魔導国の日常【完結】 作:ノイラーテム
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●拓かれた孔と、入口の穴
振り降ろされる棍棒をカトラスが流す。
ぶつかり合った時に魔法の力が鬩ぎ合って、僅かに霧を照らした。
「ムウン!」
『はっはは。凄いな』
軌道を修正して押し切ろうとする武王に対して、帽子を斜に被ったスケルトンが笑いながらいなす。
力ならばウォートロルである武王が圧倒的だが、船上に居るスケルトンは上方の優位を利用して居た。
「ククク。凄いな。世界は広い。これで切り札を隠して居るとは」
『それが判るお前さんも大したもんだ』
武王は大した武技を使っていないが、使えない理由があった。
できれば足止めだけと言われても居るが…。
間合いの取り方や技の入りに、以前に味わった違和感を感じたからだ。
一気に攻め立てても防がれる。
その思いが武技の使用を躊躇わせた。
「なあ。オレ達の内の誰かが攻撃に行けたら何とかなるんじゃねえか?」
「冗談はよせ。『船長』が本気になっぞ。魔法を使われたら一巻の終わりさ」
ゼンベルは
だが幽霊船を良く知るガガーランは、躊躇う事無く首を横に振る。
「嘘…だろ。あれだけ強くて魔法まで使うのかよ」
「旅に便利な魔法は覚えていると本人は言ってたぜ? ただ戦闘系を覚えていないとは聞いてねえな」
「よくもまあ、それだけ強力なアンデッドが無名で居られやしたねぇ」
二人の会話にゴブリンが加わって肩をすくめた。
冒険者ギルドの情報は誰にでも開示されるわけでは無いが、とうてい信じられない。
「旅する事に妄執を抱くタイプだからな。自分ちを自由に往来させたくない貴族以外は倒す気もないのさ」
冒険者ギルドに持ち込まれる案件は山ほどあり、危険性の低い対象はどうしても調査や討伐もおざなりになってしまう。
まともに戦って勝てるどころか、そもそも接近する前に逃げてしまうのだからどうしようもない。
ならば天災の一部だと思って、放置するのが一番ということらしい。
「しかしまあ、この様子なら当初の依頼は果たせるか」
「そう願いたいねぇ」
幽霊船を見掛けたら、あとは足止めで良い。
そう作戦が周知されていることもあって、一同はホっと胸を撫で下ろす。
手を抜いて苦戦するレベルのアンデッドを、無理に倒そうとすればどれだけ被害が出るか判らないからだ。
だが、そんな想いは容易く粉砕された。
『ギギギ…。承知いたしました、御主人さま』
それまで余裕で戦っていたスケルトンは、地の底から響いて来るような歯軋りを漏らす。
ゾっとする気配を感じたのも束の間、魔法で武王をひっくり返して強引に引き剥がすと幽霊船が移動をさせ始めた。
「こいつは一体どういうことだ?」
「…追い掛ける。今度は相手も本気だ。油断するんじゃねえぞ!」
「なるほど、モモンの旦那らが本命を見付けたってことっすか」
その場に居た亜人隊とおまけのガガーランは、決死の覚悟で幽霊船を追い掛け始めた。
モモンが地下への穴を見付けた以上は、足止め出来る数分間が今後の勝敗を分けるからだ。
そして予想は外れてはいなかった。
見るだけで目眩が出そうな輝きが、剣と剣の鍔迫り合いで巻き起こる。
「大したものだ。力だけとはいえ私と互角とはな」
アインズは大剣をXの字に交差させると、真上から振り降ろされる青銅の剣を受け止めた。
大剣と剣が同じサイズなことから、相手の大きさが判ろうと言うものだ。
「モモンさん! 相手はゴーレムです! 途中で交代しましょう!」
「不要だ! 今回の依頼では『疲れ知らずの指輪』に変更して居る」
「はっ、はい!」
先を見通す漆黒の英雄に尊敬の眼を向ける。
実のところアンデッドであるアインズも疲労を覚えないので、そんな事は無いのだが彼らに判るはずもない。
