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【社会】

吉永さん「核の傘要らない」 ICANと対談

俳優の吉永小百合さん(右)が千代田区で開かれたイベントで、核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)の川崎哲・国際運営委員と対談。核兵器禁止条約を「何とか批准して」と日本政府に求めた=24日、水本俊也氏撮影、主催者提供

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 俳優の吉永小百合さんは二十四日、東京都千代田区の明治大で開かれた核兵器廃絶を訴えるイベントに参加し、昨年国連で採択された核兵器禁止条約について「本当に素晴らしい条約がつくられた。何とか批准して、核兵器のない、本当に平和な世界をつくっていくというのが大事なんじゃないかしら」と日本政府に批准を求めた。

 吉永さんは、ノーベル平和賞を受賞した核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)の川崎哲・国際運営委員と対談。「普段、こういう会に参加することはないが、川崎さんらから熱烈なお手紙をいただき、悩みに悩んで来た」と話した。

 その上で「核兵器は絶対ない方がいいし、『核の傘』は要らないということをみんなが思ってくださるように、友達同士でも話し合えたらと願っている。私たちが声を出して政府に働きかけ、一緒にやりましょうよと言いたい」と訴えた。

 イベントは国連の「核兵器の全面的廃絶のための国際デー」(九月二十六日)を前に、核兵器廃絶日本NGO連絡会が主催。川崎氏のほか、田中熙巳(てるみ)・日本原水爆被害者団体協議会代表委員らが出席した。吉永さんは原爆詩の朗読活動でも知られる。 (大杉はるか)

 

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