魔導国の日常【完結】   作:ノイラーテム
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バハルス領域の黄昏

●いつものように会議を

「もしかして魔導国って政治の素人ばっかりなんですかい?」

 魔導国よりもたされた布告文を前に、一人の男がとぼけて見せた。

 その男は帝国四騎士の一人、”雷光”バジウッド・ペシュメル。

 絶対者から送られた文言を前に、誰よりも早く反応してみせたのは流石の胆力という他ない。

 

「そんな訳があるか」

「ですが陛下。素人に毛の生えた俺でも判るくらい矛盾だらけですぜ」

 緊張感を解し、話の流れを作るためにワザと空気を読んでいない。

 それが判るからこそ、バハルス帝国皇帝たるジルクニフは、バウジッドをつまみだす事は無い。

 

 引き立てた文官や騎士の中でも教養を持つ者達は、弾かれたように思考を巡らせ始めていた。

 バウジッドが言う様に、奴隷売買を禁止しているのに持ち込みは可能であるなど、矛盾する内容もありはするのだ。

 だが、そこに隠された意図があるはずだと思考を重ねて行く。

 

「俺に腹案はあるが、今回追加された政令に関してお前達はどう思う?」

 ここで最適解に違いあるまいと言う馬鹿を、ジルクニフは側近に登用したつもりは無い。

 最終的にそう判断せざるを得ないとしても、何かしらの意見を提出するだろう。

 己の解釈は既に存在するものの、異なる意見・異なる価値観を取り入れることで、より良い結果を導き出すつもりであった。

 

 アンデッドはビーストマンと違って人など喰わないとか、初歩的なことは既に周知の事実。

 ならば目的は何か?

「全ての国民は魔導王のモノであることを判り易く示し、中央集権の第一歩ではないかと」

「それだけでは足りるまい。逃げ出した旧エ・ランテル市民を呼び戻す為と考えたらどうだ?」

「確かに。あの(・・)魔法を含めて相当数の人間が居なくなったそうだからな…」

 誰かが口火を切ったところで、一気に話し合いが加速して行く。

 そして一定の段階を越えたとこで、一つの方向へまとまって行った。

 

「そう考えて見れば慣習法である労役をあえて法令と定め、賃金まで保証する必要はありません」

「これは魔導国が国民待遇を良くしているアピールする為のものでしょう」

「奴隷の売買は禁止しておりますが、持ち込みは問題ないとあります。先の冒険者を呼び集める宣言と同じ様に、優れた商人や技巧者を集めるつもりでは?」

「魔導王という絶対者の元へ、集まる数多くの人材か…笑えんな」

 ある程度の案が話されるが、ブラッシュアップされる前に一度議論が止まる。

 これで良いのかと、全員の視線が一点に集まった。

 

「我が国に先の見えん奴は居ないと判って安心したぞ。だが、もう一歩考えを進めて見るが良い」

 沈みゆく泥舟から逃げ出すんじゃないかと疑っていることなど微塵も見せず、ジルクニフは鷹揚に笑って見せた。

 領域守護者と言う藩属国の王で済むと処断が決まってからは、最近は胃が痛まないのも影響して居るだろう。

 

「と、言いますと陛下?」

「例年の恒例事業であった王国への派兵を思い出せ。あれは単純に戦闘行為が目的だったか?」

「なっ!?」

 諸官がギョっとした目でジルクニフを眺めた。

 不敬とは知っていても、思わず確かめざるを得ない不吉さがそこにある。

 

「そうだ。これは周囲から緩々と人材を奪い去り、同時に国を発展させる策略だ」

 更に魔導王を中心とした絶対王制を確立する。

 そんな一石三鳥の手だとジルクニフは語った。

「王国はただでさえ疲弊して居ます。旧エ・ランテル市民を皮切りに大移動が起きかねませんな」

「文句を付ければ勝ち目の無い戦争。黙って見て居れば人が居なくなるか…。これは詰んだな」

「我が国も人ごとでは済みませんぞ! 早急に対策を話し合わねば…」

 ある者は沈みゆく王国の将来を、ある者は帝国に飛び火する効果を。

 恐怖感に煽られ、諸官は口々に政策を話し合った。

 

