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【芸能・社会】

舘ひろし、50年ぶり「丸刈り」 映画「アルキメデスの大戦」

2018年9月25日 紙面から

丸刈り頭で山本五十六を演じる舘ひろし

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 俳優舘ひろし(68)が映画「アルキメデスの大戦」(山崎貴監督、2019年夏公開)で、俳優人生初の丸刈り頭を披露する。「戦艦大和」の建造計画をめぐる物語で、舘は日本で最も有名な軍人・山本五十六を演じる。これまでにもさまざまな名優が演じてきた大役に舘は「男子ならやってみたい役」と並々ならぬ意欲で臨んだ。

 日本と欧米の対立が激化していたころ、日本帝国海軍の上層部は戦艦大和の建造を計画。これに反対する海軍少将の山本五十六(舘)は、物語の主人公で天才数学者・櫂直(菅田将暉)を海軍に招き、建造にかかる莫大(ばくだい)な費用を試算し、裏に隠された不正を暴いて計画を打ち崩そうとする。

 舘は五十六になりきるため俳優として初めて、「高校時代に部活でラグビーをやっていた時以来」という約50年ぶりの丸刈り頭で出演。「感謝の気持ちでいっぱいです。役のために髪を短く切ってほしいとお願いされた時も、やぶさかでなく、すごくうれしかった」

 山崎監督は舘の起用について「いわゆる立志伝中の人物ではなく、人間的な山本五十六を描きたいと思い、それに一番ふさわしい人はと考えた結果です」と語る。舘は先日、モントリオール世界映画祭で最優秀男優賞を受賞したばかり。“世界のタチ”が新しい山本五十六像を見せてくれそうだ。

 そのほか、櫂に思いを寄せる社長令嬢役に浜辺美波(18)、海軍少尉役の柄本佑(31)、海軍大臣役の小林克也(77)、「戦艦長門」艦長役の小日向文世(64)、海軍中将役の國村隼(62)、海軍少将役の橋爪功(77)、海軍造船中将役の田中泯(73)が出演する。

 

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