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予算・決算・監査報告

2018年事業計画および法人総合予算は、2018年3月31日の評議員会、理事会で承認、決定されました。
内容は次の通りです。

 

事業計画

本学は創立以来、建学の精神を高く掲げ、良心を手腕に運用する卒業生を社会各界に送り出す努力を続けてまいりました。私学を取り巻く経営環境が、大学においては入学定員管理の厳格化、中学校・高等学校においては高等学校授業料無償化などにより一層困難な対応を迫られる中、今後も建学の精神に基づいた魅力ある学園づくりに邁進し、21世紀の混迷の時代を率先して切り開く人物の育成に努めてまいります。
2018年度に法人および各学校が実施する主な新規事業を中心に説明します。

【将来構想】

大学では、「同志社大学ビジョン2025-躍動する同志社大学-」の中期行動計画に掲げる具体的施策の推進に着実に取り組みます。
女子大学では、「Vision150」のコンセプトに基づき、第1期(2017~2021年度)の中期目標を達成するためのアクション・プランを順次進めていきます。
法人では、創立150周年記念事業の検討を開始し、その一つとしての「同志社百五十年史」の編纂に取り掛かります。

【教学組織】

大学では、全学部に亘る収容定員増加により、適正な規模による安定的な大学運営を継続的に行う基盤づくりを進めます。また、テュービンゲン大学に開設したEUキャンパス運営のための「EUキャンパス支援室」および大学院教育改革の推進に向けての「卓越大学院プログラム推進室」を新たに設置します。
女子大学では、大学院看護学研究科において開設初年度を迎えます。また、創造性・問題解決能力の涵養を明確に意識した教育・研究の展開のため、学芸学部情報メディア学科の名称を「メディア創造学科」に変更します。
法人では、「同志社一貫教育総合研究所(仮称)」開設に向けた検討を進めます。

【教育研究】

大学では、文部科学省の博士課程教育リーディング・プログラム事業として進めているグローバル・リソース・マネジメント(GRM)プログラムの事業最終年度として、グローバルに活躍するリーダーの養成を引き続き推進します。また、昨年度締結した文化庁地域創生本部との研究交流に関する包括協定に基づき、「文化芸術創造都市に係わる評価と今後のあり方に関する研究」をテーマとした文化庁との共同研究を進めます。
大学および女子大学では、京都市の「京(みやこ)グローバル大学」促進事業において、留学生誘致をはじめ、日本人学生の海外留学派遣、交換留学にもつながる大学間協定等の締結の拡充などに引き続き取り組みます。
各学校(大学、女子大学を除く)では、国際感覚に富み国際社会に貢献できる生徒・児童・園児の育成を目的とした立石ファンドを活用し、特色ある国際主義教育の取り組みを継続します。
国際中学校・高等学校では、スーパーグローバルハイスクール委託事業に継続して取り組みます。
法人では、昨年度締結した医療法人社団石鎚会との連携に関する包括協定を通じ、法人内各学校における医療・介護・福祉などの分野での教育研究の進展と地域社会発展への寄与に係る諸事業を推進します。

教育環境面では、大学では、4年ごとに実施しているインフラ系情報システムのリプレースを行うほか、引き続き教室等マルチメディア環境の整備を行います。
女子大学では、情報処理教室・自習室のPC、周辺機器およびサーバの更新を行います。

【学生生徒支援】

大学では、びわこリトリートセンターなど本学施設を利用して、世界学生環境サミットを実施します。また、近年は事業費の大部分を経常予算により賄うこととしている一部の第3号基本金を奨学金基金に統合することにより、奨学事業全体としての維持、充実を図ります。
女子大学では、海外におけるインターンシップ実習について、昨年度から実施したオーストラリアの保育園に加え、中国(上海)の日系企業でも新たに実施します。また、ボランティア活動支援センターでは情報共有、啓発のための各種講座や報告会を開催し、活動のさらなる充実を図ります。
小・中・高等学校においては、児童・生徒が安心して勉学に専念できるよう、修学支援のための奨学金制度を継続します。

【建設事業】

大学では、日本人学生と外国人学生の混住・共修環境を整えた教育推進に係る新学生寮を継志館敷地を活用して新たに建設する計画について、2021年10月開館を目指して着手いたします。また、建物の耐震化対策が急がれる中、耐震改修工事が困難な煉瓦造の各建物のうち致遠館について、3年計画での建替工事に取り掛かります。その他、今出川キャンパスでは経年劣化および安全対策のための空調設備更新工事および建物壁面改修工事、京田辺キャンパスでは体育施設への空調設備設置工事などを行います。
女子大学では、今出川・京田辺両校地の大規模なキャンパス整備事業は昨年度までに完了し、本年度は既存のみぎわ寮の改修工事を進め、さらに2020年度の供用開始を目指して京田辺新寮(仮称)の建設工事を開始します。
中学校・高等学校では、昨年度に着手し、京都市における協議が完了した南体育館および付属棟建設事業について、本格的に建設工事を進めます。
香里中学校・高等学校では、人工芝改修を中心とする第一グラウンド改修工事を行います。
幼稚園では、大学および女子大学の協力も得て、フレンドピースハウスおよびハワイハウス敷地への新園舎建設を2020年4月に移転する計画で進めます。

【財政】

健全な財政を維持するために、新入生の定員充足率を引き続き適切に設定するとともに、入学志願者数の安定的な確保に努めます。2018年度入学生の学費については、大学の学部の授業料を適正な水準に増額改定します。
また、補助金、寄付金、事業収入など外部資金の増収についても積極的に取り組みます。とりわけ、寄付金については、大学で昨年度募集開始した「同志社大学2025 ALL DOSHISHA募金」に続き、女子大学では「同志社女子大学サポーターズ募金“ぶどうの樹(き)”」、幼稚園では「同志社幼稚園新園舎建設資金募金」を新たに募集し、将来構想を実現するための資金として活用いたします。
第2号基本金について、中学校・高等学校、香里中学校・高等学校および幼稚園は、建設事業資金に充当するため取崩しを行います。また、大学および香里中学校・高等学校では施設設備整備のため、幼稚園では新園舎建設資金として、年次計画に基づく組入れを行います。

以 上

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※計算書類、財産目録および監査報告書については大学財務部経理課にて閲覧可能です。

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