彼らのルネサンス   作:ノイラーテム
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船上探索行

●川を睨むモノ

「川船…か」

 モモンガは手に入れたばかりの地図を眺めながら、獣型モンスターの解体場で見付けたモノに付いて考察する。

 

「この二つから考えられることは川沿いに本命の拠点があるということ。利用者は異形種ではない可能性が高いこと」

「候補は川上と川下」

 シズは一般論を出して相槌を討ち、モモンガの思考整理を助ける。

 もう一つの可能性に口を出さないのは、異形種に関してモモンガほどの知識を持たない為だ。

 

「どちらにもメリットとデメリットはある。川上にある湖近辺には死霊都市があり、安全地帯を作れば研究の邪魔をされることがない。川下ならば…」

「誰かに任せて居ても大量に輸送可能」

 モモンガは頷きながらトントンと指で机を叩く。

 キマイラとあの場所を用意したのがタブラである可能性を追求するならば、川下であって欲しい。少量であれば転移やゲートで移動できるので、自分で細々と研究するなら川船など必要無いのだ。川上に人には見せられない研究室を作ること自体はありえそうだが船など必要無い。

 

(もしタブラさんが誰かに任せて居た場合、信頼に足る人物を探せる程の時間が経って居ると言うことになってしまう)

 その場合は、ライトノベルで聞いたことのある『異世界転移では僅かな到着時間の差で、現地時間がズレる』という話を大幅に超えてしまうのだ。

 少なくとも数十年単位になってしまい、他の強者との戦闘を考慮すれば、もう一度出会える可能性が大幅に減ってしまう。

 だからこそ今居る都市に居たという錬金術師のことを詳しく調べるのが恐ろしいのであり、逆に言えば、それだけの時間が経ったのであれば納得が出来てしまうのだ。

 

「川下の場合はこの都市と沖合の島だろうから先に調べたいが、地下にある場合は魔法での探査が必要だな。街中で理由も無く魔法を使う訳には行かない」

「どうみても不審者」

 友人ともう会えない可能性がある。

 その事実を認められないモモンガは、あえてタブラである場合におきる幾つかの考察を放棄した。彼が何かして居るなら出逢えるだろう、潜伏して居るから見つからないのだと無理に自分を納得させて次の案に移行する。

 

「シズ。尋ねるが川船に乗ったまま沿岸を調べることができるか?」

「条件に寄り可能。最低限でも接岸距離に近づく必要アリ」

 飛行しながら不可視化を掛け、更に探査魔法を使用と言うのは論外だ。

 ならば川船に乗る必要があるが、モモンガは操作できない上にシズでも詳しく調べるのは難しいらしい。

 

「できれば川下を調べたい所だが、理由が出来るまで先に川上を調べるしかないな。アンデッド退治の名目で人を雇うか」

「…この子達を見ても驚かない人募集」

 シズはこの間に保護したキマイラの子供たちを脇に抱え、何を食べるのかも調べて欲しいと付け加える。

 今のままだと『ヒュギエイアの杯』で作ったパナケアを呑ませ続ける必要があるので、モモンガは別の意味で頷くのであった。

 

 

 モモンガが傭兵ギルドを尋ねると、受付はいつもの笑顔で会釈を返す。

 それだけではなく周囲から尊敬や嫉妬の眼差しが飛んでくるのは、ここ最近の活躍が原因だろう。

 

「モモンガさま。この度は何のご用でしょうか」

「アンデッドを退治しながら死霊都市を目指したい。だが幾らなんでも危険だろう? 川を利用する事で保険にしたいんだ」

 死霊都市を目指して道中のアンデッドを掃討して行く。

 その言葉を発した時、周囲はザワつくと同時に納得する。

 人知れず獣型モンスターの解体場を見付ける為に、モモンガは名目としてアンデッド退治の依頼を受けてかなりのスコアを叩きだして居た。

 対アンデッド用の魔法が幾つか覚えて居ればそれほど難しくは無いし、深読みする者は家族か何かの復讐だろうとしたり顔で頷いている。

 

