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浅尾に続き…岩瀬、荒木も引退 黄金期支えたレジェンド

2018年9月27日 紙面から

ファンフェスタで笑顔で場内を一周する荒木(左)と岩瀬=2017年11月25日、ナゴヤドームで(布藤哲矢撮影)

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 中日の黄金時代を支えたレジェンドたちが、今季限りでユニホームを脱ぐことを決断した。絶対的守護神として前人未到の通算406セーブを挙げ、通算999試合に出場してきた岩瀬仁紀投手(43)と、鉄壁の守備と快足を武器に通算2041安打を放った荒木雅博内野手(41)が現役を引退。28日から始まる阪神3連戦(ナゴヤドーム)が、投打の名球会選手たちを本拠地で見られる最後の機会になる。また、名セットアッパーの浅尾拓也投手(33)は26日、ナゴヤドームで引退会見を開いた。

 6年連続Bクラス決定が現実になりつつあるいま、中日が誇るレジェンド2人が重い決断を下した。生え抜き野手では球団最長となる23年目の荒木、そして現役最年長である20年目の岩瀬がそろって今季限りで現役を退く決意を固めた。この日ナゴヤドームでは、若手選手によるピックアップ練習が行われたが、ベテラン2人はもちろん免除。それぞれ最後の戦いに向けて、英気を養った。

 荒木は25日のヤクルト戦で44試合ぶりにスタメンフル出場すると2安打、1打点と相変わらずの勝負強さで見せ、「まだ延長10回まで走れる体力はあるね」とにっこり。岩瀬は通算1000試合登板の金字塔に王手をかけており、「最後まで精いっぱい投げたい」と、記録達成に力を振り絞る。

 昨年、岩瀬は米田哲也が持っていた通算949試合登板の日本記録を更新し、今季投手陣でただ一人、開幕から一度も抹消されることなく45試合に登板。阪神3連戦中に1000試合目のマウンドに上がることは確実だ。また、入団時の監督で今年1月4日に他界した恩師、星野仙一さんの名前にちなんだ1001(センイチ)試合まで投げる可能性も十分ある。

 入団した1999年から15年連続50試合以上に登板した鉄腕は、2004年にセットアッパーから抑えに転向。絶対守護神として君臨した。2005年には当時のプロ野球記録を更新する46セーブを挙げるなど、5度のセーブ王に輝いた。左肘痛で15年は1軍登板なく、一度は引退を覚悟しながら、昨年は50試合に投げカムバック賞を受賞。今季は2勝0敗2セーブで防御率4・81だったが、「戻ってきた感覚はない。数字がひどい」と、自身の成績に納得していなかった。

 

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