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【芸能・社会】

「大杉漣さんのすべて映ってる」 遺作「教誨師」完成で光石研、熱弁

2018年9月22日 紙面から

完成披露試写会で、大杉さんのジャケットを着用して登壇した光石研=東京都千代田区の神楽座で(坂本亜由理撮影)

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 2月21日に66歳で急逝した俳優大杉漣さんが初プロデュース・主演した映画「教誨(きょうかい)師」(佐向大監督、10月6日公開)の完成披露試写会が21日、東京都千代田区の神楽座で行われ、出演した玉置玲央(33)、古舘寛治(50)、光石研(56)、烏丸せつこ(63)らが舞台あいさつを行った。

 大杉さん演じる牧師が6人の死刑囚と対話する姿を通して、生きる意味を問いかける物語。

(左から)五頭岳夫、烏丸せつこ、光石研、古舘寛治、玉置玲央、小川登、佐向大監督

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 親交の深かった光石は大杉さんの墓参を済ませてから舞台あいさつへ。大杉さんから贈られたジャケットを着て「大杉さんと一緒にここに来ている」と強調。涙をこらえながら「以前、映画は映っているものしかない、俳優の気持ちや精神は映らないと偉そうなことを言っていた。すいません。この映画には大杉さんの魂や気持ちがすべて映っている。大杉さんの顔や手も全部映っている。俳優大杉漣をたくさん浴びて帰ってください」と呼びかけた。

 佐向監督も「数年前から大杉さんと映画を作ろうと話していた。現場ではサラダまで自分で作ってくれて、すごい良い雰囲気で撮影できた。プロデューサーや主演以上にいろいろ支えてくれた」と感謝した。

 

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