「川船の上から視認できる相手ないし、探査魔法で確認しながら着実に倒して行くということでよろしいでしょうか?」

「その認識で構わない。アンデッドと戦う時に一番恐ろしいのは、気が付いたら囲まれていることだからな。その点で言えば船ならば一目散に逃げることも可能だ」

「そんな。モモンガさんほどの腕で逃げるだなんて…」

「ばっかやろう。それほど用心深いってことさ。俺達も見習わねえとなあ」

 受付に説明して居ると、何度か組んだことのある傭兵達が話をしているのが判る。

 彼らには実力だけではなく、安全マージンを取る姿勢やどんな相手であろうとも油断しない方針を見せて来た。面倒ではあったがおかげでモモンガの話を疑う者はおらず、アンダーカバーは成功だなと安堵する。

 

「それでしたら三パターンの雇用をお勧めいたします。一つは言うまでも無く、隊を組んで中型船へ自衛力のある者を同乗させること」

「掃討作戦を正式に依頼されたと言う訳でもないしな。できればそれは避けたい」

 予算的にも難しいが、もし名前を売るために安価で雇われる協力者が出て来たとしてもこれは避けたい選択肢だった。

 そもそも隠された拠点が無いかを調べる為の方便であり、対アンデッド探知と見せかけた地形探査魔法を使いたいだけなのだ。

 そこまで大掛りにする理由が見つからない。

 

「では同等の戦闘力を持つ個人。…ゴーレムライダーか獣士と組む事です」

「…耳慣れないクラスですね。ゴーレムクラフターなら知り合いが居たんですが」

 おっ、隠しクラスか地方専用クラスか!?

 思わずゲーマーらしい反応を見せそうになり、モモンガは驚きを精神鎮静化で抑えられる不快さに内心で苦笑いを浮かべた。

 せっかくユグドラシル時代を思い出したのに、こんなことで邪魔されてしまった。不快に思わない訳は無い。

 

「近隣にゴーレム魔法の研究者や調教師の方が成果物を供給されることも多く、結果として小型ゴーレムや獣を連れた方もまた多いのです」

「安定供給が確保されているならば、上手い使い様を考える人が出てもおかしくは無いですよね」

 受け付けは簡単に説明しながら、今度は都市国家群についての説明に移った。

「都市国家群では功績さえあげれば市民として登録されることも、政治参加する上級市民になることも難しくは有りませんから」

「なるほど国家に提供しても良いし、売って費用を回収しても良いと」

 自分以外でもゴーレムや獣を戦力に計算できるならば確かに有効だが、壊されたり殺されてしまうのが一番の問題だ。継続できない戦力にう意味は無い。

 だがゴーレムクラフターやビーストテイマーが多いならば納得はできる。

 壊れたら直せば良いのだし修復(リペア)の魔法だけなら、パーティに一人くらいは使い手が居てもおかしくはない。

 獣の方はヒールで良いからもっと簡単で、調教師が牧場を持って居たり魅了(チャーム)系の魔法を使えるならば数を供給するのは容易だろう。

 

「ゴーレムの方は水中で移動できる歩行型か自動航行できる船型ゴーレム。獣の方は水棲系モンスターであってますか?」

「はい。どちらも本来であれば多額の雇用費用が掛るでしょうが、今回のようなケースであれば自分の航路確立の為にも格安で引き受けてくれる筈です」

 MPを支払えば命じるだけで移動する船や、自己判断で川船を引っ張り自衛もできる水棲型モンスター。どちらも維持費用だけでなく、イザと言う時の保険に再調達費用を蓄える必要があるから雇用費用は高額になる。

 だがアンデッドを排除しながら川を遡ることは彼らにも悪い話では無く、運が良ければ維持費分だけで引き受けてくれる可能性があると言うのだ。

 

