我が家の長男は中学3年生
夏休みも終わり今はもう9月
そろそろ親も子も真剣に高校選びをしなくてはいけなくなって来てしまいました
もともと教育的な事に対して意識低い系夫婦であったところに、第1子が初めて受験する我が家は未経験でわからないことだらけ
受験ビギナーとでも言っておきましょうか
自分たちが高校受験を経験した30年程前とは今は随分と変わってきていることもあるそうですし、ここらでいっちょ重い腰を上げて情報収集しなければ行けません
ネットの情報なども見るには見るのですが、今一つパッとせず・・・
そこで!
とある進学個別相談会なるものに行ってきました!!
そもそも進学個別相談会とは??
毎年春から秋にかけて、教育委員会や大手学習塾や関西地区では模擬テストでお馴染みの五木書房さんなどが主催となり、定期的にあっちゃこっちゃで行われております
大きな会場の中にたくさんの私立高校のブースがぎっしり詰まっており(今回は私立高校に特化した説明会)、各学校の先生が個別に相談を聞いてくれたり説明などをしてくれます
少子化が叫ばれる昨今、私立も公立も1人でも多くの生徒を確保すべくいかに自分達の学校が素晴らしいか、是非とも受験してもらえるようにアピールしなければなりません
そんな熾烈な戦いの場(?)へ私と旦那と長男・・・初めての場所に迷い込んでソワソワキョドキョドしてしまい、完全に受験ビギナー丸出しなのでした
もちろん最終的には公立狙いですが、模試でA判定もらってても公立の試験に落ちてしまった例をここ数年で何件か耳にしたので、私立も視野に入れる必要があるなと・・・
費用の面でも是非とも公立合格してもらうのが最重要課題ですが、こればっかりは運にも左右される可能性もあるので私立の情報も色々ゲットしたいところ
一応息子が通っている塾からは候補になる私立高校をピックアップしてもらっていたので、とりあえず3校に絞ってそれぞれのブースで話を聞くことにしたのです
伝統のA校
<特徴>
男子高
教育熱心
規律が厳しい
難関大学入試に向けて3年間の青春全てを捧げる
とにかく担当のベテラン先生がA校の教育理念を熱く語る語る
「ご縁があってわが校に入って頂けたら、大切にお預かりして世の中で通用する人間力を育てます」
「仲間と切磋琢磨してお互いを高め合います」
「部活終わって家に帰って寝るだけ・・・という生活では勉強についていけない」
「男の子ですからね、こうビシッと!」(←連呼)
まさに質・実・剛・健!と言った感じ(初めてこの言葉使ったわ)
それはそれはもう既に入学が決まったかのような熱烈歓迎ぶり
きっとこの学校に入れば、この先生の言った通り3年間ビシビシ鍛えてくれるんだろうなあ
アオハルとは程遠いんだろうけど、楽~~な空気に流されやすい長男には厳しいくらいの規律があったほうがいいのかなあ・・・
とぼんやり考えながら長男を見ると、明らかに顔が引きつってる
こいつ、完全に腰が引けとるな
心の声がダダ漏れ・・・
親にとっては人気でも当の子供にとっては不人気の学校なんでしょうね
そりゃあ入る前からがっつり勉強の事しか言われなかったら私でも遠慮したくなるわ
話も終盤に差し掛かり、息子に向かって「何か質問ありますか?」と優しく聞いてくれるベテラン先生
「え・・・いや、あの・・・」
と何を質問していいやらわからず、私と旦那に目で助けを求める息子
すると
先生の熱い迫力に押されながら、おどおどしながらようやく絞り出した質問が・・・
そこか??
答えは意外にも「禁止」とのこと
おっと・・・息子が自転車通学希望ならこの学校は「ハイ、消えた」事であろう
せっかく色々話してもらったのに申し訳ない気持ちになるわ・・・
次に行ってみよう!!
