2018.9.28 REPORT
筆者にとって初めての『パワプロ』のリアルイベントとなった、東京ゲームショウ2018 KONAMIブースで開催された「eドラフト会議直前エキシビジョンマッチ」。
シブゲー編集部からプレス入場枠をひとつ強奪……もとい、お譲りいただいてまで参加したのは、eBASEBALLの興行としての魅力を確認したかったからだ。
試合の模様は公式サイトでもまとめられると思うので詳細には触れないが、選手たちは “エキシビジョン” という言葉の意味を完全に無視したガチ試合を繰り広げた。
選手たちが意気込むのも当然だ。
試合はオールイースト、オールウエストに分かれて3対3形式で行われたのだが、各チームの監督として元メジャーリーガーの岩村明憲氏とリーグ制覇監督の真中満氏が指揮についたのだ。
ましてや選手たちは、1週間後にはドラフトにかかる身。ここでのアピールひとつで、希望球団に入れるかどうかが変わるかもしれない。ドアラの存在感に食われてる場合じゃないのだ。
エキシビジョンマッチに参戦したのは、さんらいく選手、たいじ選手、マエピー選手、てぃーの選手、イッキー選手、じゃむ~選手の計6名。
36名のドラフト候補選手のなかからエキシビジョンマッチのために招集されたこの6名は、いずれもeドラフトの注目選手とみて間違いないだろう。
なかでもこの日、初見の観客にもキャラクターを印象付けた3名の選手をご紹介したいと思う。
まずは、じゃむ~選手。あの会場にいた人ならば「メジャーの人」といえばもう連想できるはずだ。メジャーといっても、現在『パワプロ』アプリで絶賛コラボ中の野球漫画「MAJOR」ではない(注:筆者の露骨なKONAMIへのアピール)。物の長さを測るメジャーだ。
じゃむ~選手いわく、「モニターと自分の距離は80~90センチが妥当」。スポーツ漫画のデータキャラが現実に現れたかのような発言だ。
そのうち「ツースリーでアウトローにストレート投げる確率……87%」とか言い出して、対戦相手を圧倒をするのではないかと密かにワクワクしている。
それは冗談としても、イチロー選手のルーティンや前田健太選手のマエケン体操のように、出番の前の特徴的な所作は記憶に残る。
ご本人にプロモーションの意図はなく不本意かもしれないが、eBASEBALLも興行だ。観客に印象付けたという面で、eドラフト会議前のアピールとしては成功といえるのではないだろうか。
たいじ選手については、会場にも追っかけのファンが来場するほどの知名度をすでに持っている。
ただ、その実績を知らない観客からしても「『パワプロ』歴2ヶ月でプロデビュー」というのは強烈なキャッチコピーだった。
他種目の実力者が殴り込んでくるという構図も、スポーツ漫画では定番の展開。現実のプロスポーツの世界でも異種格闘技戦という言葉があるように、他種目のプロが乗り込んでくるのは熱い展開だ。
既存の『パワプロ』プレイヤーにとっては、いわば「黒船」。
その黒船がチーム戦のなかとはいえ、2017年度チャンピオンのまえぴー選手と対戦する構図はまさしく漫画的展開だった。
結果は互いに零封と、個人戦としては引き分け。しかし、この戦いをもってオールウエストの3点リードの逃げ切り勝利が決まり、たいじ選手はきっちりとクローザーの役割を果たした格好となった。
あえて辛辣に言ってしまえば、チャンピオンはチームがビハインドの場面で『パワプロ』歴2ヶ月のプレイヤーから1点も奪えなかったのである。
たいじ選手が実績だけではない実力を証明し、ゴールデンルーキーとして躍り出た瞬間だった。
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