9月21日に発売されたiPhone XSとiPhone XS Maxは、発売後5日間の時点で、昨年のiPhoneと同等の売れ行きを見せていることが、家電量販店などの実売データから分かりました。
家電量販店などの実売データを集計
市場調査会社BCNが、全国の家電量販店やネットショップから収集したPOSデータをもとにした実売台数から、iPhone7以降の発売後10日間の販売動向を比較したデータを公表しました。
iPhone7の発売日である2016年9月16日の販売台数(予約分を含む)を「1.00」として累積販売台数を比較すると、iPhone7は発売2日後に「1.88」、3日後に「2.64」、10日後に5.19と堅調に伸び続けています。
昨年のiPhone Xは、発売日には1.05でiPhone7を上回りましたが、在庫が不足したため、その後の伸びが鈍化し5日後で1.90、10日後で2.88となりました。
iPhone8/8 Plusと同等の売れ行きだったiPhone XS/XS Max
今年の新型iPhone発売日の販売台数は、iPhone XSは0.44、iPhone XS Maxが0.28と、初日は昨年のiPhone8の0.47、iPhone8 Plusの0.22に近い台数が売れています。
そして発売5日後ではiPhone XSが1.64、iPhone XS Maxが0.83となり、いずれもiPhone8/8 Plusに近い販売台数となっています。
BCNは、最新スマートフォンが高価である一方、従来の販売補助が制限されている状況から、iPhoneの価格面での優位性は崩れており、低価格で高性能なiPhone SEの後継モデルが投入されないと、Appleのシェアが低下するだろう、とコメントしています。
発売後最初の週末、ランキングトップ10は全てiPhone
Appleは以前、新型iPhone発売後にむかえる最初の週末の販売台数を発表していましたが、2016年のiPhone7/7 Plus以降、発表を取りやめました。
BCNによると、iPhone XS/XS Max発売後最初の週末で連休最終日となった9月24日のスマートフォン実売台数ランキングでは、トップ10をiPhoneシリーズが独占しました。ただし、トップ3は大手キャリア3社のiPhone8が占めています。
- iPhone 8 64GB (au)
- iPhone 8 64GB (NTTドコモ)
- iPhone 8 64GB (ソフトバンク)
- iPhone XS 256GB (au)
- iPhone XS 256GB (ソフトバンク)
- iPhone XS 64GB (ソフトバンク)
- iPhone XS 64GB (au)
- iPhone XS 256GB (NTTドコモ)
- iPhone XS Max 256GB (au)
- iPhone XS Max 256GB (ソフトバンク)