貯金7万円まで追い詰められた経験から生まれた『転職の思考法』

第一線で活躍するキーパーソンが、ミレニアル世代に向けてキャリアの極意を語るスペシャルライブトーク「BIキャリカレ(キャリアカレッジ)」がスタート!

第1回目のゲストは、著書『転職の思考法』が発売2カ月で10万部突破と大ブレイク中の北野唯我さん。博報堂、ボストンコンサルティングを経て、現在のワンキャリアに転じた自身のキャリアストーリーが明らかに。告知後即満員になった超人気イベントの中身を前後編でお届けする。聞き手は、HARES代表で複業研究家の西村創一朗さん。

西村創一朗さんと北野唯我さん

北野唯我さん(右)と西村創一朗さん。転職は本当にすべきなのか、キャリアのプロ同士の対談に会場は盛り上がった。

撮影:西山里緒

<この記事で読める3つの問いかけ>

  1. 北野さん自身の転職経験と、その思考法とは?
  2. 転職のセンスを磨くには?
  3. 転職して幸せになる人、不幸になる人との違いとは?

<登壇者プロフィール>

  • 北野唯我(ワンキャリア執行役員):就職氷河期に博報堂へ入社し、経営企画局・経理財務局で勤務。その後、ボストンコンサルティンググループを経て、2016年ハイクラス層を対象にした人材ポータルサイトを運営するワンキャリアに参画、経営企画担当の執行役員。「職業人生の設計」の専門家としても活動し、TV番組のほか、日本経済新聞、東洋経済、プレジデントなどのビジネス誌でコメントを寄せる。
  • 西村創一朗(複業研究家、HARES・CEO、ランサーズ複業社員、NPO法人ファザーリングジャパン理事):1988年生まれ。大学卒業後、2011年に新卒でリクルートキャリアに入社後、法人営業・新規事業開発・人事採用を歴任。本業の傍ら2015年に株式会社HARESを創業し、仕事、子育て、社外活動などパラレルキャリアを実践した後、2017年1月に独立。独立後は複業研究家として、働き方改革の専門家として個人・企業向けにコンサルティングを行う。

ほしいのは情報でなく、思考法

転職の思考法

10万部のヒットとなった「転職の思考法」。

撮影:西山里緒

西村創一朗さん(以下、西村):会場の皆さんで『転職の思考法』を読んだという方は? ざっと7~8割の方は読んでますね。前職がリクルートキャリアで中途採用領域で6年間仕事をしてきて、転職に関する本を100冊は読んできた僕にとっても、ダントツに良かったと思える本でした。 今日は北野さんご自身のお話もたっぷり伺いたいと思います。

北野唯我さん(以下、北野):立場としては3つほどありまして、1つはワンキャリアというハイクラスを対象にした人材ポータルサイトを運営するベンチャー企業の役員。2つ目は、本の執筆やメディアへの寄稿といった文筆業です。3つ目として、国の省庁や行政を巻き込みながら人材領域の新たなムーブメントを起こそうという活動もしています。まとめると、人材領域に身を置く実務家であり論客という立場でしょうか。

西村:『転職の思考法』を書こうと思ったきっかけは何だったんですか?

北野:僕自身の経験が原点になっているんです。今の世の中に溢れている転職本って、結構、人の気持ちを煽る極論が多いじゃないですか。

西村:インパクトがあって売れるから、ですよね。やたら「転職しろ」とか「今すぐ起業を」と煽る文句は僕も気になっています。

北野:でも僕自身が実際に転職に迷った時には、もっと現実的な選択に役立つ思考法について教えてほしかったなという思いが強くて。ほしいのは、“情報”ではなく“思考法”なんですよね。 引っ越しを考えた時の不動産選びでは、いきなり「2LDK」「職場から○分以内」といった情報を集める前に、まず「これからの自分の人生にとって、住環境で何が必要か」という設計から考えるじゃないですか。同じように転職についても、単なるハウツーを超えた本を書きたいと思ったのがきっかけでした。

西村:なるほど。北野さんは就職氷河期に博報堂に入社し、以後2回転職されてますね。まずは北野さんご自身のキャリアジャーニーをぜひ。

北野さん自身の転職体験とその思考法とは?

イベント

イベントには多くの人が集まった。

撮影:西山里緒

北野:難しいなぁ(笑)。僕は20代で2回転職をしていて、どちらも年収が半分以下になるという経験をしています。まず3年半勤めた博報堂を辞めた後に、いったん無職になって海外へ。帰国してからコンサルティングファームに入りましたが、その後に今のベンチャーがまだメンバー5、6人だった時期に入って年収半分に。こう話すと超リスクテイカーみたいに思われるかもしれませんが、実際にはめちゃくちゃ心配性です。

西村:そうなんですか?

