白山登山届 12月から未提出者に罰金
白山の火口周辺に入る際に提出が義務付けられている登山届について、県はことし12月から提出しなかった登山者に対して罰金を科すことにした。
県では登山者の迅速な安否確認につなげようと去年7月、白山での登山届の提出を義務付ける条例を施行した。条例では火口域から4キロ以内に立ち入る場合、登山口のポストやインターネットなどを通じて登山届の提出を義務付けている。今回、県ではその登山届について新たに規定を設け、無届けや虚偽の内容を届け出て火口域から2キロ以内に入った場合、登山者に対して5万円以下の罰金を科すことにした。県によると、ことし4月から8月までに登山届を提出したのはおよそ3万3千人で、条例施行前の1.6倍になっている。新たな罰則規定については登山口での看板やチラシなどで周知を図りたいとしている。
2018.09.23 12:52