最先端のB校
<特徴>
共学校
自転車通学OK(←一番に聞いた)
併設大学に内部進学あり
ICT教育の導入(タブレット授業・校内Wi-Fi化)
何はなくともグローバル(海外修学旅行・海外語学研修)
40代くらいの男性先生、こちらも熱く語るのはやはり同じ
しかもとても感じが良く丁寧に説明してくれます
そして写真で見る限りですが、ホテル並みに綺麗なエントランスや広大なグラウンド、屋内プールや人工芝のテニスコート・・・その他の施設も設備環境が素晴らしい
海外研修やタブレット授業、ICカードで校内での支払い(食堂など)
生徒にしてみればハイテクな環境で楽しい学校生活を送れるんでしょうが
親はニコリとも笑えません
相当金がかかるな、こりゃ・・・
A校の時とは打って変わって、おめめキラキラさせて話を聞いている息子
そうだろうそうだろう、心躍ってんでしょ
まあこれだけ魅力的だと行きたくなるわな・・・私だって通ってみたい!!
いやしかし!
こちらもA校の時とは打って変わって、やはり私立はうちの家にふさわしくない!!
てか無理だわと思い直さざるを得ない
すると担当の先生が
あらあら・・・
どうも親の思いと子の希望は反比例するのであった
はい、次!!
超人気!!のC校
<特徴>
共学校
人気大学の付属高校
自転車通学OK(←近所の子が自転車で通っている)
特進コースと進学コースの差が激しい
とにかく人気!大人気!
こちらもB校と同じく、ICT教育・グローバル化を掲げて推しに推しています
もう今どきはデフォなのですね・・・今まで気にも留めてなかったので、おばちゃん全然知らなかったわ
この地域では人気の大学の付属高校でしかも共学なので、多くの人が「私立高校と言えば・・・C校くらいがいいかしら?」と一番に思いつくのでしょうね
他の学校が1~2ブースなのに対し、C校は6ブースもありその前に並べられた待合用の椅子にズラーーーーーっとたくさんの人が並んでます
しかも、我が家からはこのC校まではとっても通いやすい距離なので、やっぱりうちも「第1候補はC校かな」と密かに思ってたんですよね
待つ事数十分、やっと空いたブースに案内され親子3人いそいそとその前へ座ります
担当の先生が開口一番・・・
あるに決まってるから並んでたんでしょーよ!
その時、時刻は午後3時
このイベントは朝10時から始まってるので、すでに多くの人に説明しすぎて疲れてると言った感じです
しかもほっといても自然に受験生は集まるほど人気なので、そこまで必死にならなくてもと思ってるんですかね?
おいおい、うちの息子が金の卵だったらどうするんだ!(←それはない)
とにかくとっても面倒くさそうで、こちらの質問に対しても「ふん、そんな事も知らないの?」言いたげな態度でものすごく感じが悪い
「特進クラスは外部の難関大学を目指すのでとにかく勉強させます!よってクラブ活動は不可です」
「進学クラスも簡単に内部進学出来ると言う事ではなく、一定のレベルに持って行けるようにガンガン勉強させます!ですがクラブ活動はOKです」
と、めっちゃ勉強させますアピールのみをされて終了
ブースから離れて旦那が一言
C校は絶対にない!!
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接客態度は何より大事
たまたまC校の担当の先生の態度が悪かっただけで、C校そのものは良い学校かもしれません・・・こんなに人気なんだし
もし別の先生が丁寧に対応して下さってたら、それだけでC校に対するイメージは私達の中でぐぐっと上位に来たかも知れないのです
パンフレットに載っている以上の情報が欲しくて実際この相談会に足を運んでいる以上、フロントマンの態度でイメージを左右されても仕方ないのではないでしょうか?
いや、接客って大事よ大事!!
印象が決まってしまうんだから!!
飲食店のホールしかり、銀行の窓口しかり、コールセンターの電話口しかり・・・その企業の看板なのですよ
初見で対応してくれる人の印象がよければ、そのお店や企業の印象がよくなるのは事実なのだから仕方がない!!
また利用としようと思うか二度と関わりたくないと思うかは、接客次第なのよ
私立高校なんて尚更生徒をたくさん集めなくちゃ経営が成り立たないのに、受験しようかなと思っている生徒を減らすような態度を取ってどうする!!
と、なんとも後味悪く三人三様の思いで帰路についたのでした
A校で鍛えてもらったらいいんじゃないかな・・・
B校が楽しそう・・・
C校は絶対にない!!
まとめ
今回は我が家にとって初めて迎える高校受験の為に私立高校の情報収集に出向いたわけなのですが・・・
結論!やっぱり公立高校に絶対受かってちょ!!
となったのでした!それが万事うまく行く解決法だ!!頑張れ息子!!
今度は公立高校の説明会にも行く予定です
はあ、忙しい忙しい
その様子はまた後日~~~^^