本日9月26日よりドイツ ケルンで開催されるフォトキナ2018に先駆けて、昨日のプレスカンファレンスで発表されたパナソニックのフルサイズミラーレスカメラ「LUMIX S1R/S1」がめちゃめちゃ盛り上がってます。
私も発表の瞬間をYouTubeの中継で見ていて興奮した1人。2010年に発表されたLUMIX DMC-G1からスタートしたミラーレスカメラの10年を振り返るオープニングムービー、簡単な前置きを挟み、パナソニックの山根氏がS1Rを掲げてウルトラマンのごとく光の中から現れた瞬間は流石に吹き出してしまいましたが……(笑)
面白いプレゼンだったので未見の方はぜひどうぞ。
カンファレンスで発表されたLUMIX S1R/S1のスペックについては既に各所で話題になっていますが、「最後発ならではのえげつなさ」が全開のまさに全部入りカメラ。
- 47Mピクセルの「LUMIX S1R」/24Mピクセルの「LUMIX S1」
- ライカLマウント
- ボディ&レンズ手振れ補正「Dual I.S.」
- XQDカードとSDカードのデュアルスロット
- 100%シーリング(防塵防滴)、耐低温性能
- 3軸チルト液晶
- 4K60P動画
などなど。
AF項目の「Deep learning AI」も気になります……。
耐低温について山根氏のプレゼンでは「マイナス40度から」と言ってるように聞こえますが、本当かなぁ……? サラっと流すには凄すぎる性能ですし、マイナス14度の間違いのような気もしますが、それはそれで中途半端な数字ですしね。
それだけの低温環境での動作を謳うとなると、バッテリー性能もかなり気になってくるところです。
そして、パナソニックのカンファレンス直前に発表されたLeica社、SIGMA社との「Lマウントアライアンス」も激アツ!
パナソニックはS1R/S1と合わせて50mm F1.4、24-105mm、70-200mmの3本、さらに2020年までに10本のレンズラインナップを予告。既発のライカレンズに加え、SIGMAも既にあるレンズのLマウント版を続々と投入してくるでしょうし、フルサイズのFoveonセンサー機を期待する声も大きそう。
一方でこれまでパナソニックが女流一眼から10年かけて育んできたマイクロフォーサーズの行方が気になる所ですが、「LEICA DG VARIO-SUMMILUX 10-25mm F1.7」なんて強烈なレンズの開発を発表しました。
恐らくサイズも価格もMFTクラスにしては異例のレベルになりそうですが、35mmフィルム換算で20-50mm相当かつF1.7通しなんて高倍率ズームとは異なるベクトルの万能レンズ。登山のお供にしたらスナップから星撮りまでこれ1本で、しかも一切の妥協なく対応してくれることでしょう。
マイクロフォーサーズ陣営の両輪であるオリンパスからは(やはり事前の噂通りに)結局何の発表もなく、MFTユーザーとしてはやや不安も残りますが、パナソニックがLUMIX GとSの両方のラインで開発を続けるというコメントを今は信じて見守ろうと思います(LマウントのAPS-Cなんて始まったらそれこそ終わりの始まり)。
私自身は今回の発表にはかなりワクワクしていますが、パナソニックのカンファレンスでも機動性(携行性?)や高速性ではMFTの優位性をアピールしていましたし、実際のLUMIX Sのボディサイズを見ても決してコンパクトなシステムにはならなそう(もちろんDSLR比では大きく違いますが)な気配。
現在のMFT(オリンパスOM-DとPROレンズのシステム)には満足していますし、実際にこれ以上の画質を求められる状況もないのでひとまず現時点では静観予定。ただし、カメラヲタ的な関心事項としてLUMIX Sへの興味は消すことはできません(笑)
で、オリンパスさん。さすがに来年のCP+前になれば何かしらのサプライズがあるんですよね?(笑)
(簡易更新につきあとでもう少しちゃんとまとめます)