今年も残すところ100日となりました。
正確には、2018年9月23日午前0時をもって、2018年の残り日数が100日(2400時間)を切ります。
10月1日には年賀状の販売も始まります。年賀状、お歳暮、おせち、しめ飾り、大掃除、年越しそば・・・年末になってから慌てないように今から計画的に年越しの準備をしましょう。
というわけで、「犬の年」にあたる2018年がもうすぐ終わりますので、棒グラフの問題を出題いたします。
問題
2018年が残りわずかであることを図で表すために、Excelで次のような縦棒グラフを作りました。365日(365本の棒)のうち、前半の265本と後半の100本の色を変えています。このように色分けするにはどうすれば良いのでしょうか?
解説
まずは、基本的なことを解説します。
たとえば、次のようなグラフを作ったとします。これは、2年分(24か月)のデータを棒グラフにしたものですが、前半の1年間と後半の1年間の区切りがわかりにくいです。そこで、右側の12本の棒の色を変えたいと思います。
しかし、縦棒グラフで系列を選択して、塗りつぶしの色を変えるとすべての棒の色が変わってしまいます。
棒を1本だけ選択することは可能ですが(ゆっくり2回クリックする)、1本ずつ選択して色を変えるのは面倒です。
このグラフは、数値データが1列(C列)しかないので「1系列のグラフ」です。(1系列のグラフについて、詳しくはファンダメンタルExcel Program9-3の動画参照)
棒グラフを1系列として作ると、全部の棒を選択するか、1本だけを選択するかしかできません。
そこで、右にずらして2列にします。
グラフの範囲(データソース)も2列にします。2系列となるため、2色のグラフとなります。
- グラフの範囲=データソースの変更について、詳しくはファンダメンタルExcel 9-5の動画参照
- 複数系列について、詳しくはファンダメンタルExcel 9-24の動画参照
しかし、よく見ると青色の棒は左に寄っていて、赤色の棒は右に寄っています。
通常の棒グラフでは、2系列にすると棒の数も2倍になります。
棒の数が2倍にならないようにするには、グラフの種類を、積み上げ縦棒グラフに変更します。
これで完成です。12本ずつ色を一括で変えることも可能です。
このように、棒グラフの棒がたくさんあって棒の色を変えるのが面倒な場合は、複数列に分けて入力します。2色にする場合は2列にします。3色の場合は3列です。
そして、積み上げ棒グラフを作ります。
以上のことを踏まえて、最初の問題を考えてみましょう。
前半の265日と後半の100日は2列で入力します。(C列とD列)
(途中省略)
(途中省略)
2系列のグラフとします。グラフを挿入するときには、普通の棒グラフではなく、積み上げ棒グラフにして2系列を積み上げます。
解説は以上です。
今年もあと100日。100日あればわえなびの動画でExcelをマスターして、棒グラフの色分けも簡単にできるようになりますよ・・・という宣伝です。
動画版はこちら
この記事の元ネタは、わえなび実力養成講座「Excel新演習5」Program 5-11 の特訓問題です。
ちなみに、Excelのグラフの動画は全部で56本あります。すべて無料公開しています。ぜひご覧ください。
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