゲラと笑う虐めっ子達。
「ああん?何俺達が来てるのにお出迎えしねぇんだよ。」
と口を開く。
僕は何も言わない。
面倒なことになるから。
言わない。
「ああん?何か言えよ。」
と右肩を強く殴る。
それと同時に自分の体もなぎ倒される。
右肩を見ると青じみが出来ていた。
「さっさと金差し出せよ。」
と言うと強引に僕のポケットに手を突っ込んだ。
「チッ、これ位しかねぇのかよ。」
と舌打ちをするリーダー。
「ごめんね。お小遣いが少なくて。」
と言い返す。
分かってる殴れると。
案の定、腹を殴られる。
痛い。
それしか考えられない。
虐めっ子達は笑みを浮かばせ帰っていた。
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10:名前消えた◆MkzgWbQUTI
09/17 21:43:09
僕は家の前に居た。
僕は何も考えないまま、家の扉を開いた。
「あら、どうしたの?熱でも出たの?」
と母が聞いてくる。
僕は無言を貫いた。
するとまた母は口を開いた。
「その怪我どしたの?」
僕はその言葉を聞いた瞬間、何かが胸に刺さった。
少し戸惑ったが冷静を取り戻し、僕は喋った。
「ううん、大丈夫。」
何だろうか。
何故、嘘をついた?
真実を今、言えば救われるかもしれないのに。
自分の心の何処かには『親に心配をかけたくない。』という思いが何処に有った。
部屋に着くとベッドに座った。
座ると何だか『涙』が目から流れてきた。
別に___悲しくなんて無いのに_
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11:名前消えた◆MkzgWbQUTI
09/19 20:21:26
翌日_
僕は通常通り学校に行った。
やはり虐めっ子メンバーから呼び出された。
昼休み屋上。という約束だった。
給食時間、僕は外で魔夢と話していた。
ただ、平凡な会話を楽しんでいた。
ふと、校舎の方を向くと虐めっ子メンバーが僕たちを見ていた。
僕は顔を下に向けた。
「ねぇねぇ、どうかしたの?」
と魔夢がさりげなく話しかけてくる。
「あ、うん。何でも無いよ。」
と言葉を返す。
すまない。
裏切らなきゃいけないかも知れない…
「怪しい~。」
と魔夢は僕の顔を見つめる。
「別に怪しくなんてないよ。」
と魔夢に話す。
キンコンカーコン。
と昼休み初めのチャイムが鳴った。
僕はそっと立ち上がり、屋上へ向かった。
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13:名前消えた◇MkzgWbQUTI
09/20 19:14:38
この小説と関係がある曲。
http://m.youあtube.com/?gl=JP&tab=w1#/watch?v=SXf3vVJvN30
あを消してね。
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14:名前消えた◆MkzgWbQUTI
09/20 19:53:42
…………やっぱり虐めっ子達が待っていた。
「ん?やっと来たか。旬。」
虐めっ子のリーダーが鋭い口調で話し掛けた。
「お前、何故裏切らなかった?」
僕は笑みを浮かべた。
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16:名前消えた◇MkzgWbQUTI
09/21 17:15:11
「そんなの決まってるだろ。
魔夢は……僕の友達だからだよ!」
少し間を空け、そうたは口を開いた。
「友達だろうが関係ねぇよ。
俺達の命令は絶対だ。
守れねぇのかよ。しかもよぉこの前は逃げやがってよぉ。
ただで済むと思ってんのかぁ?」
そうたは鋭い口調で話した。
僕は唇を噛み締め、勇気を振り絞り口を開いた。
「君達だってただで済むと思ってんの?」
そう『反撃』したんだ。僕は。
虐めっ子達が焦っているのを見て僕は
更に口を開いた。
「僕がその気になれば君達は人生が壊れる。
まぁ、僕と魔夢は心の傷は深いからね。
それなりの代償を支払うことになるよ。」
と言い終わった瞬間、そうたは溜め息をついた。
「はぁ。
お前調子乗ってんじゃねーぞ?
それなりの代償をすることになる?
