SDカードなどの寿命はそれほど長くない | 明日、天気になぁれ

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こんばんは・・今日の広島は晴れ後曇りの一日・・やはり暖か一日でした。

 

さて・・今、デジカメなどでSDカードがよく使われているし、スマホやタブレットではその超小型版のマイクロSDカードを使うことが多いと思います。

 

もともと、SDカードより大きかったCFカードを小型化したのがSDカードですが・・

 

他にも類似のものとして、USBメモリ・・その他のメモリカードも同じ技術を使ったものです。

 

さて・・けんさんのスマホで、データを保存する操作をすると必ずエラーが出るのですね・・不思議なので・・SDカードを外して、パソコンに取り付けて、普通に読み込むと読み込める・・ところが、保存や削除の操作はエラーになり、受け付けません。

 

そう、SDカードのフラッシュメモリが寿命に達し、書き換えができなくなっているのです。

 

もともとメモリには、パソコンのメインメモリに使われているランダム・アクセス・メモリ(RAM)と、これもよく使われるメモリですが、読み出すことができるが、書き込んだり削除ができないリード・オンリー・メモリ(ROM)がありました。

 

RAMは最初からパソコンのメインメモリに使うことを想定してあり、現在のパソコンのメモリもこのメモリの改良型です・・非常に高速で読み書きでき・・頻繁に書き換えがあっても消耗しません。ただ、電源が無いと記憶(記録)を保持できず・・パソコンの電源を入れる都度、ハードディスクやSSDからプログラムやデータを読み込む必要があります。

 

一方ROMは、内容を読むことしかできませんが・・電源を切っても内容が消えません・・

 

このROMを改良して、ある程度の書き換えや消去ができるようにしたのが、フラッシュメモリです。

 

そのため、パソコンのメインメモリのようにものすごい回数書き換えられては寿命がすぐに来てしまいます。

 

フラッシュメモリはデジカメのカードやUSBメモリにも使われますが・・最近、ハードディスクより高速で読み書きできる記憶装置として注目されているSSDにも使われています。

 

ただ、フラッシュメモリは何の工夫もしなければ、書き換え回数が千回程度で寿命になります・・千回といえば多いようですが・・例えば、全体の目次を記録している部分などは、何か書き換えがある都度書き換えられるので、すぐに寿命に達します。

 

SSDでは、コントローラの半導体が、特定の場所のみに書き換えが集中しないようにコントロールして、メーカー保証で3年とか5年の寿命を達成しています。使い方によりますが、もっと持続することも多いです。

 

それに対し、SDカードなどは、それほど複雑なコントロールはしていません・・よって、意外と早く寿命が来るものです。

 

よく、デジカメの写真をカードに入れっぱなしという使い方をしている人がいますが、カードが寿命に達するリスクを考えると、やはり、パソコンや光ディスクへバックアップしておく方が安心です・・消えてからではどんなに慌てても戻りませんからね。

 

けんさんのスマホのSDカードはパソコンにバックアップしていたので、新しいSDカードを入手して、交換すれば大丈夫です。

 

しばらく、SDカード無しで使うので・・使えない機能がいくつかあります・・

 

なお、SSDに使われるフラッシュメモリは、SLCタイプ、MLCタイプ、TLCタイプと現在では3通りの方式があり、SLCは一カ所に1つのデータのみ記録できます・・読み書きが高速で、耐久性が10万回と信頼性も高い反面、容量が小さく高価です。

 

MLCは、一カ所に2つのデータが記録でき・・SLCに次いで読み書きが早く、耐久性は1万回で、これはコントローラの制御により、5年くらいの寿命を実現します・・少し前までは主流の方式でした・・けんさんが使っているSSDは、このMLCタイプです。

 

そして、TLCは、一カ所に3つのデータが記録でき、一番容量が大きくできます・・耐久性は千回から2~3千回と非常に少ないのですが・・これもコントローラの制御で、メーカーの言い分ではやはり3~5年の保証を付けている物が多いです。そのままでは速度は遅いのですが・・これも制御を工夫して、MLCタイプとほぼ同じ速度を実現しており・・最近のSSDは、このTLCタイプが多くなっています。

 

デジカメのカードなどはどの方式か明示されていませんが、TLCが多いようです・・しかも制御をSSDほどきめ細かく行ってないので、比較的寿命は短いとされます。

 

以前、あるメーカーのSDカードがMLCタイプだと公になり、そのカードは非常に人気が出たのですが、途中からTLCへ変わったようです。

 

何でもですが、光ディスクも消える可能性が常にあります・・ハードディスクは故障すれば、全データが消えるリスクがあります・・デジタルデータは常に消えるリスクと隣り合わせです。

 

重要なデータなどは複数のバックアップをとっておくと安心です・・1つがだめでも、別のバックアップから復旧できるからね。

 

業務用のコンピュータなどは常にバックアップを取るような仕組みになっており、システムがダウンしてもデータは消えないように工夫されています。

 

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