阿武町長イージス反対表明で防衛相は…
萩市と阿武町にまたがる陸上自衛隊むつみ演習場にイージス・アショアを配備する国の計画で、20日、阿武町の花田町長が反対を表明したことを受け、小野寺防衛相は、21日、まずは適地調査を進めることが必要との考えを示した。小野寺防衛相「配備にあたっては住民の皆さまがたに影響が出ないよう設計し運用することが大前提だ。まず、電波あるいは様々な環境の影響については当然しっかりとした調査があって、その内容を説明して理解いただくと。これが前提になると思う」。小野寺防衛相は、このように述べ、阿武町の花田町長が、むつみ演習場へのイージス・アショア配備計画に反対を表明したこと受けて、まず適地調査を進めて、地元に説明する考えを示した。その上で、配備計画については、その必要性を改めて強調した。一方、阿武町の花田町長は21日、交通安全を呼びかけるパレードの出発式に参加した。花田町長「こういうなんていうかな、田舎の良さというかね、こういったことを本当にいまからもずっと続けていきたいんだよね。あの施設(イージス・アショア)は、そぐわないなと思うね」。花田町長は、イージス・アショア配備計画について、当面、村岡知事や萩市の藤道市長と協議する予定はないという。藤道市長は、国の防衛政策には一定の理解を示していて、現時点で計画の是非は判断しないとしている。
2018.09.21 20:19