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静岡浜松・有玉小児童 ザリガニ捕まえ歓声
浜松市東区の有玉小学校の三年生約百人が二十八日、授業で校舎近くの水田の用水路の魚捕りを楽しみ、地域の大人と交流しながら地元の魚について学んだ。せき止められた水路には、元から生息するフナやザリガニに加えて、コイや金魚などが放流され、児童たちは歓声を上げながら追い掛けた。 住民が「いくよー」と合図して、用水路を閉ざす網を持ち上げた。今年は豊漁で、児童たちは網の底にたまったコイやザリガニを次々に捕まえ、笑顔でバケツやかごいっぱいに詰めた。橋本泰成(たいせい)君(9つ)は「みんなと協力して魚を捕るのが楽しかった。学校の近くの人と仲良くなれた」とうれしそうに話した。 宅地開発などで自然の遊び場が少なくなり、児童たちの網も新品が目立った。住民がイネの生育を促すために水を抜いた用水路の底に残った魚を捕っていたが、子どもたちにも楽しんでほしいと八年前から毎年、有玉小に水路を開放している。 吉田博子教諭(52)は「五年生からメダカについて学ぶので、地元の生き物を知る良い機会」と感謝した。自治会の小出吉一(よしかず)さん(56)は「地元で思い出をつくってほしい」と目を細めていた。 (糸井絢子) 今、あなたにオススメ Recommended by |
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