URL共有に役立つURL短縮サービス7選
- 2018年8月13日
- ニュース
この記事は、2017年9月22日に公開された記事を再編集しています。
URL をホームページやメールに掲載する際に、文字列が長すぎて見た目にもわかりづらくなってしまったという経験はありませんか?
パラメーターを追加したことで1つの URL が数百文字もスペースをとってしまい、デザインが崩れてしまったこともあるかもしれません。
そんな時に便利なのが、 URL 短縮サービスです。
今回は、 URL 短縮サービスを利用するメリット・デメリットと、7つのサービスをまとめて紹介します。
URL 短縮サービスは無料で手軽に利用できる一方で、文字列から元の URL を推測されてしまったり、サービス終了に伴い リンク 切れになってしまったりといったデメリットも存在します。メリット・デメリットも理解した上で、上手な活用方法を見つけていきましょう。
追記(2018/04/03):2018年3月30日、 Google は同社の URL 短縮サービス「 Google URL Shorter」のサービス終了を発表しました。同年4月13日から匿名 ユーザー の利用が停止され、翌年3月30日以降は完全に新規作成ができなくなる予定です。
URL 短縮サービスとは
URL 短縮サービスとは、 URL を自社の データベース に保存し、そのデータに応じて少ない文字数の URL を発行するサービスです。
例えば、上記の画像では「 Google URL Shortener」というサービスを利用することで、もとの URL に比べて半分ほどに短縮された URL に変換しています。
参考:
短縮URL|ITpro
URL 短縮サービスを利用するメリット・デメリット
Twitter など文字数制限のあるSNS投稿に便利
URL 短縮サービスを利用すれば、同じホームページにリンクする URL であっても、元の URL より文字数が減らすことができます。そのため、 Twitter のような文字数制限のあるSNSへの投稿やシンプルに表示したい際に役立ちます。
また、利用する URL 短縮サービスによっては、 リンク のクリック数を手軽に計測して解析しやすくしたり、同時にQRコードを作成できたりする場合もあります。
URL 短縮サービスが終了してしまうこともある
一方で、 URL 短縮サービスには、以下のデメリットがあることを認識しておきましょう。
・
URL
短縮サービスの終了に伴い、短縮
URL
と元となる
URL
の結びつきがなくなり、
リンク
切れになる可能性がある。
・
URL
から
リンク
先がわからないため、危険なWebサイトだとしても判別できない。
・短縮の法則性から、他の
ユーザー
に元となる
URL
を推測される可能性がある。
中でも、サービス終了に伴う
リンク
切れはリスクでもあります。
実際、2017年9月29日にサービス終了した「p.tl」では、880万件以上もの短縮
URL
が
リンク
切れになると報じられました。また、
Google
の
URL
短縮サービス「
Google
URL
Shortener」もサービス終了を発表し、他のサービスを利用するよう呼びかけています。
参考:
URL短縮サービス「p.tl」が終了へ--880万件以上がリンク切れに|CNET Japan
URL 短縮サービス
URL
短縮サービスは大手企業が運営しているものから、個人が作成したものまであります。
短縮における法則性や、
リンク
クリック数の計測機能に違いあるので、自分に合ったものを選択しましょう。
1.bit.ly
「bit.ly」では、ホーム ページ 中央に URL を入力するだけで以下のような URL が発行できます。
例)http://bit.ly/●●
アクセス解析機能も提供されており、短縮した URL を何人の人がクリックしているかといったデータを確認できます。また、有料プランを利用すれば、自社独自のドメインを設定も可能です。
2. Google URL Shortener
「 Google URL Shortener」は Google が提供しているルールであり、無料で発行できる Google アカウント があれば誰でも利用できます。
以下のような短縮 URL を発行ができます。
例)https://goo.gl/●●
しかし、記事冒頭でも説明している通り、 Google URL Shortenerは2018年3月30日に終了を発表しています。今後はリンクの作成ができなくなりますので、 Google 以外の URL 短縮サービス利用がおすすめです。
3.URX.NU
「URX.NU」は日本語に対応した
URL
短縮サービスです。
Google
マップと連携しており、住所を入力するだけで
Google
マップの短縮された
URL
を発行できます。
例)http://urx.blue/●●
短縮した
URL
を発行すると同時にメンテナンス
URL
が発行され、
リンク
のクリック数をチェックできます。
また、
URL
を表現したQRコードも同時に作成されます。
4.TinyURL
「TinyURL」では以下のように URL が短縮されます。
例)http://tinyurl.com/●●
また「tinyurl.com/」以下に独自のドメインを設定することができます。
アクセスの解析やQRコードの発行はできないので注意してください。
5.Tiny.cc
「Tiny.cc」では以下のような短縮 URL を作成できます。
例)http://tiny.cc/●●
無料プランでも短縮
URL
の発行のほか、QRコードも同時に発行されます。
企業向けの有料プランであれば独自のドメインを設定することが可能です。
6.is.gd
「is.gd」では、以下のような短縮 URL が発行できます。
例)https://is.gd/●●
シンプルな画面が特徴であり、画面中央に URL を入力して1クリックで短縮された URL が表示されます。短縮 URL に続けてQRコードも作成できます。
7.Bit.do
「Bit.do」では以下のような短縮 URL を発行でき、「bit.do/」以下に独自のドメインを設定もできます。
例)http://bit.do/●●
また、アクセス解析のためのツールも提供されており、短縮 URL と同時に発行される URL あらチェックできます。QRコードも発行されます。
参考:
主なURL短縮サービス14個の長所と短所(その1) | Moz - SEOとインバウンドマーケティングの実践情報 | Web担当者Forum
まとめ:デメリットも踏まえて最適な ツール を選ぼう
URL 短縮サービスは、 リダイレクト という機能を使って、サービス元が保有している URL の情報を提供するという仕組みとなっています。そのため、サービス終了に伴い リンク 切れになってしまうリスクや、サービス元がリンクの情報を流出してしまう危険性があることを承知しておきましょう。
また、 URL を短縮することで危険なWebサイトだと判別できないため、サービスが悪用されている可能性があります。悪用が続くと、 ユーザー から通報され、サービス自体の利用が難しくなるというリスクもあるので注意しましょう。
今回紹介したサービスはすべて無料で利用できます。デメリットを踏まえた上で、自分にはどのツールが最適か考えて活用しましょう。