こんにちは~筋肉料理人です!
今年はサンマが豊漁、という話があちこちから聞こえてきますね。昨年は不漁でなかなか手が出なかった庶民の味、今年は復活してくれるとよいのですが……。
さて今回はそのサンマの、塩焼き以外のおいしい食べ方。生サンマよりは少しお値打ちの塩サンマを使って作る、お手軽「お茶っ葉燻製」を紹介します。お茶っ葉燻製とは燻製チップの代わりに、お茶っ葉(100均のもので十分です)を使う燻製で、3分という短い燻し時間で自家製燻製を楽しめます。これまでにも、
など燻製にしてきましたが、とくにサンマは脂がのった魚なので、燻製とは相性が良さそう!
「燻製にしてそのまま食べるレシピ」と、「オイル漬けにするレシピ」を紹介します。
筋肉料理人の「サンマのお茶っ葉燻製」
【材料】2人分
- 塩サンマ 2尾
- 緑茶の茶葉 大さじ5
- 砂糖 大さじ1
- 大葉、らっきょう、ミニトマト、レモン 適宜
作り方
1. 塩サンマ1尾は半分に切り、身に2cmの間隔で浅く切れ目を入れます。
もう1尾は頭と尾ひれを切り落とし、身を6等分の筒切りにします。
※サンマの内臓が苦手な方は筒切りにし、内臓を菜箸などで押し出してから料理するといいです。
※塩サンマは、あれば薄塩タイプが塩抜きなどしなくていいのでおすすめです。
2. 次にサンマを焼いていきます。フライパンにアルミホイルを敷いて弱火にかけます。切った塩サンマをのせ、触らずにじっくり焼きます。
※アルミホイルはくっつかないタイプが便利です。クッキングシートでもOK。
断面を見て、身の厚みの半分以上、色が変わったら返し、
反対側は5~7分、じっくり焼いて熱を通します。
3.いよいよ燻製作り。鉄の中華鍋と金属製の網、アルミホイル、鍋にぴったり合うフタを用意します。中華鍋にアルミホイルを敷き、緑茶の茶葉と砂糖の順にちらし、中火(コンロの火が鍋の底に当たるくらい)にかけます。
※網は中華鍋の半分くらいの深さにはまる位のサイズです。フタはボウルで代用します。機材については100円ショップを活用しましょう。
※換気扇をしっかり回し、火にかけている時は鍋から絶対に離れないこと。加熱時間を守り、茶葉に火が付かないよう注意しましょう。
4.網にサンマをのせます。煙が出始めたら、
フタをして3分、燻しましょう。
※砂糖には燻製の香りと色艶を良くする効果があります。
5. 3分燻製したらできあがりです。フタは激熱なのでやけどに注意してください。
すぐに食べてもいいですが、燻製は少し休ませたほうがおいしいです。網にのせたまま冷まし、冷蔵庫に入れて一晩置くとよおいしくなっています。食べる前に電子レンジで少し温めて皿に盛ります。大葉を敷き、らっきょう、ミニトマト、レモンを添えてできあがりです。
ご飯よりもお酒がいける濃厚な味わい
「塩サンマのお茶っ葉燻製」の完成です! 柔らかい身をむしって食べると、しっかりした燻製の香りが口から鼻に抜け、ほのかな苦味のある濃厚なうま味が広がります。普通に焼いても濃厚なサンマが、より濃厚になった感じです。これはビールがいけます。ご飯じゃなくお酒がいける味です。
濃厚な味なので、口直しのらっきょう、レモンがとてもよく合いました。
筒切りにしたサンマは、「燻製塩サンマのオイル漬け」にしてさらに味変!
筒切りにした塩サンマの燻製を清潔な保存容器に入れ、ひたひたに漬かるくらいにオイル(分量外)を入れてオイル漬けにします。使うオイルはサラダ油、オリーブオイルなどお好みで大丈夫です。オイルにつけて冷蔵庫で一晩置けばできあがりです。
オイル漬けにした燻製塩サンマは、燻製の香りが柔らかくなっています。そのまま食べてもいいし、バゲットやトーストにのせて食べるのもおすすめで、こちらは洋酒に合う感じ。しっかりオイルに漬かっていれば、冷蔵庫で1週間くらいは食べられます。残ったオイルは燻製の香りが強く残っているので、炒め物やパスタなど作る時に使うといいでしょう。燻製とオイル漬け、どちらもお休みの日に作ってみてください!
作った人:筋肉料理人 藤吉和男
料理と筋トレをこよなく愛する料理ブロガー。料理研究家としてレシピ本執筆や料理教室、テレビ出演、ボランティア活動を行う。自信のブログやYouTubeでは、簡単で美味しい魚料理や簡単レシピを専門的ながらわかりやすく紹介。レシピブログプラチナブロガー認定。
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企画協力:レシピブログ
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