「それよりも援軍と入口付近の把握を頼む。安全な場所が知らされたらナーベは<
「はい! モモンさー…ん」
声を掛けられ冒険者たちは周囲に散っていく。
彼らが行ったのを確認すると、チラリとナーベに視線を移した。
何故ならばそこにはもう一人、戦いを見守り介入の機会を窺う相手がいたからである。
(「アインズさま。御命令を」)
(「ナーベラルよ。地下の何処かに『灯台』が隠されている筈だ。可能ならば探し出しておけ」)
察したナーベは<伝言>《メッセージ》を使用して尋ねる。
様子を窺っている忍者に気がつかれない様にアインズは命令を発した。
(「灯台…ですか?」)
(「そうだ。こいつはゴーレムじゃない。ユグドラシル産の『防衛用アイテム』だよ」)
疑問を返すナーベにアインズは御機嫌な様子で返信した。
ワザワザ此処に来た甲斐もあるというものだ。
(「強くは無いが何度も使えるからな。回収すれば都市防衛用に使用出来るだろう。よって次に来た時に重要になる」)
(「承知いたしました、アインズ様」)
指令に従いナーベは転移目標を決める
やがて冒険者の一部が孔から戻って来た時、青銅の巨人が動きを変えた。
「ナーベさん! 安全な場所を見つけました!」
「
「待ってください。奴がこっちに…!?」
戦力比を感じとってナーベは行かせられないと判断したのか、それとも主人の命令か青銅の巨人が剣を横滑りに動かした。
鍔迫り合いの最中に仕掛けた強引なスイングゆえに、その勢いは大したことは無いように見える。
だがそれも、サイズの差を考えなければの話だ。
「不動金剛の術!」
(やはりユグドラシルの忍術だな。レベルが低そうな所を見ると、レベルダウンの影響か…それともスキップ条件が隠されていた?)
割って入る姿が見えたことと、その人物が部下では無いことからアインズは様子を見ていた。
間に合わせることはできるが、知っている術の響きを聞いて放置したのである。
(確かあの術は高い物理防御を有していたはずだな。なるほど、自分が高い適性を持って居るから移動しなかったのか)
不動金剛の術は忍術の一種だが、対物効果が高く魔法にはそれほどでもない防御魔法だ。
また、魔力をどれだけ注ぎ込むかで忍術が変化し、介入速度も敏捷性依存なので扱い易い。
「ナーベの為にすまないな。…どうやらこいつは戦闘力で相手を見るらしい。護衛を頼めるか?」
「委細問題無し。美女をエスコートするのは世界の摂理」
ティアと言う名前の忍者は、真顔で自分の欲望をさらけ出した。
あまりにも素で口にした為、アインズは意味が判らなかったほどである。
(しかし、『ロドス島の巨人』に忍者の情報か。今回はついているな)
アインズは続く幸運に楽しくなりながら、巨人に向かって大剣を構えた。
正確には巨人に見える自動防衛システムなのだが、この際は気にすまい。
「お前の相手は俺だろ? 転移場所の準備が整うまで遊んでやるから掛ってこい!」
アインズは自分が勝つとは一言も口にしていなかった。
それもそうだろう。
この防衛用アイテム『ロドス島の巨人』は、正確にはゴーレムではない。
指定した
本体がゴーレムクラフトの代わりに魔法を使用し、防衛に回して居るだけの存在。彫像さえあれば幾らではも代わりは用意できる。
ゆえに戦ってもキリがないが、その情報を知っているだけで話は変わってくる。
こいつを転がしておいて、次回に訪れた時に灯台の方を回収すれば、ナザリックはともかくエ・ランテルの守備くらいは万全にできるだろう。
(武技を使えないけど…。まあ、俺や守護者が来るまでは保てるだろ。後は…何の彫像を指定しようかな)
思わぬ拾い物にアインズは鼻歌を唄いながら剣を振るう。
迫り来る剣をいなし、あるいは蹴りを入れて相手の足をぐらつかせに掛る。
まあずは蹴りを入れて態勢を整え、有利になった所でもう一撃。
