根拠もなく、玉城デニーが知事になったら沖縄は中国の一部になるwww、なんて騒いでいるネトウヨさんたちがいますが、なぜですかね。軍事より友好。知事候補の佐喜真淳さんら自民党の政治家たちも、日中友好協会の顧問として中国との絆を深めていらっしゃいます。でもそれをお隠しになりたい理由とはいったい何ですか。
ここに、昨年ウェブから忽然と消えたページがある。佐喜真淳さんらが顧問をしているという沖縄県日中友好協会の公式ページである。
どのように沖縄中国陰謀論が醸しだされ、選挙に利用されていくのか。
佐喜真淳さんの消えたウェブページの謎を追う、第一弾。
( 1 ) 日本会議の HP から佐喜真淳さんのページが消えた !
さて、
界隈では周知のこと。
あの前宜野湾市長の佐喜真淳さんが、日本最大の極右宗教ロビー団体、日本会議のメンバーであり、
ご本人がそれを宜野湾市議会でも認め、日本会議のウェブにもその活動が載っていたにもかかわらず、
今さら何を、という感じで、8月24日の知事選事務所開きの時には、記者の質問に対し「私はメンバーでもないし、現在でもメンバーではない」と否定した。
そのことを日刊ゲンダイが鋭く記事にした翌日にですね、
忽然と消えたんですよ。
日本会議のホームページから、
ごっそりと佐喜真さんの例の記事が消えました。
という事で、
あの、園児に教育勅語を「奉唱」させた日本会議イベントで、佐喜真さんが閉会の辞をのべたという、過去の不安クラブの記事に追加し、できるだけ現物に近い形で、削除されたページを復元しておきました。
⇩
動画は完全なものは残されていませんでした。長かったからね・・・。
しかし、
今回、不安クラブが扱いたいのは、
もう一つの消えたウェブページのことである。
日本会議のことではありません。
( 2 ) 魚拓まで消されている、そのページとは !?
もう一つの消えたウェブページ。
それは、日本会議のような極右宗教ロビー団体のものではない。極めて友好的なもので、日中の経済のつながりを橋渡しする政財界のつながり、一般社団法人であるはずだが、
なにせ、こちらのほうは
削除のやりかたも徹底している。
なんと魚拓まで消されているからだ。
さて、
検索するとこうである。
キャッシュだろうか、一部の文字と写真が「そこ」にかつて存在したことは右側で確認できるが、魚拓を開けてみると空っぽの画面である。
魚拓まで削除させるとは、凄いですな。
このページにはたくさんの写真もあったはずだが、それも今は、断片だけが残っている。
また、この本体のほうはどうなってる !?
現存する一般社団法人であるにもかかわらず、本体のウェブはメンテナンスモードになったまま。
もう、かれこれ一年半近く定期メンテナンス中。
この一般社団法人は、いったい、いつまで定期メンテナンスやってるつもりなのだろうか。
今回の不安クラブでは、
この、消えた沖縄県日中友好協会ページの謎に迫っていきたいと思う。
( 3 ) 消えた沖縄県日中友好協会の公式ホームページ
さて、
昨年 2017年2月3日のこと。
那覇市内のホテルで、空港並みの厳戒態勢のもと、大勢の政界の方々も招かれ、一般社団法人沖縄県日中友好協会なるものが発足した。
政財界が中心となった日中友好協会の沖縄版。
自民党系の議員が中心となり、
全国にひろがる日中友好協会だが、
沖縄県日中友好協会も、そうそうたるメンバーが役員となっていた。
もちろん、当時宜野湾市長であった佐喜真淳さんも、その顧問として名を連ね、ホームページには立派なメッセージ付きで写真が載っていた。・・・・はずなのである。
ところが、新設の沖縄県日中友好協会のページごと、ごっそり消え、魚拓までも消されてしまっているのだから、なおさらトレースするのは容易ではない。
もう一度いうが、
全国津々浦々ある日中友好協会の、沖縄県の新設 HP がごっそり消されているわけだ。
なぜここまで消し去るのか。
これは恥ずべき秘密組織なんかではないはずである。
