手を繋がない2歳児に私が教え続けた大切な事3つ

1人で歩けるようになったのが1歳半と、周りの子たちよりも遅かったうちの2歳児。

だけどその分、歩き始めたら、とにかく歩く事が楽しくて大好きになったみたいで、日に日にたくさん歩くようになりました。

その楽しさを知ってしまったせいか、外出中に

「ママと手を繋ごうね」

とその小さな手を握っても、何度も振り払ってぐんぐんと歩いていってしまうようにもなりました。

完全なる、手繋ぎ拒否!

だけど、私も親として、息子がまだ小さいうちは、手を繋ぐ事の大切さを教えなければいけません。

あれこれ迷いながらも、とにかく何度も息子に教え続けた、大切な事。

そしてそれが数ヶ月経って、しっかりと実を結んだお話です。


2歳児が外で手を繋いでくれない

小さな子供が母親と手を繋いで、子供の歩幅でゆっくりと歩いている姿って可愛いですよね。

まだ自分が母親になる前、特に妊娠中なんて、外で見るそんな光景に、いつもほっこりとした気持ちをもらっていました。

「私もいつか、あんなふうに小さな手を握って、お外を歩くんだろうなぁ」

と。夢見ていました。

・・・が!

甘かった・・・

繋がない・・・

子供って、そんなに簡単に手を繋がないんだね。

最初から手を繋いで歩いてくれる子なんてほんの一部で、街中で見るきちんと手をつないで歩いている子は、案外もう大きな子(3、4歳)たち。
お友達の子供も、息子と同年代の子はみんな元気いっぱいで、1人でグングンと歩いて行っちゃう子が多い。

2歳児って・・・繋がないんだね・・・!

2歳児が外で手を繋がない理由

●歩く事がとにかく楽しい
●外の世界は興味のあるものばかり
●片手を持たれるとバランスも取りにくい

勿論、これ以外にも、きっともっといっぱい理由はあるんだと思います。

だけど、うちの2歳児の様子を見ていると、大きく分けてこの3つでした。

長い間はいはいをしていた息子にとっては、歩けるようになった事がそれはもう嬉しくて、フラフラと左右に揺れながらも一生懸命、楽しそうに歩いていました。

そんな時に、ママが手を握って、行き先を制限する。

「いや!」

「あっちに行く!」

こう思って当然ですよね。

だけど、こっちだって、本当に危険な事からは子供を守らないといけない。
遠くに行っちゃったら迷子になっちゃうし、車道に飛び出したら車とぶつかっちゃう。

言葉が出るのも遅かったうちの2歳児でしたが、こちらの言っている事が伝わっているのは分かっていたので、私も、根気よく、何度も何度も息子に教え続けました。

2歳児に私が教え続けた事3つ

  1. 車にゴッツンすると痛くなっちゃうね
  2. パパがいない時には、ママは抱っこは出来ないよ
  3. 手を繋いでくれるとママは嬉しい。ありがとう

全部、特別な事じゃなくて当たり前の事なのですが、それでも息子の目を見て、毎回、何度も、繰り返し伝えました。

1人で走って行って車にぶつかっちゃったらとっても痛い思いをするし、
かと言って抱っこをねだられても、毎回私も抱っこばっかりしていられない。
(重たいお買い物袋とか持ってる日もあるの!)

本当は自由に歩きたいし、走りたいし、あっちこっち探検したいんだよね、それはちゃんと分かってるよ。
だけど、ママと手を繋いで歩くのって、息子を守るためにも大切な事なんだよ。

そんなふうにお話をしても、やっぱり手を振り払われる事だって多かったけれど、ある日、本当に、ふとした時に、

「あれ?そういえば、最近は嫌がらずに手を握ってくれてる事が多いな」

って気付いたんです。

ある日いきなり、じゃなかったと思います。
本当に、私の方が、ふと、気付いたら。

たかが2歳児。されど2歳児。
私が思っているよりももっと、実は色々な事が分かっているのかもしれません。

本当は、自分の好きなように歩いて行きたいけど、手を繋ぐ事が大切だって言うのなら。
そうするとママが喜ぶのなら、そうしてみようかな、って思ってくれていたら嬉しい。

そうやって、パパにもママにも、周りのお友達にも思いやりを持って接する事が出来る子になってくれたら、本当に嬉しい。

最後に

子供に何度も何度も教えても、どうしても上手くいかない事もあります。
イヤイヤ期もそこに混じると、もういっぱいいっぱいになっちゃう事だってあります。

だけど、こうしてきちんと実を結ぶ事だってある。

どんな結果になっても、根底に子供を思う気持ちさえあれば、何かを伝え続けるという事は意味がある事だと、私は思います。