
プロブロガー
と、やけにウェスルナビを持ち上げるブロガーが最近増えているのですが、
個人的には、ウェルスナビは資産運用の最適解ではないと考えています。
決してウェルスナビを dis りたいわけではないのですが、
「AI がやってくれるからすごい!」
「インフルエンサーたちが勧めているから信用できる!」
と脳死で流されないためにも、
警鐘を鳴らす意味で、
個人的なウェルスナビに対する見解を述べていこうと思います (=゚ω゚)ノ
ちなみにボクは投資信託積み立て派 (インデックス投資) なので、
インデックス投資との比較目線で考えていきます。
急にウェルスナビが流行りだしたワケ
仮想通貨への興味が薄れている
つい半年前は資産運用といったら "仮想通貨" だったのではないでしょうか。
異常な熱狂にやられて、
仮想通貨で初投資チャレンジしてしまった人も多いのではないでしょうか。
※ボクは投資信託派を貫いていたのでガン無視していましたが (=゚ω゚)ノ

"仮想通貨" というワードに対する人気度ですが、
2018 年 9 月現在では、
絶世期 (2018 年 1 月) と比較すると1/10 に落ち込んでしまい、
世間の仮想通貨に対する興味はすっかり薄れてしまったように見えます。
仮想通貨アフィリエイトはオワコンの様子

プロブロガー
と散々煽りながら、
仮想通貨でアフィリエイト報酬を得ていたブロガーたちですが、
※自サイト経由で口座開設されると報酬が入っていた
ここで暗雲が立ち込めてきます。
仮想通貨アフィリエイトの現状
- bitFlyer(ビットフライヤー)が金融庁から業務改善命令を受け、新規口座作成を取りやめた
- 「仮想通貨アフィリエイト自体を NG にしたほうがよい!」という規制案が作られつつある

次に目をつけたのがウェルスナビ

プロブロガー
と煽りに煽りまくって、
新規口座開設のアフィリエイト報酬を得ていたブロガーたちですが、

プロブロガー
と次に目をつけたのがウェルスナビなのです。
自サイト経由でウェルスナビの口座開設してもらうだけで、
2,900 円もアフィリエイト報酬をゲットできるのですよ。
仮想通貨アフィリエイトがオワコンになった以上、
そりゃみんなこっちに流れるわな\(^o^)/

プロブロガー

プロブロガー
将来年金がもらえなくなる可能性がある!!
※注: そんな根拠は一切ない

プロブロガー
こんな煽りをして、
「資産運用するならウェルスナビ!!」
「ウェルスナビなら AI が勝手に運用してくれる!!」
とそれっぽいことを追記しておけば、
情弱読者はイチコロでしょう。
こぞって皆がウェルスナビを勧めるようになったのには、
こんな背景があるわけですよ。
仮想通貨アフィは儲からなくなったので、次のターゲットはウェルスナビのようです

実際のところウェルスナビってどうなの?
手数料が高い
ボクもウェルスナビは投資対象として考えたことあったのですが、
手をつけなかった大きな理由に手数料の高さがあります。
ウェルスナビの場合、
預かり資産の 1% が手数料 (年間) として取られてしまいます。
投資をしたことがない人が 1% と聞いてもピンとこないかもしれませんが、
1% は高いです (`・ω・´) キリッ
ウェルスナビは年間で 2 〜 5% 程度の利益を狙っていくサービスに見えますが、
そこから 1 % も手数料として利益を減らしてしまうのはとても痛いです。
※対してインデックス投資の手数料 (信託手数料) は 0.2% くらい
ウェルスナビのことを、

プロブロガー
と紹介しているブロガーの方もいますが、
これは無知の極まりでしょう。
無理やり良さげな紹介をして、
アフィリエイト報酬を得ようとする魂胆が見え見えですし、
投資に対して無知なのもバレバレです。

ウェルスナビは投資代行である
WealthNavi の資産運用アルゴリズム
ウェルスナビから提供されている "WealthNavi の資産運用アルゴリズム" を見てみると、
投資対象は ETF (上場投資信託) が主力となっています。
つまり、ウェルスナビがどういうサービスかというと、
自分のリスク許容度に応じて他の投資信託を代理で購入してくれるサービスだということです。
あくまで株式・債券を選んでいるのは、
ウェルスナビが代理購入している先のファンドの人たちです。
ウェルスナビが自力で AI を駆使して、
数ある株式・債券から最適なものを直接選んでいるというものではありません。
そして、代理購入する ETF の本来の手数料は、
米国株 (VTI) の場合だとたった 0.04% です。
他の銘柄も似たような手数料です。
それをウェルスナビ経由で購入すると、
0.04% → 1% にまでも膨らんでしまっているわけですね。
25 倍です ((((;゚Д゚))))
代理購入してくれているとはいえ、
中間マージン取りすぎだと思いませんか・・・。

