また、その質問に対して、どのように応えればいいでしょうか?
質問の内容は、その人のレベルと経験によって違います。
この記事では、技術的な質問以外を説明します。
本記事の内容
- よくある質問と回答例
- 自分から面接官にする質問例
よくある質問と回答例
志望動機について
素直に、自分の想いを伝えましょう。
今までの職歴・経歴について教えてください
この記事では省略します。
これまで、一番苦労したプロジェクトについて教えてください。
素直に、自分がやってきたことを伝えましょう。
苦労した点と、それをどう乗り越えたのかをセットで話しましょう。
今後、どんな仕事をしていきたいですか?
でも、常に現場に関わって、手を動かし続けたいと思います。
御社では、どういった仕事ができそうですか?
「でも、常に現場に関わって、手を動かし続けたいと思います。」
この一文は、自分がやりたいことに置き換えて下さい。
「具体的に、やりたいことを説明しなさい」と言っているサイトもありますが、私はそうは思いません。
なぜならば、数年後には、使われている技術は変わっているからです。
もし、2008年ぐらいに、「ガラケー開発をやりたい」と言っていても、数年後にはガラケー携帯開発は無くなっていました。
(当時は、ガラケー開発はものすごく人気でした。)
もし、2010年ぐらいに、「データセンターでサーバー管理をしたい」と言っていても、数年後にはその仕事はほどんと無くなっていました。
今ではAWSなどを使ったクラウド開発が一般的だからです。
そのため具体的な何かを例に出して、キャリアプランを伝える必要はありません。
将来のことはわからないと伝えた上で、抽象的な回答をしましょう。
ただ、技術革新の早さについても合わせて説明した方が、相手により伝わりやすそうです。
一方で、「どういう変化があっても、私は変化についていける人間です。」と伝えることは重要です。
そこはシッカリと相手に伝えましょう。
あとは、自分の質問である「御社では、どういった仕事ができそうですか?」から、話を膨らませていくと、有意義な面接になりそうです。
最近、どういった技術に関心がありますか?
応募先に関連するような技術について、あらかじめ勉強していおいて、それを伝えるのがいいと思います。
応募先が使っている技術については、求人をみればわかります。
そこで、DockerやAWSを使っていれば、それについて一通り勉強をしてきましょう。
全ての技術を理解しておく必要はありません。
自分がその技術に興味を持てた点と、現状での理解を伝えられたら十分です。
勿論、元々、自分が感心を持っている技術があれば、それについて話すのもいいと思います。
入社後に、弊社でどのように活躍できそうですか?
まずは、与えられたポジションで、シッカリと成果を出したいと思います。
ただ、慣れてきたら、リーダー職としてのバリューを出したいと思います。
「リーダー職としてのバリューを出したい」
この一文には、自分がこれから就くポジションに置き換えて下さい。
将来に関することは、多少は曖昧な返答でもいいと思います。
ただ、入社してから一歩一歩、地道にやっていく意志はハッキリと伝えましょう。
ご自身の性格面での強みと弱みについて
性格の強みは、3つぐらいは考えておきましょう。
合わせて、それを仕事にどう活かせるかもセットで考えるべきです。
具体的なエピソードも一緒に説明できると、なおよしです。
具体例をここに書いておきます。
仕事が終わった後や、土日に英語の勉強をして、TOEICで600点を取りました。
そういった努力は、組織にもよい影響を与えるはずです。
そのため、周りからは「お母さん」と呼ばれていました。
チームの雰囲気をよくして、プロジェクトを成功させることには自信があります。
具体的には、ライトニングトーク、シャッフルランチ、Uniposの導入などを提案しました。
Uniposについてはこちらを読んでみて下さい。
性格の弱みは1つで十分です。
でも、合わせて、その弱みをどのようにカバーしたかも伝えるようにしましょう。
以下に具体例を挙げておきます。
マイナス面とプラス面をセットで話せるようにしておきましょう。
ただ、それでは駄目だと思ってSlackで通知機能を使ってMTGの5分前には通知を送るようにしました。
結果として、自分だけでなくMTGに遅れがちな同僚も合わせて、MTGに遅れないようにしました。
休みの日は何をしていますか?
自分の趣味の中で、ウケがよさそうなものを説明するといいです。
それとは別に、休日にも勉強していることも伝えましょう。
自分から面接官にする質問例
- もし、自分が採用された場合に、自分が働くチームはどんな感じですか?
- みんなの残業時間は、どれぐらいですか?
- エンジニアの評価制度は、どういった感じですか?
- 御社の今後の方向性を教えて下さい。
- 仮に入社させていただけた場合、当面直ぐにやるべき業務を教えて下さい。
また配属される部署・チームの課題、目標を教えて下さい。 - 御社は、どうしてその言語とフレームワークを選んだのですか?
- ソースコードのリリースフローはどんな感じですか?
- コミュニケーションツールは何ですか?
- サーバーはAWS、Azureなどのクラウド系を使っているか、それともオンプレミスか?
- ソースコードのレビュー方法はどうしているか?
- テストコードを書いていますか?また、どれぐらいの量を書いているか?
- ER図やUMLなどは書いていますか?
- 英語は使いますか?
質問は、時間の許す限りするようにしましょう。
話していて、「何か違うかも?」と思うこともあるかもしれませんが、入社後にそれがわかるよりはマシです。
面接であることを忘れて、お互いにイチ技術者として話す方がいいと思います。
面接はお互いが理解しあう大切な場です。
応募者だからといって、変に遠慮をする必要はありません。
入社後に後悔のないよう、色々なことを話しましょう。
Good luck for your engineer life!