(どっちも詳しいデータを知りたいけど…。今はビーストテイマーの知り合いが欲しいな。信用出来る人なら一匹あげても良いし)

 モモンガは素早く計算しながら、どういう理由を考え始めた。

 今回の件だけではなく、将来にも使える方が良いだろう。上手く絡めて川上だけではなく川下にあるこの都市や沖合も確認したいのだ。

 

「今回は右往左往して安全な地形を調査したりする可能性がありますので、水棲モンスターを扱える方にお願いします。船型ゴーレムは広く浅く調べる時にでも」

「承知いたしました。流石に二・三日ではまとまらない可能性がありますので、宿の方に伝言をご用意させていただきます」

 こうしてモモンガは獣騎士・ビーストテイマーと契約する事を前提に、暫くは近隣でのモンスター退治で過ごしたのである。

 

●川辺に踊る影

 結果として良かった点と残念だった点がある。

 良かったのは安価に済んだことであり、残念だったのはそれだけに興味をそそられない安直な対象だったからだ。

 新発見などと言う都合の良いことなど無く、ゆえに場合によっては何度でも雇うことが可能であった。

 

「亀…」

(…契約料を見た時に嫌な予感はしたんだよな)

 おぉ…と唸るシズに対して、モモンガはユグドラシルでも良く見た水棲モンスターを眺めた。

 ゲームの中では島サイズの超巨大な大亀も居たが、この個体は通常より大きい程度。強化魔法を掛ければなんとか…川船を引っ張ることが出来ると言う程度のサイズに過ぎない。

 どちらかと言えば上に一人乗ったまま水上を移動するとか、水中で先導してもらう程度だろう。

 

「期待させて悪かったね。ワシがダミアで、こいつがエレオノーラだ。亀には大そうな名前かもしれんが」

「そんな事は無いですよ。俺の友人もペンギンにエクレアと言う名前を付けてる子が居ました」

 よくよく考えればシーサーペントとか従えてるなら海洋貿易に引っ張りだこの筈だし、一応は水陸両用という意味でイルカなどより大亀はマシな相手かもしれなかった。

 どうせ期待なんてしてなかったしと、誤魔化しつつモモンガは本題に入る。

 

「今回の目的は川沿いを移動する際に備えて、ひとまずの安全を確保することです。基本的には上陸せずに探知と遠距離攻撃を繰り返します」

「ワシの方はそれで構わんよ。あえて言うならば航路図モドキを作らせてもらえばありがたいがね。勿論あんたにも同じ物を渡そう」

 何のためにとはあえて口にしないし、ダミアの方も尋ねてはこない。

 川沿いを平和にしたと名前は売れるし、その領域の地図を有して居れば、似たような依頼が来た時に有利に立てるからだ。

 

 モモンガの目的は七割くらい川上の調査であり、アンデッドの方は川下で依頼され易い様に布石にしたい程度である。

 その意味でダミアと利害が一致しており、良い協力関係が築けるだろう。

 

「勿論です。もし危険なことがあれば俺は飛行するので、エレオノーラともども逃げておいてください。必要ならば強化魔法を掛けますので」

「ワシも似たよなことができるが…。まあその時は逃げさせてもらっておくよ」

 どうやらダミアはレンジャーとドルイドの中間みたいな存在らしく、射撃しながら大亀に<下位筋力強化(レッサーストレンクス)>や<早足(クイックマーチ)>などの強化魔法を使用するらしい。

 確かに強化すれば川船を引っ張れるだろうし、亀は水中でなら早いので、単純な装甲強化や筋力強化だけでちょっとしたモンスターや獣くらいは何とかなるだろう。

 そういえばナザリックのNPCにもレンジャーやドルイドが言たなあとか想いつつ、有効な魔法に思いを馳せるのであった。

 

 

