Oculusは、アメリカ・サンノゼにて開催中のイベントOculus Connect 5の基調講演にて、新たな一体型VRヘッドセット「Oculus Quest(オキュラス・クエスト)」を発表しました。発売時期は来春(2019年春)を予定しており、価格は64GBモデルが399ドル(約45,000円)。PCやスマートフォンを使わずに、身体や手を動かすことのできる没入感の高いVR体験が可能となります。
一体型VRヘッドセットOculus Questとは?
Oculus Questは、開発コードネーム「Santa Cruz」と呼ばれていたプロトタイプの製品版です。前面四隅にある4つのカメラを使い、6DoFと呼ばれる上下左右前後への移動を含んだトラッキングが可能となるほか、付属のハンドコントローラーのハンドトラッキングも6DoFで行います。
OculusはPCやスマートフォンを使うことなく、装着するだけでVR体験ができる非常に手軽なデバイス「一体型VRヘッドセット」として、すでにOculus Goを発売しています。しかし、Oculus Goには6DoFでのトラッキングは搭載されておらず、Oculusの製品ではPC向けのOculus Riftなど、ハイエンドなVRデバイスのみが搭載していました。今回のOculus Questにはこの6DoFのトラッキングが搭載され、ケーブルレスかつ体験が手軽な一体型VRヘッドセットでのリッチなVR体験が実現することになります。
なお、明らかになっている解像度は、片目1600×1440とこれまでのVRヘッドセットの中でも最高クラスの解像度を誇ります。また、レンズの移動を調整するためのIPD調整機能が搭載されています。
https://www.youtube.com/watch?v=4AvXOlcFmPU
https://www.youtube.com/watch?v=xwW-1mbemGc
また、Oculus Questはローンチタイトルとしてスター・ウォーズの新作「Vader Immortal エピソード1」や「Robo Recall」など50以上のソフトウェアを予定しているとのこと。価格は64GBモデルが399ドルと発表されています。メモリのバリエーションによりモデルが複数用意されているのかどうか、また日本での発売などについては不明です。
Mogura VRではOculus Questの情報を引き続きお伝えします。