北野:決断する前にかなり石橋を叩きまくるタイプ。何度も自分の中で検証を繰り返した過程が、すべて本を書く材料になっているんですね。博報堂は、自分のやりたいことを本当に長い目で見た時にどうしても辞めるという選択肢しか考えられなくなり、辞表を出しました。でもその晩から眠れない日々が続いて……(笑)。超ビビってました。

西村:そんなにビビっちゃったんですか。

北野:夜中の3時とか4時に目が覚めて、暗闇の中、「俺、大丈夫かな?」と不安が押し寄せてくるんです。そこで僕がやったのは、不安の論点を分解すること。僕の不安は5つくらいの論点に分けられたので、1つずつ自分で自分を論破していきました。

お金

20代の時に2回年収を半分にした経験があるという北野さん。

撮影:今村拓馬

例えば、「お金は大丈夫なのか?」という不安に対しては、Excelで何度もシミュレーションをした上で、「貯金がこれだけあって、かつ海外へ行く資金はこれくらいで充分だから、1年半くらいは大丈夫」とクリア。次に「結婚できるんだろうか?」という不安に対しては、歴代彼女たちに「大企業を辞めて海外に行くこと」についてヒアリングした結果、「いいじゃん」「唯我らしいよ」と割とポジティブな反応をもらえたので、いつか誰か一人くらいは僕と結婚してくれるだろう(笑)と思えてクリア。

といった調子で、一個一個、不安を分解して自分を論破するという時間を毎朝30分ほど。1カ月くらい続けてようやく踏み出せました。この時の“ビビリの自分”に向き合った経験がなければ、『転職の思考法』は書けなかったと思いますね。

日系企業からエントリーシートで落とされまくる

人

転職は誰にとっても不安がつきものだ。

撮影:今村拓馬

西村:たしかに直結していますよね。よくある転職の迷いに徹底的に寄り添っている印象がありました。

北野:いわゆる「嫁ブロック」しかり、キャリアって必ずしも自己完結のロジックだけで解決できるものではなくて、感情とか周りの人の状況まで含めた意思決定なのだということも、経験上よく分かっているつもりです。もともとかなり超合理的な人間である自分ですら転職にこれほど迷うのだから、他の人はもっと不安だろうなぁと気づいたのが1回目の転職でした。

西村:2回目はいかがでしたか?

北野:海外から戻ってきたのが26歳。無職からの再就職でしたが、前の会社で経営企画や経理財務をやっていた履歴から何とかなるだろうと思っていたんです。ところが、いざやってみると、日系企業からエントリーシートを落とされまくりで。

西村:えぇ!? 博報堂出身なのにですか? 1年半のブランクが理由で?

北野:そう。それで日系企業に見切りをつけて、外資系で勝負をしようと。ビジネスをもう一度勉強しながら、慎重に進めていったのですが、するとだんだん貯金が減っていくわけです。とうとう残り7万円になりました。

西村:7万円!

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北野:超節約生活ですよ。兵庫の実家から夜行バスに乗って早朝に新宿に到着して、面接が始まるまでマックで100円のジュースで過ごして、面接が終わったら帰りのバスの時間までまたマックか漫画喫茶で時間を潰すみたいな。コンビニ行くと、120円じゃなくて90円のジュースを手に取るんですよね。26歳、独身、無職、貯金7万円。これが5年前の僕でした。結構、底辺じゃないですか?(笑)

西村:それだけ聞くと、かなりヤバいですね(笑)。

「自分を使って世の中に何ができるか」

ボストンコンサルティング

北野さんは海外から帰国後ボストンコンサルティンググループへ転職。

撮影:JPstock / Shutterstock

北野:一番行きたかったコンサルティングファームに入社できた時は、「あいつ戻ってきた!」と周りが騒いでましたね。博報堂を辞めた時は「あいつ終わったな」と冷たい目を向けられていたんで。

西村:ボスコンから今の会社に移られたのは?