てめぇ、ふざけるなよ?
俺ならはお前達を強くする為に虐めっんつーの。
気付けよのーたりん。」
とそうたは話した。
「好き勝手言いやがって…。」
そう僕は呟いた。
「うるせぇ!」
とそうたが叫ぶと虐めっ子達が僕に襲ってくる。
「うっ。」
腹を殴られ、両肩を殴られた。
顔は傷つけなかった。
多分、ばれるからだろう。
虐めっ子達が帰るともう5時になっていた。
多分、学校の人達も心配しただろうな。
と思っていた。
昼休みの後、生徒一名が行方不明だななんて……。
僕は椅子に座り、空を見た。
冬は夜になるのが早いなと感じた。
「寒いなぁ。」
そう呟いた。
そしてうずくまった。
ギィ……
錆びた屋上の扉が開く音がした。
先生か虐めっ子達かな。
と思っていた。
扉の方をみると魔夢だった。
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17:名前消えた◆MkzgWbQUTI
09/22 13:04:58
僕は思わず声を漏らした。
「魔夢…?」
と。
魔夢は表情を変えず、僕の隣に座った。
僕ら二人は静かな寒空で星々を見つめてた。
僕はふと魔夢の顔を見た。
魔夢は楽しそうに星座を語った。
僕は考えた。
裏切れと言われた事を言うことを。
「……打ち明けよう。」
と僕は呟いた。
魔夢は首をかしげてた。
僕が立って話そうとした瞬間、魔夢は口を開いた。
「言わなくて良い。」
「え?」
僕は咄嗟に声を出した。
「私、知ってたんだ。」
「どうして…」
と僕が言うと
「だって虐められっ子同士じゃない。」
と魔夢は笑みを浮かべた。
そう魔夢が言った瞬間、僕は思い出した。
僕には『仲間』が居るという事を。
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18:名前消えた◆MkzgWbQUTI
09/22 19:52:29
ザァァーーー。
と突如、雨が降りだした。
僕ら二人は学校の中へ入った。
僕は息を飲み、口を開いた。
「ありがとう。気付かせてくれて。」
と言った。
魔夢は笑みを浮かべながら口を開いた。
「当然じゃない。」
と喋った。
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20:名前消えた◆MkzgWbQUTI
09/23 14:15:51
僕は何故か泣いていた。
嬉しいんだろうか。
涙が思った以上に溢れ出した。
しばらくの間なき続けた。
泣き止むと、僕はそっと立ち、魔夢に
向かって口を開いていた。
「ありがとう。」
と喋ってた。
その後僕ら二人は下校した。
………………………………………………
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22:名前消えた◆MkzgWbQUTI
09/24 17:29:02
翌日…。
僕はいつも通り学校へいく準備をしていた。
朝御飯を食べると僕は玄関へ向かう。
靴を履くとそっと立ち、キッチンの方へと叫んだ。
「行ってきます。」
「いってらしゃい。」
母からの返事が聞こえると、僕はそっとドアを開けた。
僕は学校まで無我慢夢中に走った。
理由は虐めっ子達よりも先に着きたかったから。
そうすることで、上履き等に悪さをされなくて済むと思うからだ。
学校に着くとやけに学校が騒がしかった。
僕は教室の扉を開けた。
すると皆の視線が僕に移った。
「みんなどうしたの?」
と僕は口を開いた。
僕の質問に返答してくれたのはクラスの学級委員長の田中 結。
「旬君。虐め受けてたんだってね。
それが発覚したんだよ。」
僕は咄嗟に口を開いた。
「何で発覚したんだ?」
結は少し真面目な表情を作り口を開いた。
「魔夢が訴えたんだってね。」
次回へ続く…
次回【最終回】多分だよっ!
