蒸留所直伝! ジンを最高に味わうコツは「15秒」にある
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このところ、アメリカではにわかにジンの人気が高まっています。
樽での熟成がいらないため、蒸留所にとってはありがたい傾向かもしれません。新しく蒸留所をオープンした場合、ウィスキーなら発売まで何年もかかるのに対し、ジンはすぐに売り出すことが可能です。
それに、ジン作りの工程はクリエイティブ。メーカーによって、使う薬草や果実は千差万別です。そのため、世の中に同じジンは存在しないと言っても過言ではありません。基本的にはフレイバーの付いたウォッカですが、その製造工程にはかなりのクリエイティビティの余地があるのです。
先日、オーストラリアはヒールズビルにあるFour Pillarsに訪れ、ジンの一連のラインナップを試飲しました。ワイン用のブドウを使用したユニークなジン、Shirazもありました。
ジンそのものも興味深いのですが、同社がすすめてくれた飲み方も興味深いものでした。
ジンの飲み方
1. まず、ジンを1ショット注ぎます。ショットグラスをいっぱいにする必要はなく、口を満たせる量であれば構いません。
2. 次に匂いをかぎ、使われている薬草の種類を確認します。そして、一気に口に含み、口を閉じたまま15秒間、舌の上に保ちます。
3. そこで文字通り、舌の上で休ませてください。舌の上で転がしたり、空気に触れさせたりする必要はありません。ただ口の中に保っておけばOKです。
4. 15秒後、口の中のジンを飲み込み、息を吐きます。このとき、ジンに含まれる味のひとつひとつを口の中で感じられるでしょう。
飲み方を知ってジンの味を楽しもう
一風変わった飲み方ですが、効果は絶大なので試してみてください。
私はFour Pillarsのジン全種類を飲みましたが、1つだけ厳しかったのがNavy Strengthというジン。アルコール度数58.8%は、さすがにちょっと強すぎました。
それ以外は口の中が焼けるようなこともなく、上記の飲み方でしかわからないたくさんの味を感じることができました。初めて飲んだお酒の味が手に取るようにわかるなんて、ほかの方法では無理だと思います。
ジン通になりたいあなたは、ぜひお試しを!
Image: Lifehacker US
Emily Price - Lifehacker US[原文]
訳: 堀込泰三
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