※ETF は SBI 証券などで口座開設すると、自分で購入できます。
リスク許容度の設定によってはノー利益の可能性
ウェルスナビでは本人の志向によって、
リスク許容度を 1 〜 5 を設定することができます。
ウェルスナビのリスク許容度
- リスク許容度 1: 超堅実にいきたい (ローリスクローリターン)
- リスク許容度 5: ガンガン攻めたい (ハイリスクハイリターン)
端的にいうとこんな感じです。
とはいえ、ウェルスナビ自体がローリスクローリターンサービスなので、
あくまでウェルスナビ内に限った "ローリスローリターン / ハイリスクハイリターン" です。
手数料 1% の高さは、
このリスク許容度の設定値によって、
今後の収益に大きく響いてきます。
リスク許容度によるポートフォリオ
- リスク許容度高く設定する (4 〜 5)
→ 株式の比率が高くなる - リスク許容度低く設定する (1 〜 2)
→ 債券の比率が高くなる
ものすっごく単純な分散投資のロジックになっています。
※こんなの AI とかロボ使わなくてもやれるわ\(^o^)/
このとき懸念点となってくるのが、
リスク許容度によって、
株式と債券の比率が激変してしまうことです。

上図のように、
ウェルスナビのシミュレーションでリスク許容度を 1 (相場が極端な上下に自己資産はあまり引きずられたくない) とした場合、
債券 (米国債券、物価連動債) の比率が非常に高くなります。
債券は株式と比べると、値動きが緩やかであるため、
損失が緩やかである代わりに、利益も緩やかなのが特徴です。
例えば、米国債券 (AGG) の場合、
3 年間の年率が 1.65% のため、
ウェルスナビの手数料を差し引いたらほとんど利益が残らないわけですよ(´・ω・`)
参考: iシェアーズ・コア 米国総合債券市場 ETF - BlackRock
リスク許容度を低く設定してしまった場合、
債券比率が高くなってしまうことにより、
せっかくの利益が手数料 1% に相殺されてしまう、
あるいは手数料のせいで利益がマイナスになってしまう恐れがあるということです。
もったいない (´・ω・`)
深く考えずにウェルスナビでお任せ投資をしてしまうと、
本人の意識しないところで、
利益のない資産運用をさせられる可能性があるということです。
リスク許容度を低くすると、手数料 1% が重くのしかかってきます

まとめ
ウェルスナビ自体は巷の投資商品と比べると、
ローリスクローリターンで、
非常に堅実なサービスの印象です。
銀行・郵政で売っているような詐欺のような投資商品と比べると全然マシと言えるでしょう。
ただし、最良の投資手法というわけではありません。
ウェルスナビに向いている人
- ローリスクローリターンで堅実な資産運用をしてみたい
- でも深く考えたくない
- 考える・調べることすらしたくないので
- 高めの手数料を払ってでも
- とにかく資産運用を始めてみたい
つまり、ウェルスナビは超情弱向けサービスということです。
そして、ローリスクローリターンの投資手法は他にもあるわけで、
ウェルスナビが最適解ではないというわけではないのです。
たとえば、ボクがやっているインデックス投資なんかも、
ローリスクローリターンの手法に該当します。
インデックス投資の概要
- 低コストでかつ、世界経済の指標に沿った投資信託を選定
- SBI 証券 の自動引落を利用し、毎月積立をしていく
- 手数料は 0.2% ほど
※詳細説明はここでは省くので気になる人は各自調べてみてください (=゚ω゚)ノ
投資信託で簡単に分散投資
投資信託でも銘柄選択をお任せでやってくれる商品もあります。
例えば "三菱UFJ国際-eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)"がこれに該当します。

引用元: eMAXIS Slim 目論見書
これ 1 つの中に、
国内株式・先進国株式・新興国株式・国内債券・先進国債券・新興国債券・国内リート・先進国リート
の 8 資産が含まれています。
この "三菱UFJ国際-eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)" を購入するだけで銘柄選定 & 分散投資までしてくれるというわけですね。
初心者のほったらかし投資にピッタリですね ( ・ㅂ・)و ̑̑
しかも手数料 (信託報酬) は 0.17%!!
こやつも SBI 証券 も自動引落 & 毎月積立が可能です。
インデックス投資の参考書籍
- 本を一冊読むとか
- ネットで投資について調べてみるとか
こんなほんのちょっと努力をするだけで、
ウェルスナビ以上に良い投資商品に出会える可能性もあるわけです。
そして、ブロガー・アフィリエイターが異常に勧めている以上、
それなりの裏事情があるということも忘れないようにしましょう。
2017年末あたりは、
「まだ仮想通貨してないの?」
と散々煽りながら、
超ハイリスクハイリターン商品の仮想通貨を勧めていたくせに、
仮想通貨アフィリエイトの旨味がなくなった途端、
ローリスクローリターンのウェルスナビを勧め始めるとか、
節操なさすぎじゃないですかね (#^ω^)ビキビキ
↑↑これがこの記事で 1 番言いたかったことである (=゚ω゚)ノ
自分の大事なお金ですから、
盲目的に彼らのポジショントークを間に受けるのではなく、
自分でしっかり勉強した上で資産運用を始めましょうね (=゚ω゚)ノ