macOS 10.14 MojaveではiPhoneやiPadで撮影した写真をMacアプリで利用する「連係カメラ」機能が利用可能になっています。詳細は以下から。
AppleはmacOS 10.12 SierraでiPhoneとMacのクリップボードを同期できる「ユニバーサルクリップボード」やApple WatchでMacのロックを解除できる「Auto Unlock」などを「Continuity」の機能として採用してきましたが、日本時間2018年09月25日にリリースされた「macOS 10.14 Mojave」では新たに「連係カメラ(Continuity Camera)」という機能が追加されました。
撮った写真がMacの上に。
あなたのiPhoneで近くにあるものや書類を撮ったりスキャンすると、その画像があなたのMac上に自動的に表示されるようになりました。設定は簡単。「ファイル」メニューで「写真を挿入」を選択するだけです。例えば、デスクの上にあるものの写真を撮って、瞬時にPages文書の中に表示させることも、傾き補正を加えた領収書のスキャンをPDFとしてFinderですぐにチェックすることもできます。連係カメラは、Finder、メール、メッセージ、メモ、Pages、Keynote、Numbersに対応しています。iPhoneとMacの抜群の相性を生かした機能が、また一つ増えました。macOS 10.14 Mojaveのプレビューより
連係カメラ
連係カメラの使い方は、まずmacOSとiPhoneなどのiOSデバイスをApple ID(iCloud)で紐づけし、連係カメラに既に対応しているAppleのiWorkやメモ、メールアプリなどを開き「写真を挿入」アイコンか[ファイル]メニューの「iPhoneから挿入」をクリックします。
写真を挿入/iPhoneから挿入アイコンをクリックするとmacOSと紐づけされているiPhone/iPadの名前で「写真を取る」というアクションが表示されるので、この項目をクリックすれば、iPhone側のカメラが起動し写真を撮影するだけで、macOS側のアプリに渡してくれます。
試してみたところ、iOS 12にアップグレードしたiPhone 5sでも可能だったので、Mojave&iOS 12へアップグレードできるデバイスではほぼ利用できると思われますが、MacによってはBluetoothの制限があるかもしれません。