片方の大剣で反らせながら、もう片方の大剣を脇腹に当てた時、頃あいとみて大声で呼び掛けた。
「やはりな。こいつは
「だ、だとしたら…どうしましょう? 倒しても意味が無いのでは?」
予想された答えゆえにアインズは動じることもなく首を振った。
「ならば入口を少し塞げばいい。人間だけが通れる穴さえあれば問題無いからな」
「さ、流石はモモンさんです!」
どうやって塞ぐのか、間違えて全て塞いでしまったら…なんて心配する者は居ない。
次は集団転移でショートカットすることは作戦の内だし、魔導王としての顔を出したアインズならば自身の魔法でも、マーレに命令する事もできる。
いや、マーレと冒険するという意味で自分でやらない方が良いかもしれないと思う余裕すらあった。
その頃には…この防衛用アイテムを手に入れた時、アインズ自身の彫像が選ばれるなどとは思いもしなかったのである。
まして官僚たちに結論を任せてすら、満場一致で決議されるなど思いもよらなかった。
考えが巡ればその結論に達し、やっぱり壊しておこう…と思ったかもしれない。
だが、新しい事態が考えを中断させてしまう。
「モモンさん! 幽霊船がこっちに突っ込んできます!」
「やれやれ。こんなモテかたはしたくないんだがな」
アインズは苦笑しながら、この場を取り繕う作戦を考えに切り換えた。
正面の相手が時間稼ぎ専用であり、後ろから来る相手は呪いで行動を強制された…戦っても楽しくない存在だ。
ここで死力を尽くしても意味が無い上に、冒険者を巻き込んでは評判が落ちてしまう。
既にモックナックは最初の襲撃で怪我をして下がっており、これ以上は冒険者ギルドの戦力も落としたくは無かった。
「転移座標の確保を最優先! 当初の予定である三か所で無くても良いと、ナーベに伝えてくれ。終わり次第に撤退する!」
「はい!」
転移目標を三か所ほど考慮していたのは、相手の罠を警戒してのことだ。
移動した瞬間に待ち伏せと言うのは良くある話だし、防衛設備やモンスター配備の内容も変更できるだろう。
だが四の五の言っては居られない、次回に向けて最低限の情報は仕入れているのだ。
ここは場を区切って、さっさと引きあげるに限る。
「幽霊船はもう直ぐです! ナーベさん達も戻って来てます!」
「残っている者は孔の向こう側に移動! ナーベ達が戻り次第に少しずつ下がる」
アインズは言いながら、大剣のうち一本を幽霊船が来るコースに角度を付けて投げつけた。
僅かにでも時間が稼げるならそれで十分!
隙を見付けたつもりで大振りを行う青銅巨人に、残った大剣を返して跳ね上げる。
そして身を翻して回転する事で、大剣は背中に回して自らの後方へ回した。
ここで膝を沈ませ、肩を突き出す様にして柄を両手を添える。
鎧が削れても構わぬとばかりに立ちあがりながら力一杯に引くと、大剣による担ぎ抜刀の出来あがりだ。
いまだに態勢の崩れている青銅巨人に向けて、正面から刃を振り降ろしたのである。
「やった!」
「まだだ! 撤収!」
歓声を上げる冒険者たちを制止して、動くと知っているアインズは号令を掛けた。
孔を出たばかりのナーベ達も、その声を聞いて向こう側に走り始める。
そして大剣を構え直してこちらに向けて疾走して来る幽霊船に身構え直した。
直撃コースだが途中で突き立てた大剣に引っ掛かりスピードを緩め、既に飛びのく態勢が整っていることもあり見守る冒険者たちは一目散に撤退を開始する。
そこに漆黒の英雄が押し潰されているという心配は、どこにも無かった…。
●残心
本命である地下の孔と、青銅巨人の位置は判った。
だが巨人を倒せたわけでも、幽霊船を開放出来てもいない。
ここで失敗したと思って意気消沈するか、それともチャンスと見て浮揚するかはリーダーの手に掛っている。
「良くぞ無事に戻って来てくれた。その上、必要な情報を全て集めるとは素晴らしい結果だ」