北野:すごく濃密に仕事をさせてもらっていたんですけど、1年ほど働いた頃に、ふと“キャリアの梯子”が外れた瞬間を感じたんです。詳しくは本で書いていますが、自分の市場価値を「業界の生産性」「技術資産」「人的資産」という3つの軸で考えた時に、一定水準を超えたと感じられた瞬間ですね。

そのとき、初めて、「自分を使って世の中のために何ができるのかな?」という思いに純粋にフォーカスできるようになった。自分が心から熱意をもって取り組めて、ワクワクし続けられるようなものって何だろう? ずっと棚にしまっていたものは何だろう?と考えた結果、一番行きたいと思えたHRの領域に飛び込んだという感じです。

日本の課題はHRに集約されている

人ごみ

「日本の課題はHRに集約されている」と北野さん。

撮影:今村拓馬

西村:著書の中でも「『一生食える』を確保する4つのステップ」の最後のステップとして「伸びる市場の中から、ベストな会社を見極める」と解説されていますね。北野さんご自身がHR領域を選んだ理由、さらにワンキャリアという会社に決めた理由は何だったんですか?

北野:HRを選んだのは、シンプルに、今日本が抱えている社会課題はすべてHRに集約されていると思ったから。通常、コンサルティングファームから転職する先というのは、人工知能とかVCとかキラキラした業界が多いんですよ。「どこに行くの?」と聞かれて「HRの会社です」と答えると、たいてい「は?」という反応でした(笑)。

西村:だと思います。人材業界にいる僕だから言えますが、どこか「ダサい」イメージがありますよね。

北野:でも、僕は人材領域が「ダサい」と思われている現状そのものを変えて、ブランディングし直していかなければ、この国は絶対に良くならないと信じているんです。なぜなら、どんな企業だって人とお金だけは存在します。会社が存続する上で絶対必要な“人”の領域の事業の質を高めることが、世の中のためになると思ったのが一つ。

もう一つは、世の中を幸せにできる総量を高めるには、HRに関わるのがベストだと考えたんです。青臭いことを言ってしまうと、僕はすべての産業は世の中のためになっていると思っているんですね。

西村:僕もそう思います。

「自分はどの方法に共感できるのか?」

会場

撮影:西山里緒

北野:業界によって世の中を幸せにする方法が違うだけであって、「自分はどの方法に共感できるのか?」という視点を持って選ぶことが大事。僕の場合は、できるだけ人が「幸せだな」「楽しいな」と思える時間の総量を増やせる仕事がしたいと思いました。

例えば、ゲーム産業は人を幸せにしていると思いますが、1日24時間のうち多くても5時間とか6時間に対するアプローチ、つまり余暇の部分なのかなと。HRであれば、人が働いている時間の8時間や10時間、12時間くらいまで関わることができる。

西村:日本人の仕事に対する満足度はワースト8位と言われていますね(米ギャラップ社調査より)。

北野:そうです、その上で、なぜワンキャリアだったのかという理由は、キャリアの初期段階からの変革に携われるという点で新卒領域を扱っている会社がいいと思ったのと、10人以下の小さな会社に入る方が将来的にやりたいことが実現できそうだという考えからです。

ミーティングルーム

Jacob Lund / Shutterstock

西村:実際にHR領域で入られて、どんな印象ですか?

北野:やはりHRという部門が組織で重要なポジションに位置付けられないと、これからの強い組織は作られていかないと確信しています。かつての製造業中心の産業構造では、1人の生産性は1でしかなかった。けれど今は、1人のエンジニアの生産性は100にもなるし0.1にもなる。それほどクリエイティビティが経営に直結する世の中になっているんですよね。

(コーン・フェリー・ヘイグループの)山口周さんと以前、「アートはサイエンスと同じくらい重要であるのに、サイエンスに比べて説明能力が足りないために軽視されてきた」とディスカッションさせていただいたのですが、同じことがHRにも言えると思います。「人は大事」だと皆分かっているのに、目先の利益優先でHR部門への投資を後回しにしてしまう。HR領域の価値を上げていくことに貢献していきたいと思っています。

転職のセンスを磨くには?

西村:ここでもう一つ、大きな質問です。ズバリ、転職力を高めるセンスを磨くには何をすればいいのでしょうか? 北野さんは転職のステップとして4つ、「自分のマーケットバリューを知る」「今の仕事の寿命を知る」「強みが死ぬ前に、伸びる市場にピボットする」「伸びる市場の中から、ベストな会社を見極める」と解説してくださっていますが、これらすべて、実はかなりのセンスが必要な気がします。

転職に必要なセンスを磨くために、北野さん自身が日々実践しているような心がけがあれば教えてください。

北野:めっちゃいい質問ですね。僕はいつも思考を3段階のレイヤーで分解していて、レベル1はロジカルシンキング。誰が考えても同じ結論に辿り着けるような論理的思考を身につけること。レベル2はアナロジーシンキングです。

