ボクシングのライトフライ級10回戦が25日、東京・後楽園ホールで行われ、前IBFミニマム級王者の京口紘人(24)=ワタナベ=がWBAライトフライ級6位チボ・モナベザ(28)=インドネシア=に4回2分20秒TKOで勝ち昇級初戦を飾った。世界2階級制覇を目指す京口は、1階級上に転級、3、4回に左フックでダウンを奪って最後は左アッパーで仕留めた。京口はこれで11戦全勝8KO。
「左フックでダウンをとったのは初めて。パワーアップの実感がある。ライトフライで必ず世界2階級をとります。王者になってアマ時代に対戦した(WBC同級王者)拳四朗さんと統一戦をしたい」と、京口。陣営は10月に王座決定戦が行われるIBFかWBOに絞って交渉を進め、早ければ大みそかに2階級制覇をねらいたい考えだ。 (藤本敏和)