「シズ。そろそろ準備は良いか」

「うん…。じゃなくて、はい」

 最初の淵に差し掛かった辺りでモモンガは籠を見つめるシズに声を掛けた。

 籠の中には大福とハムスケと名前を付けたキマイラの仔が眠っており、驚いて水に飛び込まないか心配して居たようだ。

 

「アンデッド探知の魔法を拡大して使用しますが、慣れるまでは少し警戒し過ぎなくらいで行きますので」

「そうしてくれると助かるよ。大抵のアンデッドは水中に落ちた段階で問題無い筈なんだがね」

 なんというか水に落ちたゾンビなど、ただの土座衛門である。鈍過ぎて川魚の餌さにしかならない。

 だがスケルトンは縋り付く程度の動きはできるし、より上位のアンデッドが居れば話が変わってくる。…まあ『国堕し』が吸血鬼で、水棲生物の血を水でもしない限りは問題ないのだが。

 

「では行きますよ。<魔法効果範囲拡大(ワイデンマジック)不死者探査(サーチアンデッド)>…なんちゃって」

 偽の詠唱を行いながら無詠唱で地形探査を掛ける。

 <隠し部屋の探知(ディティクト・シークレットルーム)>の魔法に反応は無く、モモンガ自身がパッシブで所有する不死者探知能力に引っかかりを覚える程度であった。

 

「シズ。そことそこの影に石弾を撃ち込んでみろ。効果が薄い様ならば銅弾の使用も許可する」

「はい」

 モモンガの指示でシズは一風変わったクロスボウを引いた。

 石などを弾として飛ばすタイプで、都市で見掛けた時に実験を兼ねて購入しておいたものだ。石や銅弾をカットした程度の弾であるが、刺突耐性があっても打撃耐性の無い下級アンデッドには十分に通用する(何より石弾ならコストが存在しないのがいい)。

 

「ほほう…お嬢ちゃんは中々の腕だな。これならワシも一安心だ」

「んー」

「先を潰した矢を使うんでしたっけ? 加工に手間も掛るでしょうしね」

 人見知りをする事はあっても人間に対して偏見は無いので、シズは頷くことで応える。

 手持ちの魔力弾や魔法のクロスボウには及ばないが、費用対効果は中々だなとモモンガも話題に興じておいた。

 

「片付いたらこの調子で行きますが、さっき言った様に今の所は様子見をします。淵や滝の類だけではなく、大きなカーブでも同じことをしますので」

「そういうところは上がって来るから問題無いと思うが…。まあ警戒して損は無いかの」

 淵の影に潜んでいるアンデッドはゾンビかスケルトンか。

 大したことの無い相手なので、何発か石弾を撃ち込むと簡単に反応が消えた。ダミアは航路図を作る傍ら立ち話で大亀のエレオノーラもプカプカと水の中を漂っている。

 暇そうではあるが今のところ問題ないし、繰り返すが隠し部屋か何かないかを見付ける為なので特に言うことは無い。

 

 そうして幾つか目かのカーブを越えるまでは同様の探査を行い、モモンガは細心さを見せつけた所で中止。

 以降は淵や森の側など、見え難い場所だけで探査を行うことにする。

 

「今日の所はあそこを調べたら終わりにしましょう。安全と思える場所まで戻って、警戒しながら休む分の魔力を残しておきたいと思いますので」

「そうさな。侵入を探知する魔法はワシが使えるで安心して休んでおくとええ」

 やはりというか、ダミアが覚えて居る魔法は探索や航海に便利な魔法を中心にして居る様だった。専業のマジックキャスターではないことも合わせて、ドルイド系第二位階の途中までという辺りだろうか。

 