「い、いえ。…敵の戦力を減らす事も出来ず、地下洞決への孔も確保できませんでした」
魔導王として冒険者ギルドに顔を出したアインズは、アインザックの謝罪を否定した。
むしろ笑い掛けることで王者の余裕を見せつける。
「恥ずかしい話だがな。私は同格同士での戦いでは常に弱者だった」
「陛下…」
魔導王アインズ・ウール・ゴウンに匹敵する者など思いも使ない。
慰めだと思ったのか、何か言おうとするアインザックを手で止めて説明を続ける。
「だが、二度目の戦いでは破れたことは無い。戦うに際して情報収集を重視し、相手の弱点を突き長所を殺したからな。…さて」
火が得意で氷が苦手ならば、凍気を用意して火の耐性を強化すれば良い。
具体的に例を示しながら、アインズは周囲を見渡した。
誰も口を開く者は居ない。
王が演説している最中に口出す者がいるはずもないが、勝つか負けるかで判断している者には考えてもみなかった発想だからだ。
「次は地下に繋がる穴を塞いでから、直接転移するから青銅巨人と幽霊船は無視して良い。つまり倒したも同然だ」
ゴクリと誰かの喉が鳴った様な気がする。
それはアインザックだったか、ラケシルだったか。あるいは怪我を押して出て来ているモックナックや武王だったかもしれない。
「次回に繋がる情報を仕入れることが出来ていないならば敗北かもしれん。だが、これだけの成果を残した君たちに掛ける言葉は称賛以外に存在しない」
「陛下…」
再び口を開いたアインザックだが、先ほどとトーンも意味も違っていた。
自嘲の言葉ではなく力強い同意の声だ。
「今回の復習と次回の予習といこうじゃないか。まずは転送目標付近の地図を描け。そして、予想される敵の情報を精査せよ!」
「はっ! 必ずや攻略…。いえ、いつか地下探検を成功させてみせます!」
攻略する意味など無い。
何故ならば次回も情報を持ち帰り、その次その次と時間を掛ければ必ず到達できるからだ。
アインザックが言葉を言い直し、戦争のようなイメージから冒険に思考を切り替えたことでアインズは満足して頷いた。
「何か判った情報は有るか? あるいは気がついたこと、提案でも良い」
「幽霊船を操っている手段は、特殊能力の
「地下にも
次々に報告や提案があげられ、その都度、他の者が意見したりアインズ自ら修正を行っていく。
そして…。
幾つかの案が飛び交った後で、少女はおずおずと提案をする。
それは在る種、後ろ向きであり大胆な撤退表明でもあった。
「そ、その。
「…ほう。アテはあるのか?」
アルシェが手を上げるとアインズは面白そうに尋ねた。
その予想は当然あり得るが、そこから続く展望があるかが問題だった。
無ければ前回と同じプラス一点、あればもう少し加点して扱いを見直しても良いだろう。
「今回、我々が見付けた場所に昔の帝国の名残を見つけました。…魔法学院で見掛けた手法ですので、あそこに行けば何かの資料があるかもしれません」
「…良いだろう。そちらに派遣するとしよう。必要ならばジルクニフにも色々とお願いしておこうじゃないか」
逃げるかのようなアルシェの提案だが、確かに年代を指定して資料を漁れば以前に見つからなかったデータが出て来ることもある。
次の展望があったことにアインズは快く頷くと、派遣を認め…もう一つの案を捻じ込むことにした。
「探す気があるならば他の者にも許可を出そう。その時は該当する年代の資料。前後する時代の英雄的な人物。…あとはモモンが探している吸血鬼を調べてやってくれ」
「モモン殿が探している吸血鬼の片割れですか?」
アインズは頷きながらゆっくりと説明して行く。
「ずっとモモンが追っていた吸血鬼が、なぜトブの森で足を止めたか? 地下のアンデッドが支配して凶暴化した可能性もあるだろう」
