糸井重里が毎日書くエッセイのようなもの

09月23日の「今日のダーリン」

・大阪に来てから、朝夜二度の体重測定をやっていない。
 ダンベルを持ってのスクワットもやっていない。
 腹いっぱいに食べたあと、コンビニのパンなど食べてる。
 というような日常になってしまったので、
 身体がぐだぐだになっているのではないだろうか。

「ドコノコ」の人間だけ集まってのオフ会。
 百貨店のなかでの「生活のたのしみ展」に、
 こういう場面があることが、なんだかとてもうれしい。
 たくさんの人が、じぶんの家のコのように
 「ブイヨン」や「ブイコ」を見ていてくれると知って、
 うれしいやらお恥ずかしいやらだった。
 うちは犬を中心にした「サザエさん一家」みたいだな。
 でも、ぼくはぼくでよその家の犬や猫を、
 ずっと見守っているわけだから、そっちはそっちで、
 「サザエさん一家」みたいなものなんだよな。
 かわいがったりかわいがられたりを見ることは、
 それだけで人を元気にさせるよなぁと思う。
 まだ「ドコノコ」のアプリを入れてない方、
 ぜひぜひおすすめしたい「おたのしみ」ですよ。

・家事や仕事とのバランスを考えながらだろうけれど、
 家人が「ブイコ(お母さん版)」というブックで、
 まめに仔犬のようすを更新してくれていて、
 家を離れている身としては、これがほんとにありがたい。
 波平さんが、「サザエさん」を読んでいるようなものか。

・阪急うめだ本店「生活のたのしみ展」は、
 日曜と月曜、あと2日になってしまった。
 東京の乗組員たちが、うらやましがっているらしい。
 こっちの出張部隊のたいへんさも知っていながら、
 その苦労を含めたおもしろさがなつかしいのだろう。
 わかるわぁ、その気持。
 ぼくだって、東京にいたらそんな気持ちになったろう。
 阪急の人たちや、「ほぼ日」の人たちのなかに、
 まだ終わってもいない催し物なのに、
 「生活のたのしみ展ロス」になって泣きべそな人がいる。
 でも、実は、ちょっとその気持もわかるんだよね。
 ぼくも、今回の長期滞在のおかげで、
 大阪の人たちと、はじめて、つながりができた気がする。

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
人間が力を合わせてなにかやるって、ほんとにたのしいよ。