| 放送日 | 2018年9月22日(土) 10:30~11:25 |
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| 放送局 | よみうりテレビ |
オープニング映像と出演者らの挨拶。
この番組はNHKと日本テレビが共同で放送を行う内容となっていて、上田さんはカメラの量に驚いていた。また、視聴者からの14万6507票で名場面ベスト30が決定されていて、今回はこれを紹介していく。
1991年の世界陸上、カール・ルイスが100m9秒86で世界新記録を出したがこの際日テレは写真判定を世界で初めて導入した。100分の2秒差を分かりやすく伝えた。
65 年前にテレビが生まれると、テレビの中継を見に多くの人が集まっていて、野球の中継はNHKが、カラーでの野球中継は日本テレビが初めてプロ野球で行っていて、27インチの街頭テレビを観に新橋駅には当時1万人以上が集まっていた。そして、来月9月にはラグビーW杯が日本で開催され、NHKと日テレが共に放送する。そこで今回はテレビにかじりついたスポーツ名場面 ベスト30を発表する。
ここからはNHKと日テレがそれぞれ場所を分けて放送を行うが、互いの会場の様子は見えるようになっている。また、くりぃむしちゅーの2人はラグビー部出身で、出身の熊本県でもラグビーW杯は行われている。また、スタジオでは江川卓さんも登板していて、江川さんは1981年の日本シリーズではウイニングボールを取りたいと思っていたら、実際にウイニングボールが手中におさまったのだった。そして、ここからはランキングを紹介する。
1988年のトヨタカップではゴールの迫力を伝えるため小型カメラを初導入。当時は設置する機材がなかったため下町の工場に依頼し専用器具を特注し活躍した。プロ野球でも審判カメラが2011年から導入され、キャッチャーのすぐ後ろから臨場感あふれる映像を伝えている。
ここからはランキングを紹介していく。19位にランクインしたのは「箱根駅伝山の神・今井が区間新記録」で日本テレビが紹介、24位には「奇跡の大逆転!佐賀商VS.樟南」でNHKが紹介する。
2007年の箱根駅伝では当時順天堂大学4年だった今井正人が躍進していて、トップから4分9秒の差をつけられて5位となっていたものの、3位まで浮上していて区間新記録を記録した。すると実況は「山の神」と今井選手を評していて、これをきっかけに「山の神」が代名詞となっていったのだった。
名場面を実況はこれまでも彩っていて、松井秀喜がゴジラと呼ばれる、トヨタカップにプラティニが来日するとゴールを決めた時にはオフサイドと判定されてしまったが、ポール・マッカートニーに似ていると評されて笑われてしまった。また、浜田剛史が世界戦に臨み見事に勝利すると国技館には座布団が舞っていた。第1回WBCでは日本が世界一になると「ベースボールの世界で野球が世界の頂点に立ちました」という実況が行われた。2016年のリオデジャネイロ五輪では吉田沙保里が4連覇を成し遂げられず、勝負の世界には勝利と敗北は存在するのだった。
20歳のときに小橋建太はプロレスラーとしてデビューを果たすと、「青春の握りこぶし」「青春の宇宙遊泳」などの実況と共にスター選手となったものの、2006年には腎臓がんを患ってしまった。当時についてがん=死と思っていて、宣告されるとプロレスはできなくなると覚悟していたが、小橋選手はその後も応援してくれるファンを裏切らないためにとリハビリを続けていて、546日ぶりにリングに立つのだった。試合が始まると相手に押されながらもラリアットやムーンサルトを繰り出していくが、この試合を勝つことは出来なかった。しかし、矢島学アナは小橋が腎臓がんに勝ちましたと涙ながらに実況を行っていて、ファンもその強さを称えていた。
有田さんは小橋選手について会場に見に行ったのだといい、がんには勝てないと周りからも心配されていたが、がんにも勝っていて思い出しただけで涙が出ると振り返っていた。江川さんはスポーツは感動を与えられると話していて、桝さんは矢島アナがその後ファンの気持を考えたときにあの言葉しか出なかったと話していたことを明かしていた。
チコちゃんとともにがランキングを紹介した。今回は初に関するランキングで、日本テレビは「カール・ルイス 100m 世界新記録」を、NHKは「「東洋の魔女」東京五輪金メダル」を紹介する。
1991年の世界陸上では、長嶋茂雄さんもカール・ルイスに注目していた。
