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タラノキ(楤木)は糖尿病に効く?意外と知らない効能

タラノキは漢名で「楤木」(そうぼく)といいます。

 

タラノキ花言葉他を寄せつけない」「強い態度です。

 

北陸の山奥の伝説となっており、物語があります。

その物語は、きこりの老父が胃の腫れ物で亡くなり、きこりはこの腫れ物でタバコの根付きを作り、毎日持ち歩いて父をしのんでいました。

ある時タバコ入れが仕事の邪魔になるので、傍の木にかけておき、しばらくして、取ってみると、石の様に硬かった腫れ物の根付けが柔らかくなっていたという話です。

 

この木がタラノキで、胃潰瘍に効く事が明らかになるきっかけになりました。

 

若芽は「タラノメ」といい、ウドに似た香りがあり、天ぷら浸し物あえ物汁の実などに入れて食用にし、山菜料理として珍重されています。

漢方専門薬局でも入手できます。

 

 

タラノキ

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タラノキとは

ウコギ科の落葉小高木です。

山地に自生し、日本列島、中国東北、朝鮮半島、アムール方面からサハリンに分布します。

幹が直立し、鋭い刺(とげ)が多く、高さ6mにまでなり、枝分かれが少なく、鋭い刺が生えています。

葉は枝先に集まって互生し、2回羽状の複葉で、小葉は裏面が白っぽく卵形で、柄や葉の軸などにも鋭い刺があります。

 

8月頃、茎の頂に小さな白い五弁花が複総状花序に集まって咲き、果実は球形で黒く熟します。

刺のない品種をメダラと呼び区別しています。

山間部における重要な山菜の一つです。

 

樹皮を乾かせた物を煎じて糖尿病腎臓病に用い、葉を煎じて健胃剤とします。

材は軽くて柔らかいため、げた、盆、マッチの軸木などに用います。

 

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効能1

糖尿病

 

利用法1-1

1日量としてタラノキ5gを粗く刻み、水400mlで3分の2になるまで煎じ、3回に分け食後温かい内に飲用する。

ビワの葉、連銭草を各5gずつ加えると、さらに効果がある。

 

利用法1-2

1日分として楤木20gを、水600mlで半分の量になるまで煎じ、かすを取り除く。

これを1日3回に分け空腹時に飲用する。

なるべく乾燥させない物の方が効き目が強い。

 

症状の重い時はイチイを加える

昔から民間療法として使用されて来たイチイの葉には、アルカロイドのタキシンを含んでおり、血糖値を下げる効果がある。

ソウ木15gと、乾燥させたイチイの葉5gを、水600mlで、半分の量になるまで煎じ、1日3回に分け空腹時に飲用する。

 

効能2

トイレが近い

糖尿病があって、トイレに行く回数の増えている人に向いている。

 

利用法2

乾燥させた樹皮を10g~15g、水400mlで半分の量になるまで煎じ、1日3回に分け飲用する。

 

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効能3

慢性胃炎胃潰瘍

 

利用法3

乾燥させたタラノキの根を20g、水600mlで半分の量になるまで煎じ、飲用する。

2~3週間続ける。

 

採集

秋に樹皮か根皮を剥ぎます。

 

保存法

水洗いし、日干しにして乾燥させます。

 

以上がタラノキについてのご案内でした。

タラノキは色々な効能があり、タラの芽は料理にしても美味しく食べられます。

 

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一石二鳥ですね。

ただ、タラの芽は木に刺が多数あり、しかも枝の先端にあるので取るのに苦労しますね。

次回もぜひご覧下さい。