仕事帰りにちょっと一杯――。それは、せわしなく働くビジネスパーソンにとってこの上ない息抜きタイムだろう。しかしお小遣いには限りがあるし、たまには仕事を忘れて独りで飲みたいときもある……。
そんな願いを持つ人たちにオススメしたいのが、近ごろ定着してきた飲食チェーンでの“ちょい飲み”だ。各社が展開しているさまざまなちょい飲みサービスの中から、帰り道に「とりあえずビール!」といった感じで気兼ねなく立ち寄れそうな5つを選んでみた。予算千円で酔える「せんべろ」を目指して巡り、筆者の独断と偏見によるせんべろ度をつけてみた。
サクッと飲んでお腹も満たせる「吉呑み」
まずは定番の吉野家だ。牛丼でおなじみの吉野家では、一部店舗で17時から「吉呑み」と称してビールなどのお酒やおつまみ類を提供している。スマホアプリを使って少しオトクに飲める「デジタルボトルキープ」を利用できる場所もある。
筆者が注文したのは380円の生ビールと、ふだんはご飯と一緒に食べている330円の牛皿(並)。訪れたのは夕飯どきで、まわりのお客さんがご飯ものをかきこんでいる中、ビールとおつまみを頼んでカウンターで一杯やっているのは、ちょっとだけ気恥ずかしい。
ご飯なしで牛皿のみを頼むと、いつもより味が濃厚に感じられ、こんなにも塩っ気があったのかと感じられる。しかしビールのお供としては、これぐらいの味つけのほうが酒がすすみやすくてちょうどいい。ちょい飲みのおつまみとしてうってつけだろう。ほかにもおつまみとして定番の、お新香やキムチなどが注文できる。
吉呑みの魅力は、注文するとすぐに出てくるスピード感。ビールもおつまみもすぐ出てくるので、店に入ってサクッと飲んですぐほろ酔いになりたいならオススメだ。もちろん、ご飯ものを注文して夕飯がてらに「ちょっと一杯」といった選択肢もアリだ。
せんべろ度 ★★★★☆