2018年09月20日
ステレオガール / ベイビー、ぼくらはL.S.D. (Mini Album)
チャットモンチーのラストライブに一緒に行った先輩から教えてもらって、MV見て速攻CD買う。5人組ガールズバンド。10代限定の未確認フェスティバルの準グランプリになって、知名度上がってきての一部店舗ですが会場以外に流通する盤のリリースに至ったようですが、ああ、これはすごい。
今の時点でこの完成度、なのに「出来上がった」感は皆無。現状で相当なレベルにまで達しているのにそれでも一聴して「こいつら伸びしろの塊じゃねえか」とわかる音。
そして音や歌詞の端々から匂ってくるふてぶてしさ。「ぼくらはわかくてうつくしい」って曲、何の比喩もなくそういう歌詞だよ。人すげえ舐めてそうな、人生ちょろいとか思ってそうな感じがたまらなくいい。
本当はそうでなくても、是非頑張ってそういう感じでやっていってほしい。今の日本そういうのいないんだもの。いや、たまにいるけどそういうのに限って音がその態度についていってないんだもの。
もう完全にそれ行ける音なんだから、そういうロールも背負って突き進んでほしいのですよ。
マジでその伸びしろで、先発組をすごい勢いでまくって、てっぺん取りそうな感じもありありで、でもひとつ懸念があるとすれば、こういうバンドは上まで行く前に内部でいろいろ揉めて分解しがちなので、人のことは舐めてもいいけどメンバー同士はリスペクトで。よろしくどうぞ。
で、未確認フェスティバルの入賞者見てると、女の子比率の高さがすごいなあと思って。実際自分が最近いいなと思う若手も女子分多めで。
これは何ぞと考えてみたところ、ボカロ経由で米津玄師みたいになりたいコース等、他の道が多様化した結果として、バンドシーンがJリーグできた後のプロ野球みたいになってんじゃないかという気もするのです。
でも、別にその分女の子が面白い音作ってくれれば問題ナッシングです。ボカロ経由の男子にも頑張ってアンテナ張ります。