 そんな中で、二人だけが何時もの調子で続けて居た。

「それにしても陛下。それだけの手として、なんでうちを完全に吸収しないんでしょうかね?」

「ただの実験に過ぎんよ。これから国土が十数倍になるとして、様々な政治形態を試せる方が都合が良いだろ」

 国土が十数倍になる。

 その仮定が出た時、諸官はようやくジルクニフの言った『先が見えない奴は居ない』という言葉の真意を悟る。

 

 これから魔導国は急拡張するのだ。

 それを考えれば帝国が早期に属国化し、その勢力に組み込まれたことに感謝すべきかもしれない。仮に帝国を逃げ出したとしていたら、呑み込まれる過程で酷い目に会う可能性が高いのだから。

 

 こうしてジルクニフは、デミウルゴスの一枚上を行くことに成功した。

 もっともソレを知る者は誰も居ないし、無用な深読みの度合いで上回っていると知っても喜べないだろうが…。

 

●帝国よりアイを込めて

「とりあえずは今回の布告から良い所取りする路線で話を詰めろ。それと重爆とロウネを呼べ」

 もともと帝国では奴隷は自分を買い戻す事が出来るし、労役の中で最も長期間に及ぶ兵役が存在しない。

 ゆえに取り入れて、税の一部とする事には問題が無いのだが…。

 

「ロックブルズ卿は判りますが、ロウネと言うとロウネ・ヴァミリオンですか? 洗脳された可能性もあって遠ざけられていたのでは?」

「他にロウネを知らんな。…洗脳されていても奴の才能を使える方法を思い付いただけだ」

 さっさと呼べ。

 そう言う意味を込めて視線を強めると、文官の一人が慌てて飛び出していく。

 

 暫くして閑職に追いやっていた元首席秘書官と、帝国四騎士の一人が現れた。

「陛下、お久しゅうございます。私などに何の御用事で?」

「皮肉か? 用事も無いのに呼ぶはずもあるまい」

 デミウルゴスによる洗脳の危険があり、遠避けられていたことをチクリ。

 そんなロウネの無礼を笑って許す事で、閑職に付けたことを詫びて見せる。

 ロウネの方も仕方ないとは判っているので、それ以上を言わないし恨んではいないようだ。

 

「では何の任務なのでしょうか? この組み合わせは嫌な予感しかしないのですけれど」

「そう急くな。まずはコレを読め」

「失礼します」

 嫌な顔をするレイナースに対し、ジルクニフは二人の前へ布告文の映しを放り投げた。

 ロウネが早速取り合えげて読み始める。

 

「単純に言うと魔導国が広く人材を募集し始めた。忠実な領域守護者としては、優秀な人材を送り込む必要が出て来る」

「それが私達ですか? ていの良い使い捨てでは無いのでしょうね?」

「いえ、それですと相当数の人数が居た方が良いはず。使い捨てとしては惜しいと信じたいところです」

 不満顔のレイナースと違って、流石にロウネの方は言いたいことを察したらしい。

 

「そう言うことだ。二人には文官と武官を引き連れて、魔導国の足りない人材を埋めるくらいのつもりで行って欲しい」

「今のうちに連合王朝の主導権を確保するおつもりですか?」

「ロウネはやり甲斐があるでしょうけど…騎士に仕事があるとは思えませんけどね」

 打てば響くようにロウネは策を見抜いた。

 レイナースも判らなくもないと納得はして見せるが、アンデッドの軍勢を前に英雄未満の戦力は無いも同然だと苦笑する。

 