西村:1つの事象を他の事象に置き換えながら、汎用化していく。“例え上手”になる思考とも言われていますね。

北野:そうです。レベル3は大局観。パースペクティブシンキングですが、詳しくはまたの機会にゆっくりと。

プレゼン

「アウトプットとは、『全体の富を増やす行為』」(北野さん)

Shutterstock / Matej Kastelic

このレベル1~3の手前にある最初の一歩としておすすめしたいのは、「経験したことに好き嫌いを加えてアウトプットする」という習慣です。 例えば、今日参加された皆さんのほとんどが参加して終わりだと思うのですが、10%くらいの方はどこかで発信しますよね。Twitterとかnoteとかで。

でも、ただ感想を述べるだけではあまり意味がないんじゃないかなと僕は思っていて。 まず、アウトプットとは何かということをきちんと理解したいと思うのですが、僕は単なる情報発信ではなくて「全体の富を増やす行為」こそがアウトプットだと思っているんです。

西村:めちゃくちゃシンプルかつ、的を射た定義ですね。

北野:「本を読みました。面白かったです」と発信するだけでは、誰かの富を増やしていないからアウトプットではない。「この本にはこういうことが書かれてあって、こんなふうに役立ちそうだ」とまで発信すれば、誰かの実になる知識のシェアになる。

受け取る人の益を想像するだけでアウトプットのクオリティは格段に上がると思っています。かつ、それに対して自分は好きだと思ったのか、嫌いなのか。その理由も加えていくことが、自分の本心を捉えるという意味で、転職に限らずすべての意思決定のセンスを磨く上で超重要です。

西村:たしかに、アウトプットとセンスを同時に磨いてつなぐ行為ですね。

北野:そうなんです。人ってふだん「得意・不得意」や「正しい・正しくない」で物事を測りがちですが、本当に自分の素の部分の判断って最後は「好き・嫌い」なんですよね。でも、忘れがちになってしまうので、意識的に呼び出す心がけが大切じゃないかと。

転職して幸せになる人、不幸になる人の違いとは?

歩く人

転職で後悔しないためには、「業界の生産性」という客観的視点を持っておくと良い。

撮影:今村拓馬

西村:なるほど。最後の質問です。僕は「転職で幸せになれる人は、ごく一部なのでは」と思っているんです。転職エージェントは転職成約時に年収の3割程度をいただくビジネスモデルで成り立っているので、人を右から左へどんどん転職させようとします。

でも、その結果、転職しなくていい人まで転職してしまっている現実もあるのではないかと。北野さんが考える「転職して幸せになる人、不幸になる人の違い」とは何ですか?

北野:一概には言えませんが、構造的な話とエモめな話と2つ喋ります。まず、構造的な話でいうと、「業界の生産性が、自分の市場価値に対してどれほど影響を与えているか?」という客観的視点は重要な気がします。例えば、新卒でいきなり業績のいい会社に入ると、自分の実力以上に高給をもらえていることもあるわけです。

西村:すると転職した途端に年収激減ということも起こり得ますよね。あるいは、「うちの会社、ブラックだから、給料低いわ~」と嘆き続けても、そもそも業界の生産性が低いからどうしようもないという場合は多々ある。

北野さん

イベントの後のサイン会で、ひとりひとりの転職の悩み相談に乗る北野さん。

撮影:西山里緒

北野:その場合は、キャリアアップのつもりで同業種に転職しても結局収入は上がらない。市場のバランスを客観的に見極めていると、冷静な判断ができますよね。例えば、業界の生産性は下がるけれど、自分の技術を磨くためなら、給料半減でも飛び込むという選択もある。それを主体的に戦略としてできている人は、転職の満足度は高くなるのではないでしょうか。

西村:エモい話のほうもお願いします。

北野転職はあくまで手段の一つである、という事実を見失ってしまうと不幸になると思います。“手段の目的化”は問題の原因になりやすいので注意が必要ですね。転職をすることがゴールではなく、「いつでも転職できる自分を育てること」が本来の目的だということを忘れない。それがしがらみから自由になったり、大切な人を守ることにつながるのかなと思います。加えて、腹をくくるタイミングを逃さない、というのも大事ですね。

西村:僕自身のモットーとして、「人生の選択肢に正解なんてない。選んだ道を正解にしていくプロセスが人生だ」と思っているんです。転職もきっと同じなんですね。 (後編に続く)

(構成:宮本恵理子)


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