私は絵本がとても好きです。
絵がやさしい感じの絵本が特に好き。それから、お話を読んでいて脳裏に鮮やかな映像が浮かんでくるようなストーリが好きです。
40代後半で再婚したため、我が家には子供はいませんが、甥っ子姪っ子が総勢8名おりまして、ときどきお泊りに来てくれます。
お泊りの日の夜は、ベットの中で絵本の読み聞かせをしています。ちびっ子たちは絵本の読み聞かせが大好きですよね。
たまたま素敵な絵本との出逢いがあったときには、入手しています。大義名分はちびっ子たちのため。でも「自分が好きだから」というのが本音ですかね。
読み聞かせてもらう方が、脳が活性化する
先日、Twitterでホリエモンさんの発言を拝見していて、やっぱりそうだよな〜と共感しました。
自分以外の人に読み聞かせてもらいながら、絵本を眺めているとき「脳が活性化」するというお話は、納得です。
姪っ子2号は、絵本の読み聞かせを何より楽しみにしている子で、彼女がお泊まりする日は読み聞かせに1時間あまり費やしてしまうほど。私は後半になるとウトウトしてしまい、うっかり文を読み間違えてしまうこともあります。
するとすかさず「◯◯でしょ」と、間違えを指摘されてしまうのです(笑)。だったら一人で読んだ方がいいのでは!?とも思えますが、やはり読み聞かせてもらう方が好きなんですよね。
それは、大人のコトバで言うと「脳がより活性化するから」ということです。でも、ちびっ子たちにとっては「目に見えてる絵だけじゃなくって、頭の中の映像がはっきり見えるから楽しい〜⭐︎」ってことなんじゃないかなと思います。
こんな感じの絵本ライフをおくっています。
そんな私のおすすめ絵本3冊を紹介させてください。
《第3位》おそとがきえた!
おそとがきえた!
文・角野栄子 絵・市川美里美
おばあさんと猫の暮らしの物語です。窓から見えるお外のこと。生きることは楽しみを見つけること。すごくすごく大切なことが伝わってくるストーリーです。
グレーっぽい色彩の表紙は、ストーリーの出発点でのおばあさんと猫ちゃんの様子です。二人の暮らしはどんどん楽しくなってきて、最後のページでは、とってもとっても素敵な絵が出てきますよ。
すべてを言語化してしまうと伝えたいことが伝わらなくなってしまう。「情緒」とか「喜び」とかについて自然にBGMのように流しているように感じてしまいます。
作者の角野栄子さんは、2018年の国際アンデルセン賞を受賞された絵本作家さん。大人気アニメ映画「魔女の宅急便」の原作者で知られています。
角田さんの言葉は、ほんとうに優しいです。心がふんわりしてきます。読み聞かせている大人の心もまろやかにしてしまう絵本だと思います。
《第2位》おやすみ、エレン
おやすみ、エレン 魔法のぐっすり絵本
カール=ヨハン・エリーン 著 三橋美穂 監修
大ベストセラーになった子供を寝かしつけるえ絵本 おやすみ、ロジャー 魔法のぐっすり絵本 の第二弾です。でも物語は繋がっていません。
文章の構成が催眠導入をするための言葉づかいになっています。NLP(神経言語プログラミング)の言葉みたいなのがずっと続きます。監修している三橋さんは、快眠セラピストとして本も出版されている方なので、効果は期待できるものだと思います。
姪っ子2号は、おやすみロジャーを読み聞かせていると「ぜんぜん眠くないんですけどぉ」と、生意気にも挑戦的なセリフを言い放っていました。ところが、このおやすみエレンは読み聞かせていて半分ぐらいのところでコテッと寝落ちしてしまいます。
巻末には、大人への読み方アドバイスも載っています!
エレンは象の子供。エレンと出会う動物たちの絵がとても愛らしいです。
《第1位》ひとつぶの もりのたね
ひとつぶのもりのたね (みのりのえほん)
文・千世 繭子 絵・高野 紀子
読み聞かせてもらった子供の、思考の抽象度が高まるようなストーリ展開です。
大自然で淘汰されてしまう生き物もいる。助けを必要としている他者のために、無我夢中でがんばる者もいる。それをサポートしたい仲間がいっぱい集まってくる。
そして最後に、主人公のリスはやろうとしていたこと(歌うたいのおばあさんを助ける)を成し遂げたのです。
リス君が冒険を繰り広げている途中に、いろんな動物たちが登場します。この絵本を読み聞かせてもらった子供は、動物たちが何を食べている?とかどんな生体なのか?を知ることができます。
大自然のこと、動物のこと、助け合いの心、命の大切さ、生命の強さ、自己実現、優しさ、などなどたくさんの要素が伝わってくる素晴らしい作品です。
イラスト担当の高野紀子さんの描く動物たちや自然は、繊細なタッチで描かれていて、生き物への慈しみや愛情が伝わってくるのです。
PS:(Amazonでは在庫が無いようで中古のみでした。楽天では新品があるみたいです。)
絵本の持ち寄りお茶会
以上が、私のおすすめ絵本ベスト3選でした!
まだまだご紹介したい絵本がありますので、また別の機会にお話ししたいです。
以前、「大好きな絵本を持ちよる」お茶会を開いたことがあります。大人の女子会です。絵本を持ち寄り、お茶をいただきながら「どんな内容なのか?」「どんなところが好きなのか?」など、一人づつ語っていくのです。
小説家の方がオススメしていたので、試しにやってみたのですが、これがまた楽しいんです!
書いていたら、またやりたくなってきてしまいました。