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逆転CSへ森監督、8戦全勝へ「向かうだけ」 小熊&又吉9失点炎上も

2018年9月22日 紙面から

DeNA-中日 2回裏1死、桑原に勝ち越しソロを許した小熊(中嶋大撮影)=横浜スタジアムで

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 クライマックスシリーズ(CS)進出をかけた「9番勝負」は惨敗で幕を開けた。中日は21日、DeNA戦(横浜)で1-9と大敗。同カード無敗だった小熊が6失点、2番手の又吉も筒香に特大3ランを浴びた。手の打ちようのない負けっぷりで、森繁和監督(63)も「明日に向かうだけ」とさばさば。切り替えて、残り8戦-。

 5回を終えて8点のビハインド。あまりの大差に、無情に降りしきる雨。さすがに好調な打線も反発する意欲はそがれていった。勝負の残り9戦の大事な大事な初戦は、まさに完敗だった。

 試合終了後、森監督は淡々としたものだった。「1点差で負けるのも、10点差で負けるのも一緒。もう明日に向かうだけ。今日のことは今日で終わり。明日のことで頭はいっぱい」。DeNA・加賀の引退セレモニーがあったため、球場を後にしたのは試合終了から30分が過ぎた頃だった。報道陣の前に姿を現した際は、もういら立ちは収まっていた。

 誤算は先発の小熊だった。DeNA戦は今季2戦2勝。通算でも無傷の5連勝と好相性だ。だが、「勝負球が甘かった」と悔やんだように、この日は思うような投球ができなかった。初回から失点を重ね、雨脚が強くなった4回、完全に捕まった。

 緩くなったマウンドに制球は狂わされた。「関係ない」と小熊は否定したが、足元を気にしてマウンドを蹴る姿は象徴的だった。朝倉投手コーチも「マウンドさばきが少し弱々しいところがあった」と証言。4回はソトへの四球を皮切りに、不運な2点タイムリー内野安打もあって、あれよあれよと4点を失った。結局4イニング6失点に終わり、「何とか最少失点で粘りたかった…」とうなだれた。

 5回には2番手の又吉が、1死を取る間もなく筒香に3ランを浴びた。「外は合わせられると思ったので、内角を突いていったけど…」。ボール1個分ほど甘く入った。結果は勝負を決定付けられる痛恨弾。「その後、無失点だったのを考えると、本当にチームに申し訳ないことをした」と唇をかんだ。

 手を打つ間もなく投手陣は失点を重ねた。好調だった攻撃陣も、見事なほどに空転した。7安打放ったものの、1イニングに2本出たのは8回の1度だけという散発だった。

 

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