「そう馬鹿にしたものでもないと思うがな。以前に冒険者の真似をして重宝がられたと言っていたろ? そういう智恵はアンデッドには無理だからな」

「空いた時間は好きに使って良いと? それならば私にもメリットはありますけどね」

 ここでレイナースも頷いて見せる。

 主命である以上は従わざるをえないし、自由に行動できるなば自分の目的も叶えられるかもしれないからだ。

 言質を得られれば、あとは好きに行動すればいい。

 

「せっかくだ、二人には十分な工作資金を持たせよう。ロウネは政策で面白そうなモノを試し、レイナースは呪い対策なり健康促進のアイテムを探すと良い」

「…そこまで厚遇されると疑わざるを得ませんが、お聞きしてもよろしいので?」

 あまりにも都合のよい待遇に、レイナースは思わず渋い顔をした。

 確かに呪いを解くことを最優先する気だが、露骨にソレを助けられても嫌な予感がするだけだ。

 

「他意はないぞ? 単に俺も人ごとでは無くなって来ただけだ。この間まで体の調子がすこぶる悪くてな、一種の呪いじゃないかと疑っているくらいだ」

「同情などいたしませんわよ。ただ、ご期待に添うことで忠誠の代わりにいたします」

 プイっと顔を背けて見せるレイナースに、ジルクニフは安堵した。

 胃の痛みは治まって来たが、心もとなくなって来た髪の毛の方は取り返しがつかない。

 できれば彼女が探す医療品の中に、かつての健康を取り戻せる薬があることを心から願った。

 

「では陛下。私の方は文官を中心に様々な職種の者や、上は下級貴族で下は奴隷までを選定すればよろしいのですね?」

「そう言うことだ。可能な限り広い分野の連中を連れて行ってくれ。反応が見たい」

 一を聞けば十を知る。

 ジルクニフの側近として付きあって来たロウネは、最近のブランクにも関わらず言われるまえに全て悟っていた。

 彼らは貢献の為に送りこまれるだけではない、内部から掌握する為に送り込まれるだけでもない。

 彼らを遠目に確認することで、どれほどの事業を魔導国が為しているかを実体験で観察する。

 

 それ為にこそ、どうでも良い人材ではなく、能力のある二人が長として選ばれたのである。

 もちろんロウネが魔導国のエリート官僚になり、レイナースがオリハルコンやアダマンタイト級の実力を身につけられれば理想的ではあるのだが…。

 

 いずれにせよ、こうして帝国から派遣される一団が結成されることになったのである。

 

●メイドとメイドとメイド

「何がどうしてこうなったのかしら?」

 レイナースは正直、困惑して居た。

 せっかく訪問団に先行して、コネのある人物の場所まで辿りつけたのだが…。

 不本意なことに、紹介された先が微妙であった。

 

 魔導王に出逢う可能性があり、かつ、不意の襲撃があっても護りに付いて功績を稼げる。

 そんな都合が良い場所がそうそう無いのは判っていたが、まさかこうなるとは思わなかった。

 

「確かにメイドで良ければ紹介するって言われたけど、私が帝国を飛び出したらの話よね」

 懇意にしてもらったカルネ村在住のクレリックに挨拶へ行ったら、メイドにされてしまったのである。

 

(うふふ。レイちゃん愉しんでいるようっすねー。でも、これからっすよー)

 レイナースは知らない。

 彼女の立場と意思に関わらず、紹介したルプスレギナ・ベータに取っては『玩具』として扱い易い場所に紹介しただけなのだ。

 例えメイド以外を紹介されたとしても、不本意な場所しかなかったに違いない。

 

 その意味においては、レイナースの要望に一番近い場所として間違いは無かった。

 そのこともレイナースは知らない。

 

