ネバダ州リノの郊外にあるTeslaの工場「Gigafactory 1」は、同社の電気自動車(EV)への需要を満たすべく、バッテリパックをフル稼働で生産しているが、かろうじて供給不足を免れている状況だ。しかし、Bloombergの記事によると、Teslaとバッテリ生産で提携するパナソニックは、同社が乗り出せば、生産能力を合計35GWhに増産し、ボトルネックの解消を後押しできると考えている。
パナソニックは、Gigafactoryの増産支援として、2018年末までに生産ラインを3本追加する計画だった。しかし、パナソニックの自動車部門を統括する副社長の伊藤好生氏はインタビューで、Teslaが現在置かれている状況を勘案し、パナソニックはこの生産ライン増強計画の前倒しを進めていると語った。
より一般的な18650規格(直径18mm、高さ65.0mm)のリチウムイオン電池を使っている「Model S」や「Model X」に対し、「Model 3」はより大きな新しい独自のセルを採用している。Model 3自体も生産数は増えているものの、Teslaが以前掲げていた数字にはまだ程遠い。当初は2018年に設定されていた1週あたり1万台という生産目標は、同社の最高経営責任者(CEO)を務めるElon Musk氏によって2019年に延期されている。こうした事情から、3万5000ドル(約395万円)のModel 3をわれわれがいずれ目にすることがあるとしても、この量産体制が整うまではなさそうだ。
Bloombergによると、TeslaはGigafactoryの生産能力の30%を使って「Powerwall」などの蓄電池システムを製造する計画だったが、現在はEVのバッテリ需要を満たすために、生産能力を限界ギリギリまで振り絞らなければならない状況だという。将来的に第2のGigafactoryが稼働すれば状況は変わるかもしれないが、当分な大きな変化は望めないものとみられる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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