シロッコ手習鑑

高卒シニアが放送大学の心理と教育コースで学んでいます。人間と文化コースにも興味があります。学んだことを基に自分の考えを組み立てて伝えていきたい。

投資信託の積み立て比率を変える理由(外国株式・S&P500・NYダウ)

目次

スポンサーリンク

投資信託を積み立てほったらかし

2015年から投資信託の積み立てをしています。積み立てを始めた当初の比率は次のとおりでした。

  • 国内株式インデックスファンド 1/4
  • 外国株式インデックスファンド 1/4
  • 国内債券インデックスファンド 1/4
  • 外国債券インデックスファンド 1/4

この比率にしたのは、「債券価格が上昇すると株価は下落し、債券価格が下落すると株価は上昇する」ということから、株式と債券を1/2とする。

為替相場を考慮して、それをさらに1/2とした訳です。この比率で積み立てをして、ほったらかし。一年に1度くらい、リバランスをして常に1/4のバランスを保つつもりでした。

ところが、思うとおりにはできません。国内債券は利率が低すぎるので手放しました。たまたまピークに売り抜けて、それなりの利益がありました。

外国債券はFXのようなもので、若干のマイナスを覚悟でこれも手放しました。他に新興国に手を出したこともありますが、強いものにお金があつまり、強いものが勝つのが資本主義だと考え、手放しました。

日本の人口減少は止まらず、無理に株価を引き上げようとして日銀が介入しても、これを続けるわけにはいきません。トランプ相場で上昇したとき国内株式は売却しました。

残ったのはアメリカを中心とする投資信託。優秀な人があつまり、人口も増え世界を支配している国、それはアメリカです。現在のところは、外国株式・S&P500・NYダウに投資をしています。

人間に欲望がある限り、世界の経済は成長する

預金より、株配当の方が利回りはいいのですが、ギャンブルの要素があります。情報の量、集中している時間など、素人が単体株に投資するのは無理があります。

そこでインデックス投資です。インデックスとは日経平均やTOPIXなど、株式の相場の状況を表すための株価指数です。株価指数と同じ割合で株を保有していればもっている株価は株価指数と同になる訳です。個人でそれをやるのは大変ですが、証券会社が投資信託として管理してくれますから、そのお世話になるのです。

インデックス投資は平均です。多くの会社に分散していますから、「玉子はひとつのカゴに盛るな」を実行してくれます。それと、平均をバカにしてはいけません。プロのファンドマネージャーでもなかなか勝てないのです。さらに、勝ち続けるというのは至難の業なのです。

インデックス投資には投資信託とETFがあります。ETFは自分で売買手続きをしなかればなりませんが、投資信託は積み立ての申し込みをしていれば毎月積み立てをしてくれます。結果として、勝手に「ドル・コスト平均法」になりますから楽ちん。 

忘れてならないのは配当があること。配当さらに再投資してくれます。人間の欲望が消えない限り、世界の経済は成長し、配当を生み出してくれます。

均等割合で良いのか(外国株式・S&P500・NYダウ)

現在、投資信託を保有しているのは、アメリカを中心とした外国株式・S&P500・NYダウの3種類。運用会社はニッセイ、大和投資信託、アセットマネジメントなどバラバラです。

現在、この3銘柄を均等に積み立てていますが、均等で良いのでしょうか。

それぞれどんな投資信託なのか紹介してみます。

  • 外国株式 (先進国)
    「MSCI-KOKUSAIインデックス」と同じになるのを目標に運用しています。
    22か国、1,318銘柄。アメリカ(65.27%)、イギリス(7.30%)、フランス(4.04%)、カナダ(3.98%)、ドイツ(3.73%)、その他(15.67%)とアメリカ中心。アップル、マイクロソフト、アマゾンなどが含まれています。
    (参考:学ぼう!「MSCI-KOKUSAIインデックス」の魅力 | 特集 | 楽天証券

    f:id:sirocco:20180921061938p:plain

    (Yahoo!ファイナンス「インベスコMSCIコクサイ・インデックス」より)
  • S&P500
    アメリカのニューヨーク証券取引所、NYSE MKT、NASDAQに上場している銘柄から代表的な500銘柄。

    f:id:sirocco:20180921061507p:plain

    (Wikipedia「S&P 500 Index」より)
  • NYダウ
    S&P ダウ・ジョーンズ・インデックスが、アメリカのさまざまな業種の代表的な銘柄を選出した株価指数。「ダウ工業株30種平均」。30銘柄は「ダウ平均株価 - Wikipedia」で分かります。

    f:id:sirocco:20180921063850p:plain

    (Wikipedia「Dow Jones Industrial Average」より。注:縦目盛りが対数表示) 

外国株式が1,318銘柄。S&P500が500銘柄。NYダウが30銘柄ですから、分散から言えば外国株式が有利です。

基準価格の変化率を比較

外国株式インデックスを積み立てたのが2015年2月から、その後に2016年09月に iFree NYダウが出来て、さらに2017年08月から iFree S&P500が出来ました。

三つがそろって1年が経過しましたので、その基準価格の変化率を比較してみます。 

f:id:sirocco:20180921042812p:plain

 (マネックス証券「ファンド検索」より)

1年前に投資したとすると基準価格は次のようになります。

  • NYダウ   24.09%
  • S&P500 21.44%
  • 外国株式   15.46%

 利益からすると、NYダウ > S&P500 > 外国株式。

分散からすると、外国株式 > S&P500 > NYダウ。

今後の運営方針

元気な会社に絞るとが成長が多きそうです。

今までは、外国株式(1):S&P500(1):NYダウ(1)と等分に積み立ててきました。

これからは、外国株式(0.5):S&P500(1):NYダウ(1.5)の比率で積み立てるつもりです。