秋といったら恒例の昭和記念公園!? ここの所雨続きでなかなかタイミングが合いませんでしたが、昨日(20日金曜)の東京多摩エリアは朝から気持ちのいい青空! ということでお昼前から立川まで出掛けてきました。
久しぶりの抜けるような青空、自衛隊や警察のヘリが群れになって飛んでましたが何かの訓練でしょうかね。(公園に隣接して陸上自衛隊の駐屯地や警視庁の施設があります)
カナールの銀杏黄葉はまだまだこれから/この日のカメラ
立川口側の銀杏並木も徐々に色付き初めていました。入場してすぐのカナール(下写真、奥の方に見えます)はまだまだ緑色でしたが、既に銀杏がたっぷり実っていました。
入場するとすぐにアゲハチョウがお出迎え。そう、今回のお目当てはこの蝶(チョウ)たちです。先日の府中郷土の森のヒガンバナでは、完全に撃沈してしまった花&蝶写真。この日はコスモス畑に集まる蝶を狙ってやってきたのでした。
カメラは2台のOM-D E-M1MarkIIに望遠ズームのM. 40-150mm PROと魚眼レンズのM. Fisheye 8mm PRO。蝶とコスモスと絡めた写真のパターンを考えた際、標準ズームの画角はほぼ捨ててもOKだろうという判断です。
現在(9月15日から10月28日まで)昭和記念公園では「2018 コスモスまつり」が開催中、今は「原っぱ東花畑」のキバナコスモス(レモンブライト)が満開になっていました。
よくあるオレンジのキバナコスモス(マンダリン)とは違う、まるで春の菜の花を思わせる一面の黄色が見渡す限り広がっています。
キバナコスモスのお花畑で蝶を撮る
そんなコスモスの花にはハチやアブの他、様々な蝶たちが集まってきます。まずと黄色いコスモスに薄黄色のモンキチョウ、小さな蝶は意外とすばしっこくて撮るのが難しい……。
やっぱりアゲハチョウは大きくて見応え、撮り応えがありますね。しかしながらこの日、出会えたアゲハチョウはこれっきりでした、うーん残念。
花から花へを飛び回る瞬間を正面から。
モンキチョウは何羽かまとまって飛んでいる姿をよく見かけます。
白っぽいのがメスで、黄色いのがオスでしたっけ。やはりメスの取り合いなのかな?
そしてこの日の主役はこのアオスジアゲハ。あまり数はいませんが、決まったコースをぐるぐると回遊しているらしく、比較的遭遇率は高かったです。
まずは望遠ズームレンズを使い連写で狙っていきます。それなりに大きくて目立つ蝶なので、花に止まってくれたらまあまあ撮りやすいかな……? それでもボツ写真だらけだったので、まだまだ下手くそです。
アカタテハやキタテハの姿もよく目にしますが、個人的には「オレンジ色っぽい蝶」として識別せずに撮っていたような気がします(笑) 写真で見ると全然違うんですけどね。
Fisheye PROで蝶に寄って撮るチャレンジ
望遠でアオスジアゲハの回遊を狙いながら、合間に魚眼レンズとE-M1 MarkIIのプロキャプチャーモードを使い、蝶が花から飛び立つ瞬間を狙っていきます。できればギリギリまで寄って「魚眼マクロ」っぽい写真を撮りたいのですが、これがまあなかなかに難しい……。
設定値はシャッター速度早め(1/1000以上)、絞り気味(F8〜)、その分感度は上げ目(ISO800〜)で…… しかしそもそも花に止まった蝶に近づくことが難しい(笑) こうして写真を見るともっと絞って、被写界深度を深くしても良かったかもしれません。
唐突なトンボ。交尾中のアキアカネ、飛び立つ瞬間は撮れませんでした……。
プロキャプチャーは無駄打ちが多く書き込み待ちで手返しが悪いので、結局魚眼でも「寄って連写」の方が歩留まりがいいかも。ピントを外してしまったけどモンキチョウのペア。
これはそこそこピンが来ているかな。
キタテハ。魚眼レンズで撮っているので、かなりの確立で構図内に太陽が入ります。
当初は全く近寄らせてくれなかったアオスジアゲハですが、何度も遭遇しているうちに慣れたのか、魚眼レンズでも撮れるぐらい近づけるようになってきたかも……? でも、羽根が欠けててさっきの子とは違う個体のようですね。
太陽が画面の中心に綺麗に入りました。正直、蝶を追うのが精一杯で太陽の位置まで気が回っていません(構図内に入れることだけは意識していましたが)。
ラストは太陽を背に羽根を透かしたアオスジアゲハ。一応、この日のベストショットかな? もちろん狙ってこのタイミングは撮れないので連写で追いかけたラッキーショットですし、そこそこトリミングをしているので魚眼の歪みも控えめになってしまっています。
蝶撮りは難しいけどおもしろい!?
以上、今回は初めて蝶を主題として積極的に狙ったコスモス写真に挑戦してみました。結構集中して撮影していましたが、暑さもあり2時間弱で集中力が切れてこのような結果です。
なんとかそれっぽい写真は撮れたものの、目指していた写真にはぜんぜん及ばない状況……。実際、魚眼レンズでの撮影は恐らく朝から1日頑張ってみて、納得行く写真が1枚撮れるかが怪しいぐらいかもしれません(技術はもちろんのこと、運もありますし)。
今回はあくまでさわり程度の撮影でしたが実際に挑戦してみて、かなり楽しむことができました。虫の撮影も沼の深そうな世界ですが、機会があればこれからも積極的に挑戦してみたいと考えてます。山でのスナップと違い、完全にソロかつそれなりに時間を作らないと行けないので、もっと近所に気軽に狙える蝶スポットがあるといいのですけども……。
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