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24:名前消えた◇MkzgWbQUTI
09/24 18:16:04
僕はその言葉を聞いた瞬間、魔夢の笑顔が浮かび上がった。
魔夢は一体今、何をしているのか。
僕は魔夢のことで頭が一杯になった。
すると教室の扉が開いた。
堂々と入ってくる虐めっ子達だった。
皆の視線が虐めっ子達に移る。
それに気付いた虐めっ子達は目を逸らした。
学級委員長結は、虐めっ子達の近くへと
歩いた。
「どうしたんだよ。結。」
とルーダーのそうたが口を開く。
「あんた達、虐めてたそうね。」
と結は話す。
「おいおい何だよその話。」
と言い終わると虐めっ子達は僕を睨みつけた。
「騙そうとしても無駄よ。
証拠だってあるんだから。」
「証拠?あるなら出してみろks。」
暴言を吐くそうた。
「これを見なさい。」
と結はある動画を見せた。
「これは魔結が撮影した動画よ。
音声しか入ってないけど。
あんた達よね?」
と結は追い詰める。
クラスは何故か静かだ。
クラスの皆の目線は僕達の方を見ている。
「ああ、そうだ。
しかし、俺らは『虐め』をしているんじゃくてだな、『罰』を与えているんだよ。
旬は絶対ズル休みをした。
だから罰を与えてるんだよ。
だから俺に感謝するんだな。」
とそうたは言う。
僕は思いきって口を開いた。
「あればズル休みじゃない!」
と叫んだ。
そうたは何も表情を変えず、口を開いた。
「じゃあ、何だっていうんだよぉ?」
と鋭い声を発したそうた。
僕が口を開こうとした瞬間、誰かが喋った。
「それは家の用事。」
僕は声の聞こえた方を振り向いた。
声の主は 魔夢だった。
「魔……夢?」
僕は声を漏らしてしまった。
するとクラスの皆が喋りだした。
「おい、話聞いてねぇのかよ。
欠席の時先生が家の用事だって言ってただろ?」
するとそうたは咄嗟に声を出した。
「は?」
クラスの人達は更に口を開く。
「は?じゃねぇよ。」
とクラスが騒がしい中、ガラガラと
いう物音をたて、教室の扉が開いた。
「おやおや、何だか騒がしいと思ったら…」
入ってきたのは担任の先生だった。
「そうた君達。後で職員室に来てもらうよ。」
と先生が言う。
「………はい。」
その後、僕達は職員室へと呼ばれた。
次回へ続く。
次回最終回【ハッピーエンド編】
次回だーよー。最終回は。
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25:名前消えた◆MkzgWbQUTI
09/24 18:54:07
>>24あげ
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26:名前消えた◆MkzgWbQUTI
09/25 19:28:22
その日僕達は職員室に呼ばれ、色々話を聞かされた。
僕は何も怖がることはなく正直に話した。
だって『仲間』の魔夢が居るんだから…。
下校時、僕達2人は二人で帰っていた。
僕は気になっていたことを全て聞いた。
「聞きたいことがあるんだけど…」
と僕は喋る。
魔夢は優しい声で
「ん?どうした?」
と返してくれた。
僕はそっと口を開いた。
「どうして虐めを訴えたの…?」
と僕は魔夢に言うと魔夢は真剣な表情を作った。
「私はね、あるニュースを見たの。
虐めで自殺ってね。
私はそれを他人事のように済ませれなかった。
その時旬が心配になったの。
旬が自殺しないか心配で…心配で…」
魔夢は泣き崩れてしまった。
僕は何も触れず、見守った。
しばらくすると、泣き止み話を続けた。
「だから、勇気を出して訴えたの。
それが私達二人には良いと思って。」
魔夢は僕の方を向き、笑みを見せた。
その日はとても長く僕は感じた。
その後虐めっ子達は態度がすっかり変わった。
優しくなった。
親も僕のことを良く心配してくれるようになった。
僕は嬉しかった。
__________________
コツコツ……。
「はぁ疲れたなー。」
なんて独り言を言う自分。
そのまま無言で歩き続け、二階建ての
一軒家の前についた。
そしてドアノブを掴み、開けた。
「お帰りなさい。」
「お帰りー!パパー!」
僕は世界一幸せだと思う。
ハッピーEND。
感想お待ちしてます。
(iPhone/Nin 3DS)
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