なにせ、これだけの自民党系の政治家や財界の方々が名を連ねている日中友好協会なのだから。
さあ、スクショで保存されていた役員の方たちの写真だけでも、ここで紹介したいと思う。
理事長 當山嘉晴 理事 平良朝敬 理事 中田均 事務局長 紺野昌彦 事務局次長 上間保彦 参与 若園篤利 参与 阪本和司
衆議院議員 国場幸之助 浦添市長 松本哲司 南城市長 古謝景春 豊見城市 長宜保晴毅 宜野湾市長 佐喜真淳 顧問 笹川能孝
( 4 ) 自民党系政治家が勢ぞろいの沖縄県日中友好協会
沖縄が選挙になるたびに垂れ流される怪文書やヘイトの数々。
中国ヘイトを利用しながら、故翁長知事や、そして今は玉城デニー候補を中国の回し者だと煽っている者たちがいる。そしてそれに簡単に騙される残念な人たちがいる。
今回の沖縄県知事選挙に関するツイッター投稿を琉球新報が解析したが、その9割がデニー候補へのネガティヴな投稿であったという。その内容は次回にまわしたいと思うが、ネットにはこんなツイートがあふれている。
が、すべて嘘である。
皆さんよくご存じの、沖縄の自民党系議員の皆さんが、こうやって沖縄県日中友好協会の顧問として、沖縄と中国のの懸け橋となっておられるんだ。
浦添市長松本哲司
南城市長古謝景春
豊見城市長宜保晴毅
宜野湾市長佐喜真淳
それで、なにかご都合でも悪いかな。
マッチポンプでお困りですか。
自民党に有利なように選挙で中国ヘイトを利用しつつ、経済的な中国との財界パイプだけ利用しようなどど、あまりに姑息なやり方ではないか。
( 5 ) 佐喜真選対スタッフ竹中明洋。佐喜真氏が顧問の日中友好協会に対する中国陰謀論記事を書いている草。
なぜ消された、
さて、このシリーズはさらにいろいろと興味深い点もあり、続けていきたいのだが、沖縄知事選期間まっただ中なので、急いでこれだけは一回目で触れておきたいと思う。
嫌沖ジャーナリスト竹中明洋氏が、沖縄県知事選挙の佐喜真淳氏、その選対を務めていることで衝撃が走った、この時の動画。
皆さんは気づかれただろうか。
佐喜真淳氏の政策発表の質疑応答の際、後ろで絶えずごにょごにょと動いて、カンペのようなものを渡したり、「財政、財政」と耳打ちをしたりしているこの男の存在。
竹中明洋、まあ掘ればいろいろでてくるが、
ここで急ぎで指摘したいのは、
この竹中明洋という沖縄ヘイトの週刊誌記者が、昨年11月に書いた記事である。
翁長知事と沖縄にのびる中国の魔の手、「表向きは日中友好を謳う謎の一行」などと、いつもの陰謀論で沖縄ヘイトを展開するが、その「謎の一行」の仲介役となったのが、これだと (笑)。
その最中に那覇市内のホテルでセミナーが開かれた。主催したのは、中国の友連会と「交流」していた日本の日中友好団体である、沖縄・中国友好協会。
その沖縄県中国友好協会の顧問してんのが、あんたが今、県知事選挙で必死のイチオシしてる佐喜真淳さん、その人だよ !
つまり、竹中明洋は、中国の謎の一行を仲介した謎の沖縄県日中友好協会の顧問、佐喜真淳氏の選挙対策本部をやっていることとなる。
ヘイトとデマのめくるめくメビウスの輪。
そういうことだ。
騙されることなかれ。
( 6 ) ヘイトを利用した選挙戦略に要注意 !
翁長知事が中国がー。日本が分断されるー。
そんなデマとヘイトを散々飛ばしておいて、日中友好協会を実際に調べてみれば、自民党系政治家ばかりで、
ネトウヨも「そっ閉じ」の内容。
もう一度言いますが、
現在、佐喜真淳さんの選対で活躍している竹中明洋氏が、何の根拠もなく中国人民解放軍の対外工作を担うと語っている団体。それを沖縄に仲介したのは、佐喜真淳氏はじめとする沖縄自民党の政治家たちが名を連ねている沖縄県日中友好協会。そしてその公式ホームページは削除されている。
こういうことですよ。
何の根拠もない
沖縄中国陰謀論。
その仕組み、
ご存知でしたか。
恐ろしきかな、
ヘイトを利用した選挙戦
陰謀論 にだまされるな !!!
佐喜真さんにおたずねしたい七つのこと、、、
自民党がフリーペーパーの広報戦略、、、
タコの卵、、、