ボーカリスト琴音の音楽旅
「読書の秋」「芸術の秋」でも1番は!? 神保町で古本と女子グルメ巡り
2018年9月22日 00:00
猛暑の夏が過ぎ、思ったよりも早く来た秋の訪れ。食欲の秋、芸術の秋、読書の秋、といわれますがそのすべてを堪能できる街、神保町に行ってきました! 都営三田線の神保町駅で下車して、このエリアに勤める1番下の妹を呼び出してランチに向かいました。オフィス街でもある神保町なので、13時過ぎのいわゆるランチタイムを少し外しての時間帯です。
末妹が最近気に入っているというラーメンとかき氷のお店「ねいろ屋 神保町店」に連れて行ってもらいました。ねいろ屋がある錦華通りは、最近美味しい麺類のお店が多いそうで、「うどん 丸香」や、つけそばの「神田 勝本」もオススメだそうです。「ねいろ屋」はもともと荻窪のお店で、こちらは支店になるそうです。
末妹に言われて、気になっていた「瀬戸内レモンラーメン」と「瀬戸内しょうゆらーめん」、かき氷は「瀬戸内レモンミルクと尾道いちじく」と「ミルクセーキ」を注文しました。瀬戸内レモンラーメンは、爽やかな程よい酸味で、鶏ベースのサッパリスープはゴクゴク飲めてしまいます。お酒を飲んだあとに食べたい! 麺はストレートな冷麦のような麺で、するすると食べられます。トッピングは鶏胸肉とレモンが乗っていて、レモンも完食。酸っぱいもの好きにはたまりません。
もう1つの瀬戸内しょうゆらーめんは、濃厚ないりこ出汁が効いていてまったく違う世界観。こちらはこちらで美味しい~~っ! こちらもスープをいくらでも飲めてしまいます。ネギは青ネギ。サイズはどちらのラーメンも女性が食べて丁度いい感じのサイズです。
きれに完食したあとに「きゃー!!」かき氷さまがやって来ました! 瀬戸内レモンミルクに尾道いちじくのソースのかかったかき氷は、爽やかなレモンミルクのふわふわかき氷と、ほんのり苦味のある尾道いちじくのソースのバランスが絶妙! もっとレモンミルクの酸味がきついかと思っていたけれど、まろやかで美味しい! ミルクとレモンのマリアージュ! そして、ミルクセーキは少しジャリジャリした食感で懐かしいお味。玉子のお味がノスタルジックな世界に私たちを誘います。
ムシャムシャとかき氷が減っていくなか、もう1つの「女峰いちごミルクかき氷」も気になる! ということでこちらも注文。余裕で食べられる自信がありました。到着してやっぱりテンション上がる~~! いちごの粒が大きい! ひと口食べればもう天国! 天使のラッパが私たちの頭上に鳴り響く~~! いちごミルクってもう、鉄板やん。まずいわけないやん。しかも氷ふわふわやん。女子の夢詰め込み過ぎでしょう!
この「ねいろ屋 神保町店」はラーメン屋さんではありますが、カフェのような内装で女性1人でも入りやすい雰囲気です。実際、女性1人で来店している人もいました。
ラーメンとかき氷を満喫して、少し腹ごなしに歩いていると妹に「お茶の水のヴィレッジヴァンガード行ったことある?」と聞かれ、まだなかったので行くことに!
雑貨なども取り扱う本屋「ヴィレッジヴァンガード」は日本全国各地にあり、私も大好きなお店ですが、この神保町からほど近いお茶の水店は初めて! 妹は何冊か漫画を購入し、私もこのサブカル的な空間を堪能しました。そして、さらに近所の本屋さんに入ったりしているうちに昼休みの時間が終わり、妹は会社に帰っていきました。
ここで私は、以前神保町に来たときに訪れた古本屋「書肆ひぐらし」を目指します。画家の金子國義先生の「美術倶楽部ひぐらし」の隣にあり、以前こちらを訪ねたのですが閉店中で、隣の「書肆ひぐらし」で数冊画集を買ったのでした。「書肆ひぐらし」の店主・有馬さんと金子先生は生前、懇意にしていたらしく、そんなお話も伺ったのでした。
そして、名前と住所をそのときに記帳したら、後日手書きのブックリストとコラム付きのダイレクトメールが届きまして。また再訪しようと思い、今回の神保町ツアーに至ったわけでございます。着いて早々、「こんにちは」と有馬さんに声をかけると早々に「みかん食べます?」と。
みかんを食べながら、以前来店しダイレクトメールをいただいたことを伝えると、「あぁ~~! 琴音さん! 分かりますよ! また来てくださったのですね!」と大変喜んでくださいました。この日も残念ながら隣の「美術倶楽部ひぐらし」はお休みで、「書肆ひぐらし」でまだ持っていなかった金子國義先生の画集を数点、ほか最近ハマっている中国史や古代ギリシャと古代日本の関連性についての本などを購入。ほかのお客さまとも楽しくお話ししながらのショッピングになりました。偏ったマニアックな読書や絵の趣味を、語れる貴重な場所です。
そこから、休憩がてらコーヒーでもと、ウインナーコーヒーを初めて日本で出したという喫茶店「ラドリオ」に行きました。レトロでシックな店内は、ここが日本だということを忘れそうになります。名物のウインナーコーヒーは、甘過ぎない生クリームとコーヒーの苦味がベストマッチ。優雅なコーヒータイムにひたることができました。
そして、あれだけラーメン、かき氷と食べたのに神保町に来たらやはりどうしてもカレーが食べたい! 個人的にカレーという食べ物が大好きなので、この神保町というカレーの聖地に来てカレーを食さずに帰るということができるか! 否! わしにはできぬー!! ということで、カレーの名店「エチオピア」へ。
シンプルにチキンカレーを注文。もはや説明もいらないくらいの有名店ですね。さまざまなスパイスが調合されたカレーは油っこくなく、むしろヘルシー。スパイス自体、漢方や薬膳効果がありますもんね。相変わらず美味しいです。
大好きなカレーを食し、大満足でその夜の仕事に向かったのでした。神保町という街は、本好きにとってはまさに聖地。しかし、それ以外にも文房具や画材、スポーツ用品店の立ち並ぶ小川町も近く、さまざまなことに特化したエリアな気がします。
神保町グルメも満喫し、食欲の秋、芸術の秋、読書の秋、すべてを網羅できました。涼しくなってきた今日このごろ。神保町で好みの古本屋さんで本を物色し、グルメに舌鼓をうち、レトロな喫茶店でコーヒーを嗜む。そんなお休みもわるくはないのでしょうか。
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