 だが、行政府付きのお屋敷に案内された以上は、覚悟が必要だろう。

「こちらがこの屋敷…私達は下館と読んで居ますが、そこで働く人間たちを統括するツアレニーニャ・ベイロンさんです」

 中の上。地方であれば十分に美女であるが、争って求めるほどではない。

 理性ではそう判断できるものの、女として満ち足りた表情が何割増しかで美しく見せて居た。

 レイナースにはそこがどうにも癇に触る。

 

「ということは、ルプスレギナお姉様は…?」

「私は純粋な人間ではありませんからね。ただ、レイナースさんも管轄上は下になりますので、気を付けてください」

 自分が持って居ないモノを見せつけられて、舌打ちこそその場で抑えたものの感情を抑えるのには苦労した。

 少なくとも、自分を買ってくれているルプスレギナの前で失態を犯すわけにはいかない。

 

 席を外して二人っきりにしてもらったので、今の内に挨拶をしておくことにした。

「帝国より参りましたレイナース・ロックブルズと申します。よろしくお願いいたします統括殿」

「ツアレとお呼びくださいレイナースさん。統括と申しても、メイドや下男以外の人間が居ないだけで、その御役目は畏れ多いです」

 こっそりイヤミを入れたら、下手に出て返されてしまった。

 やるな…とは思いつつも、社交界には顔を出してないので、それ以上のやり口を思い付けない。

 

「私は一応は騎士なのですが、ここでは…そうですね。戦闘メイドとでも呼ぶ存在になるのでしょうか?」

 仕方無いので、我身の不幸を嘆こうと現状を語ろうとしたのだが…。

「っ!? その呼び方は止めた方が良いです。いいえ、お止めください。そ、その役職はベータさんほか限られた方のみに許された単語です」

「え? は、はあ…。お姉さま達のみの?」

 今まで静かに微笑んで居たツアレが、突如として豹変した。

 ガクガクと震え…こそしないが、周囲を気にしながら、口元に指を立てる。

 

「あの方々は我々の事など気にされませんが、魔導王さまがたの決められたお役目だけは別格です。お優しいベータさんやアルファさんならともかく、他の方に聞かれたら大変ですので気を付けてくださいね」

「わ、判りました。御忠告を感謝いたしますね」

 見て居るこちらが驚くほどの慌て様であったが、この時だけは素顔が見えたような気がした。

 これまで諦めと幸せが一体化したような、儚げな笑顔であったのが年頃の娘に戻ったようだ。

 思えば普通の女が、こんな魔物だらけの都市の中央で平然と暮らしている方がおかしいのである。

 

「そういえば、ツアレさんはどうして魔導国…いえナザリックに?」

 興味をそそられたレイナースは、止せば良いのに核心を尋ねることにした。

 詳しい内情を知っているツアレという女であれば、魔導国ではなくナザリックという本館どころか王城ですら及ばない場所を知っていると確信して。

 

「私ですね…。本当はとっくに死んでいた筈なんですよ」

 ポツリと呟いた言葉が不思議と心に突き刺さる。

「死んでいた筈?」

「ええ。死に掛ってゴミの様に捨てられた所を、あの方に助けていただいたのです…」

 真の絶望を知る女の前で、絶望と戦っているフリの女はただ聞くだけしか出来なかった。

 ところどころ知らないことがあったり、ボカされていることはあったが、王都で起きたことを知った時…。

 

 レイナースは心底、ツアレを羨ましいと思った。

 そして彼女の様になりたいとも。

 魔導国に仕える者が手に出来る幸せを求めて、レイナースは心から忠実に働くことを決めたのであった。

 

 なお、彼女の預かり知らぬことではあるが…。

「なんだ、仲良くなっちゃったのか。できれば殺し合って欲しかったなー。失敗失敗」

 とはレイナースの心から敬愛するルプスレギナのお言葉であったそうな。

 

●奴隷の少女と、お勉強の始まり。

 所変わって帝国に所属する、とある村。

 

「売られるですか? 奴隷だから仕方無いです」

 とある村に奴隷の少女が居た。

 ティという奴隷の娘で生まれながらの奴隷、タニアと言う。

 