「…確かに。無理にモモン殿ほどの英雄と戦う必要はありませんからな」
理解出来ると頷きつつも、アインザックはおそるおそるアインズを見上げた。
自分は以前からの約束を守るとは言っているが、アインズから明確にソレを継承するとの言葉はもらっている訳でもない。
「へ、陛下…。心苦しいのですが、一つ確認をさせていただけませんか?」
「モモンとの約束だろう? 構わない認めよう。まずはモモンと吸血鬼の確執処理が先だとしよう。ただし…」
冒険者ギルドが交わしたモモンとの約束を、魔導国が受け継ぐ。
以前にあったデミウルゴスの話を思い出しながら、ひとまずの了承を行った。
「ただし?」
「一定のルールの下で奇襲はなし。その代わりに逃亡は私が責任もって食い止める」
アインズは指を三本ほど立て、条件を並べ始めた。
「決着がつかずに勝負が流れた場合のみ、私が仲裁するとしよう。当然ながら理性が存在して『人を傷つけない』という契約魔術を受け入れたならばだ」
それならば…。と言う雰囲気が周囲に流れた。
漆黒の英雄はもう一人の吸血鬼に勝利しており、霧に化けたりして逃亡しないのであれば有利に戦えるはずだ。
対等の条件とは言え、今から切り札や新装備を用意できる者と、目覚めたばかりの吸血鬼ではどちらが勝機が高いのかは言うまでも無い。
「そして三つ目。以上の内容を同様の処理に充てる。今後に同じ様な確執があった場合、対等のルールで勝負し決着がつかない場合はそこまでとする」
あくまで理性が存在して、『人を傷つけない』という契約魔術を受け入れたら。
繰り返してそう説明しながら、アインズはガガーランの方を眺めた。
その視線を察したのか、判り切っていることを尋ねてくる。
「その内容は俺たちと蟲メイドの件でも言っているのか?」
「両者が私の傘下に来るならば当然だな。逆に言えば理性なく人を害する者や、私の庇護下に入る気の無い者に適用する気は無い」
例えばヤルダバオトの支配により暴れ続けるならば、理性があろうが無かろうが容赦はしない。
その前提を改めて説明した上で公正に判断するとルールを説明すると、ガガーランも納得したのか頷いて返した。
こうしてシャルティアを配下としてデビューする準備を整えながら、取り交わした約束は受け継ぐとアインザックに説明し直したのである。
もちろん成功したとしても、今すぐデビューさせる必要も無いだろう。
そう思いながら、満足してその日の成果を受け止めた。
と言う訳で、地下の孔への入り口を確保しました。
次回は地表をスルーして、色んなレギオン+@と戦うことになります(アルシェは帝国の魔法学院に移動しますが)。
流石に地表の足止め連中と違って強敵ばかりなので、ミスリル以下の連中は置いて行くことになるでしょう。
具体的に言うと、アインズ様・ナーベ・レイナース・武王・ガガーラン・ティア+@に絞って、戦闘描写で固める予定です。
今のまま組織として行くと、妥当な作戦の繰り返しで小競り合いッポイ戦闘が続いてしまう為です。
戦士x3、忍者、ロード、メイジとバランスおかしいですが、ウイザードリーじゃないので気にせずダンジョンハック。
このストーリーは外伝を数本で終わり、最後に学園ものの締めを入れて終わり予定。
オバロで書く場合も、関連しない内容で書くかと思います。
『ロドス島の巨人』:マジックアイテム
ゴーレム魔法を掛ける灯台が本体であり、彫像(コロサス)を倒しても戦力補充が可能。
この為、防備を突破するには彫像ではなく灯台に掲げられた魔法の火を止める必要がある。
あくまでゴーレム魔法なので性能限界は存在するし、素材の影響を受けるのでデータは千差万別。
素材の目安
石:耐久力強化、安価
鉄:装甲大幅強化
青銅:受動防御力、最大エネルギー量(装備可能キャパシティ)
赤銅:能動行動力(命中・回避)、最大エネルギー量(装備可能キャパシティ)