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バンコク、香港、マレーーシアとアジアの熱帯魚大国で絶大な人気を誇るジャイアントグルーパー。 しかし日本への本格的輸入はごく最近のことで国内での飼育情報は極めて少ないのが実情です。 現在でも僅かなインドネシア便とタイから入る大きめの個体が少数輸入されるに過ぎず唯一、原産地イリアンからの直通チャンネルを持つ上海錦魚園が国内で最も多くの個体を取り扱っていると思います。 そこで、多くのユーザーの方から飼育について情報提供のご依頼を頂きましたのでここで知りうる限りの情報をお伝えする事に致しました。 正直申し上げてジャイアントグルーパーの飼育について確定的なノウハウは殆んど持ちません!! なぜならこの種が初入荷したのは10年以上前の事でしたが以降は数える程度の入荷しか無かったためデータの蓄積がほぼ皆無なのです。 日本では数量的に話題にのぼるような輸入が始まったのがつい2~3年前のこと。 しかし海外にはすでに専門店まで存在し“BumblebeeGrouper”で英語検索しますとかなり多くの情報が閲覧出来るのですが多忙なため解読に至っていないというのが正直なところです。 輸入数的には国内で最も多くの輸入実績を持つ上海錦魚園ですのでお客様からの情報も含めて総合的に判断しますと現状では“バラマンディ”(パーチ)やダトニオ等と同等の環境ということに尽きます。 塩分より硬度が重要でサンゴ砂を敷いた飼育環境が適しています。 失敗された方の多くは外観が海水魚を強く連想させるため強迫観念?から“荒塩”を多く添加して恐らく硫黄等の他成分による中毒死を招いたりカルキ抜き成分を含む人口海水を使用して落魚させるケースがあまりにも多い。 また、大食漢なので面白がってエサをやり過ぎて吐き戻しを引き起こさせることで急激にアンモニア濃度が上昇し一晩で死に至らせる例も見られます。 サンゴ砂を使用したアルカリ性水質ではアンモニアは無害なアンモニウムに変換されず残留してアンモニア中毒を招きます。 これを少しでも防ぐにはアンモニアを無害な物質に変換してくれる濾過バクテリアが安定して活躍している環境が必須になるのです。 以上が最近のお客様からの意見によるフィードバックです。 実際は塩分濃度が原因で落魚させている例は少なく多少の塩分濃度変化は問題無さそうですがくれぐれも塩を添加する際はカルキ抜きの入っていない人口海水でお願いします。 以上、お役に立ちますでしょうか? ディスカスにせよゼブラプレコにせよ以前には生かせておくことすらままならず手探りでの飼育から始まりましたが現在では誰もが飼育繁殖を楽しめるまでになりました。 ただ、そこに至るまでには多くの熱心な愛好家や業界プロフェッショナル達の犠牲的チャレンジ精神と並外れた探究心があったからこその現在がある事を忘れてはならないと思います。 そしてこの“ジャイアントグルーパー”も然り。 未知の野生生物飼育を克服する事に夢とロマンを感じてしまうのは私だけなのでしょうか? |
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