【プロ野球】カープ、きょうこそ胴上げ! 緒方監督「勝って決めたい」2018年9月25日 紙面から
◇DeNA7-5広島DeNAがソトの2本塁打5打点の活躍で競り勝った。0-2の3回、宮崎の左前打で1点返した直後に逆転3ラン、5-3の7回は35号2ランを放った。エスコバーが4勝目。広島はジョンソンが拙守にも泣かされて6イニング5失点。 ◇ 真っ赤に染まったマツダスタジアムがため息に包まれた。午後4時42分にDeNAに敗れた後、球場内のビジョンではナゴヤドームの中日-ヤクルト戦が中継された。小雨が舞う中、コイ党は胴上げを信じ、祈るように画面を見つめたが…。同5時34分、ヤクルトが中日を下し、優勝決定は持ち越しとなった。 緒方監督は「選手は最後まで諦めず、今日勝って決めるという気持ちで戦ってくれた。ファンの方も楽しみにたくさん来てくれて申し訳ない」とざんげ。続けて「また明日いいゲームをして勝って決めたい」と気持ちを切り替えた。 優勝へのマジックナンバー1で迎えたDeNA戦。2回に石原が中越えの適時二塁打、田中にもタイムリーが飛び出し、開場以来最多3万2950人の大観衆はお祭り騒ぎに。だが、直後にジョンソンがソトに逆転3ランを許すと、追いつけないまま終わった。 明るい材料もあった。4点を追う7回、丸が右翼席へリーグトップタイの37号2ラン。20日の阪神戦以来20打席ぶりに快音を響かせた。丸は「ヒットが出ていないのは分かっていた。状態は悪くなかった。状態うんぬんより仕事ができたのが遅かった」と振り返った。 球場内には優勝会見場が用意され、駐車場にはビールかけ会場が完成した。27年ぶりとなる本拠地Vへ準備は万全だ。中日-ヤクルト戦終了後、ナインがグラウンドに出てあいさつすると、ファンからは激励の声援が飛んだ。丸は「明日優勝できるように」とキッパリ。25日は勝てばもちろん、ヤクルトが中日に負けるか、広島とヤクルトがともに引き分けても3連覇が決まる。
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