SDロボ風『ロボット型薪ストーブ』。ピザ焼きやアウトドア調理で、君も勇者になれッ!
ずんぐりむっくりなスタイルでかっこかわいい鳥山ロボやSDガンダムをみて育った世代にとって、デフォルメされたロボットの造形はどこか親しみを感じずにはいられないもの。筆者を含め、そんな人達のハートをド直球で貫くロボットデザインには、一目見ただけで心奪われてしまう……この気持ち、まさしく愛だ!
燃える瞳(本当に燃えます)は正義のしるし!
鋼鉄のボディの重厚感とコミカルな造形が魅力的なこのロボットの正体は、なんと薪ストーブ。高知県で鉄工所を営む小磯鉄鋼謹製の『薪ストーブ型ロボット』なのだ。
ボディ下部のバイザーを開くと焚き口が。アンテナのようにも見えるサイドレバーを手前に引いて開ける。ドラム缶型のボディなので、かなりの量の薪を難なく投入可能だ。
火をつければまるでマシンが起動したかのように、ロボットの胸部が煌々と光り輝く。まるで燃え盛るオレたちの正義の心のようだ……。いくぜぇぇ! バーニング薪ストォォォォオブッツ!
……と盛り上がったところで、オーブンになっている上部のバイザー内部に注目だ。ほーら、開けば網がこんにちわ。クッキーやパン、ピザなどさまざまな釜焼き料理が楽しめる。ホームパーティにも役立ってくれる高性能ロボなのだ。
ガンダムシリーズに登場する水陸両用モビルスーツのような蛇腹状の脚部は固定式。この2本の足がガッチリと地面を掴みつつ、実は背面から伸びるテール型の支えによって、しっかりとロボ本体が支持されている。
一方、両腕は肩と肘の2箇所が回転可能で、ある程度なら好きなポーズを取らせることができる。可動部分は少ないものの、逆にそれがコミカルなキャラクター性を強調しているようで面白い。指は非可動だが、棒状のものなら指の間でホールドさせることも。ハンマーや丸太など、武器っぽいモノを持たせればヒーロー感もマシマシだ。
生活をあたたかくしてくれる仲間たち
広い庭でも存在感を放ってくれそうな大型サイズから玄関先にも置けそうな小型サイズまで、3種類のサイズ展開。設置場所に応じた仕様を決めてくれるだけでなく、鎧やオプションプレートでカスタムすることも可能なのがうれしい。これは、いずれも受注生産でハンドメイドというこだわりのなせる技だろう。
ストーブタイプよりずっと小型で撮り回しのよさそうな七輪タイプもアリ。こちらは蓋が取り外せるようになっており、背面に五徳を背負わせることで、実用性とデザイン性を両立させている。カッパのような、なんともとぼけた表情がかわいらしい。
動き出さないのがむしろ不思議なくらいのロボット型ストーブは43万円~、七輪は3万7800円。庭はもちろん、リビングや玄関先など設置場所を守るヒーローになってくれそうだ。