「侵入探知というのがあるんですね。自分は薙ぎ払ってから安全地帯まで撤退することを繰り返して居たので、興味があります」

「あんたらの腕ならその方が確実じゃろうの。ワシらは斥候やら同行しての護衛が主な仕事じゃけ、どうしてもこっち方面が主体になる」

 この日の…というか川上探索の収穫は、ダミアから獣士やゴーレムライダーなど現地職業に関して聞けたことが一番の収穫だった。

 ダミアはビーストテイマーというよりはレンジャーやハンターであり、専業の調教師から購入する事が多いと言う。そして師に当たる人物と共に生業を行い、あるいは傭兵として雇われて自分を鍛えるのだとか。

 

「そういえばゴーレムライダーという職業の方も紹介されましたが、水上で争ったりするのですか?」

「んー。あるとも言えるし無いとも言えるな。都市群が海上貿易で優位に立って居る理由の一つじゃし、雇い主も積極的に争わせたりはせん。競争などの例外は別としての」

 対してゴーレムライダーは<修復(リペア)の魔法やゴーレム専用に調整した強化魔法を覚えるものの、あくまで船の船員や馬車の御手としての修業を積んでいるらしい。

 得意分野が大きく違うことと、どちらにも共通する高額の相棒を連れて居るということで戦闘する事は稀だそうだ。

 ボートレースの延長上みたいなことをする決闘(フェーデ)が唯一の例外で、それさえも殺し合いに至ることは少ないと言う。

 

「まあ王朝の人魚どもと戦わない限りは、水の上では安心してくれてええぞ」

「ああ、あっちの国は亜人種の豪族が居るんでしたっけ」

 人魚の豪族が居る王朝と、大型船を揃えて居る王国。

 この二つが海上貿易のライバルらしいが、どちらかといえば前者が獣士の敵、後者がゴーレムライダーの敵になることが多いらしい。

 とはいえ大型の水棲モンスターや天候等の方がよっぽどの脅威らしく、出逢ったら不運と思うか、相手によってはお互いに敬遠し合うので戦争時以外は比較的に安全な事が多いと教えてくれた。

 

(ゴーレム使いの人を雇ったら、島国にある王朝のことを聞いてみるか。受付でその辺を指定できれば良いんだけど)

 取らぬ狸のなんとやらで、モモンガは次なる計画を立てるのであった。

 何しろ川上探索では成果が上がらず、死霊都市の外観を眺められる場所まで遡って終了したからである。

 安全な戦場から飛行の魔法を交えながら、攻撃魔法で薙ぎ払ったものの名声など求めて無いモモンガに取って、この探索は成果が上がらなかったと言えるからであった。

 

 だが縁とは不思議な物だ。

 アンデッドスレイヤーとして名前を挙げたモモンガの元に、都市防衛に関する指名依頼が飛び込んで来たのである。




 と言う訳で今回は次の成功につながる探索失敗という話になります。
評判の上ではまるで失敗しておらず、探索したかった本人としては失敗だけど、回りはソレを評価してくれた感じですね。
もっとも……アンデッドの移動を妨げて居た、森の主が居なくなったことも大きいのですが。

 このショート連作は今回・次回・その次で遺跡探索して一応の終了。
タブラさん外伝と、フリー素材を兼ねて捏造地域設定表をUPして終了と成ります。
その後に第二部・シズ以外だったらバージョンは、思いついたら続ける形になるでしょうか。

 それとは別に、現地職業というのを考えてみました。
原作で言うと飛竜を操る部族が居る様な感じで、この都市群には獣を操る獣士と、ゴーレムを操るゴーレムライダーが居ます。
大きな理由としては功績をあげたら誰でも市民に登録でき、評判次第で政治家である上級市民になれる為です。
ゴーレムを作るゴーレムニストや上位のゴーレムクラフターがゴーレムを製作し、ビーストテイマー達が獣を調教。
他の地域では真似しても死んだり壊れたら終わるから駄目だけど、この都市では御金を積めばゴーレムや獣を安定して買うことが出来る為…となります。
(搭乗できるロボット型ゴーレムの研究は、残念ながら頓挫して居る用です)







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