 奴隷の子供は地域によって二種類に扱われ、主人の持ちモノという場所と、奴隷の数少ない財産という場所に別れる。

 だがこの場合はどちらも同じだろう。

 この年、村が貧乏になったので売られることに成ったのだ。

 

「できれば良い主人に買われるのが良いと思ったです。結果的に幸せが来たのです」

 タニアは村を出てから、どうにもならない事があるのと、諦めても意味が無いことを理解した。

 彼女が売られたのは理不尽な理由であったが、その結果、買われた先は金持ちだった。

 メンツもあるので食うに困らないだけ食事をだされるし、村に居た頃よりも良い生活をしているくらいだ。

 

「ほーさく貧乏ですか? 意味が判んねーです」

 勉強が出来るようになった今でも理解が出来ない。

 成人したばかりの若旦那付きの奴隷になり、勉強を教えてくれる先生が何か言っていたが、全く理解できなかった。

 

 商品作物が豊作過ぎて、他所と狙いが被って大損をしたと言うのは判る。

 だが、知識と実体験は異なるというか、幸福と不幸がいっぺんに訪れたことで意味が判らなくなった。

 何が幸福で、何が不幸なのかが判らない。

 ただ判るのは、何が起きるか判らないのだから、諦めてはいけないと言うことだけだ。

 

 楽観論ではなく、極限の悲観論からタニアは自分が幸せだと思うことにした。

 諦めなければ何でもできる。

 自分はゼロから出発したのだと、そう思うことにした。

 

 死ねば躯に成るだけ、それは誰でも同じではないか。

 ならば諦めずに、今を愉しむのが良いのである。

 

 今の所は悪い運命ではない様で、努力した分だけはちゃんと回収できている。

 若旦那の代わりに叩かれる為であったが、勉強することもできたし。

「タニアは頭が良いね。私の代わりに面倒を片付けてくれる」

「若旦那の為ではねーです。全部自分の為なのです」

 モノ覚えが良いと判ってからは、若旦那の代わりに宿題を片付けることで美味しい物も貰えるように成った。

 夜の営みの訓練は、体の小さいタニアには相変わらず苦手であったが、他のことで気に入られることになってからは優しく扱われるようになった。

 

「タニアは可愛いね。ずっとうちに居ると良い。可愛がってあげるからね」

「若旦那…。出来た嫁を見付けると良いです。その人を大事にするといーですよ」

 そのうちに若旦那は妓館やらに行き出したので、良くできた奴隷だと可愛がられるだけになったのも大きいだろう。

 流石にタニアも若旦那の正妻になれるなんてちっとも思っては居ない。

 せいぜいが追い出されない程度に、お女中か、お妾さんの一人に成って苦労せずに食って行ければよいなーなんて思っていたのだ。

 

 そうして過ごしていた時、タニアのもとに何度目かの転機が訪れた。

 帝国と魔導国に交易が始まり、町で一番である若旦那の店も出入りが許されるようになったのだ。

 暫くすると向こうの政策を真似るように成り、タニアの町でも労役が始まった。

 

 この時から、タニアには目標が生まれたのである。

「我こそ最後。帝国最後、魔導国最後の奴隷タニアなのです」

 自分を買い戻し、仲間達を買い戻し…。

 いつか自由になった奴隷たちと共に、大きな商売をやってやろうと思うのであった。

 




 と言う訳で、今回は帝国から人材が魔導国へ流れて行くお話です。
ロウネさんは陛下の身代わりで髪の毛が薄くなる役目に飛ばされ、レイナースさんはメイドさん系エージェントにジョブチェンジ。
二人とも苦労しながら地元民代表として頑張ってくださることになります。
 最後の方でオリ主のタグに合わせて、タニアちゃんが登場。
魔導国の労役やら学校やら、食事風景とかにスポットを合わせる役目に成ります。







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