審判にカメラをつけるなどしてきた日テレだが中でもバックネット裏からの映像を反対のバックスクリーン横のセンターカメラの映像に切り替えたことがプロ野球中継の歴史を変えたという。松垣氏はその理由についてネット裏だと審判がボールの軌道に映り込むのが良くなかったなどと語った。当時はキャッチャーのサインが丸見えで抵抗感がかなりあったが視聴者に観てもらうことで納得したのではないかと語られた。ワンバウンドから打ってヒットにするというプレーもセンターカメラだからこそ捉えられたと述べられた。
チコちゃんを交えてのトーク。「チコちゃんどうだった、今の映像?」「あたいはね、江川卓ちゃんのマウンドでのおしりが大好きなの」などと語られた。チコちゃんからマウンドが何故高くなっているのか聞かれ、高いと見やすいからだろうかと答えられ「ボーっと生きてんじゃねーよ!」が飛び出した。他にも見られやすいからという答えが出たがチコちゃんから正解は雨が溜まりやすいのを土で埋めたからと語られた。法政大学の鈴村氏によると昔のマウンドは平坦だったがスパイクで穴が空き雨が降って水がたまるので土を盛ることにしたのが慣習化したと考えられているという。1984年のオールスターで8連続三振後何故最後の大石氏だけカーブに逃げたのか問われ、10連続を狙ったためと説明された。続いてはテレビマンのこだわりがつまった名場面を紹介していくと伝えられた。NHKは「大相撲最高視聴率!千代の富士初優勝」。日テレは「王貞治、世界新記録756号ホームラン」。
9位 王貞治 世界記録756号。1977年9月3日、後楽園球場は4万人の観客だった。3番ファースト王が、打席に立ち、ホームランを放った。世界記録となった。打球が向かってくる映像にこだわりがつまっていた。王貞治のホームランをどう伝えるか。会議が重ねられた。ライトスタンドにカメラを導入した。ホームランカメラという。王貞治選手にそれを伝えると、そこを狙ってうってみようかなと話したという。
王貞治選手はカメラを導入した三連戦で4本のホームランを打ったという。王貞治は、いい記念になる映像だったと言った。ゴルフ中継で、尾崎三兄弟の末っ子・尾崎直道に悲劇が襲った。
大会前日に父・実さんが他界。直道は一睡もしなかった。父への思いをボールにこめて活躍した。中継でマイウェイという曲を流したという。尾崎直道は優勝した。ウィニングボールが墓前に捧げられた。
有田さんがNHKうるさいなあという。となりでNHKは賑やかな中継をしているとのこと。江川さんは、一人にスポットをあてることはなかなかないのですごいことだと語った。王貞治さんは短く振るタイプだとのこと。ストライクゾーンのボールだけを打つという。王さんには弱点はないという。
日テレとNHKの意外な関係が明らかに!
1991年の陸上日本選手権はNHKで放送されたものの、映像協力は日本テレビと映されていた。これについて当時日テレでプロデューサーを務めていた坂田信久さんはNHKが了解してくれたからだと話していて、日テレは既に世界陸上の中継を予定していたものの陸上中継ノウハウがないことから、坂田さんは世界陸上でNHKに向かい直談判を行い中継をさせてもらったのだった。坂田さんは競技の間の間合いを体験できたと振り返っていて、待ち時間をドラマにすることを考えたのだった。そして、世界陸上では43種目を84台のカメラで撮影していて、走幅跳でルイスが当時の世界新記録8m01を記録し、パウエルが8m95を飛んで抜き帰すのだが、計測時にはルイスの表情を移すことでドラマ仕立てにしていて、国際陸連からもこの演出を表彰される形となった。男子50km競歩ではA・ポタショフとA・ペルロフの一騎打ちとなっていて、残り50mとなると二人三脚でゴールを行い写真判定で順位を分ける形となったが、2人はレース後にメダルを分けていたのだった。
来年、日テレとNHKがラグビーワールドカップ2019を中継する。2015年大会にも両局のカメラが入っていた。それが日本が南アフリカに勝利した試合。終了間際3点差まで詰めより勝利した。逆転勝利の瞬間、NHKは実況せず沈黙。39秒にも及んだ。沈黙することで感動を伝えた。日テレでは上田晋也が30秒騒いでいた。
スタジオでは2つの仕切りの向こうで番組を分けていたことについて、大吉さんは自分が見ている間に日テレ側では何が映っていたのかが気になってしまうと話していて、華丸さんは小橋建太が見たかったと嘆いていた。
ラグビーワールドカップ日本大会は2019年9月20日の開催となる。上田さんはラグビーを今のうちから見ておくとより楽しめると話していた。そして、この後スポーツ名場面ベスト30 第1位が発表される。
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