Oracleは2018年9月25日(米国時間)、「Java SE(Standard Edition)11/JDK(Java Development Kit)11」の一般提供を開始したと発表した。Java SE 11(JDK 11)は、「TLS 1.3」「HTTP/2」をサポートし、開発生産性を高める多数の改良が加えられているという。
Oracleは2017年に新しい6カ月ごとのリリーススケジュールを発表している。JDK 11は、このスケジュールに従った最初の「長期サポート(Long Term Support:LTS)」リリースだ。OpenJDK CommunityとJCP(Java Community Process)を通じて、Oracleのエンジニアと世界のJava開発者コミュニティーのメンバーとの幅広い協力によって開発された。
Java SE 11はOracleの長期サポート(LTS)の適用対象であり、Java SE 8を利用する企業は、Java SE 8の商用サポートが切れる2019年1月までに、自社のビジネスニーズに合わせて移行する必要がある(個人ユーザーのサポートは2020年12月まで)。Java SE 11のセキュリティとバグ修正アップデートは2026年まで提供される。
Java SE 11の主な新機能は以下の通り。
なお、Oracleは、企業全体でのJava SEのインストール、更新、アップグレードを管理できる有償のサブスクリプションサービス「Oracle Java SE Subscription」を提供している。セキュリティアップデートなど、企業がJava SE 11のサポートを受けるには、同サービスを契約する必要がある。
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