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[北海道地震]全域停電、想定外の6設備脱落/検証委が初会合
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2018/09/25
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北海道の全域停電を検証する電力広域的運営推進機関(広域機関)の検証委員会は21日、初会合を都内で開き、事故時の停電防止基準では想定していない6つの重要設備が地震から短時間で脱落したことなどを明らかにした。苫東厚真1、2、4号機のほか、地震直後に道央と道東を結ぶ3つの基幹送電線の停止も判明。委員長の横山明彦・東京大学大学院教授は会合後の会見で、全域停電までの北海道電力の対応は「適切だった」と述べた。
国際的には1カ所の発電所・送電線が故障しても停電しないよう電力系統を構築する「N―1」と呼ぶ基準がある。Nが電力系統で、1つの設備が失われたという意味だ。北海道電力は過去最大実績に当たる129万キロワットの計画外停止が起きても安定供給に必要な予備率を確保する考えを示しており、複数の専門家は国際基準より厳しい想定(N―2基準相当)とみていた。
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